【開発ストーリー】ブレインスリープ ピロー

【開発ストーリー】ブレインスリープ ピロー

こんにちは。開発担当です。 「ブレインスリープ ピロー」は、脳と睡眠研究によって生まれた枕で、『スタンフォード式 最高の睡眠』のメソッドを集約した唯一無二の枕として、ブレインスリープの看板商品となっています。 今回は「ブレインスリープ ピロー」ができるまでのストーリーをお話させてください。 「世界最高峰」と言われるスタンフォード大学の睡眠研究 ブレインスリープ創業者兼、最高研究顧問である、西野精治(にしの・せいじ)先生は、睡眠研究において「世界最高峰」と言われるスタンフォード大学の医学部教授であり、同大学睡眠生体リズム研究所(SNCL)所長でもあります。 西野先生との出会いから「ブレインスリープ ピロー」の開発は始まります。 黄金の90分の重要性 睡眠には、“ノンレム睡眠(脳も体も熟睡している状態)”と“レム睡眠(体は休んでいるが、脳は起きている状態)”の2種類があります。 このような“ノンレム睡眠”と“レム睡眠”が、一晩に4~5回繰り返され、睡眠の前半3時間は深いノンレム睡眠が多く、明け方に近づくにつれ、レム睡眠が多くなっていきます。 その中でも入眠直後の眠りはじめの90分間に訪れるノンレム睡眠が深くなることで、眠気をより開放するだけでなく代謝ホルモンが促進されることがわかっており、すっきりした朝を迎えられる良質な睡眠に繋がります。この入眠直後の眠りはじめの90分間を、西野先生は「黄金の90分」と呼んでいます。 また、黄金の90分の睡眠の質を高めるには、身体内部の深部体温をコントロールすることも重要で、人には「皮膚温度」(皮膚など体の表面の温度)と「深部体温」(脳や臓器など体の内部の温度)があり、皮膚温度と深部体温の差が縮まると眠くなります。 起きている間は、深部体温が上がって皮膚温度との差が開いている状態ですが、入眠する時は手足からの放熱によって深部体温が下がり、皮膚温度との差が縮まることで、入眠モードに切り替わります。 その放熱をスムーズにするため、枕においては脳を冷やすことが有効であることもわかっています。 そして、先生があるときに仰ったこの言葉から「ブレインスリープ ピロー」の開発は始まります。 「日本には、理に叶った枕がない」 睡眠の質を高める「通気性・フィット感」 こうして始まった「眠りはじめの90分にこだわった、脳を冷やす枕」の開発プロジェクトですが、様々な寝具メーカー様が日々開発を行ってらっしゃる中でも日本には無いというくらいですから、開発も一筋縄ではいきません。 そもそも脳を冷やすには、どんな素材を使えば良いのか。 そんな時に出会ったのが、『エコ・ワールド』の特許取得の編成樹脂と技術です。 特許取得技術を持つ『エコ・ワールド』との出会い とあるご縁から、大分県にある『エコ・ワールド』の特殊グレードポリエチレン樹脂と、その樹脂を糸状に溶かし、編み込みながらスプリング状にしていく特許技術「編成樹脂網状構造体(へんせいじゅしあみじょうこうぞうたい)」と出会いました。 黄金の90分の質を高める通気性 この構造は20年以上前から『エコ・ワールド』が研究開発し続け、通気性・耐久性に優れた職人技の技術です。 この時「この素材と技術なら、眠りはじめの90分にこだわった、脳を冷やす枕を実現できる」と思ったのです。 黄金の90分の質を高めるために必要不可欠な脳の温度を下げる通気性に関しては、ポリエチレン樹脂を編み込むことで、90%以上が空気層となり、抜群の通気性を確保することができました。...

【開発ストーリー】ブレインスリープ ピロー

こんにちは。開発担当です。 「ブレインスリープ ピロー」は、脳と睡眠研究によって生まれた枕で、『スタンフォード式 最高の睡眠』のメソッドを集約した唯一無二の枕として、ブレインスリープの看板商品となっています。 今回は「ブレインスリープ ピロー」ができるまでのストーリーをお話させてください。 「世界最高峰」と言われるスタンフォード大学の睡眠研究 ブレインスリープ創業者兼、最高研究顧問である、西野精治(にしの・せいじ)先生は、睡眠研究において「世界最高峰」と言われるスタンフォード大学の医学部教授であり、同大学睡眠生体リズム研究所(SNCL)所長でもあります。 西野先生との出会いから「ブレインスリープ ピロー」の開発は始まります。 黄金の90分の重要性 睡眠には、“ノンレム睡眠(脳も体も熟睡している状態)”と“レム睡眠(体は休んでいるが、脳は起きている状態)”の2種類があります。 このような“ノンレム睡眠”と“レム睡眠”が、一晩に4~5回繰り返され、睡眠の前半3時間は深いノンレム睡眠が多く、明け方に近づくにつれ、レム睡眠が多くなっていきます。 その中でも入眠直後の眠りはじめの90分間に訪れるノンレム睡眠が深くなることで、眠気をより開放するだけでなく代謝ホルモンが促進されることがわかっており、すっきりした朝を迎えられる良質な睡眠に繋がります。この入眠直後の眠りはじめの90分間を、西野先生は「黄金の90分」と呼んでいます。 また、黄金の90分の睡眠の質を高めるには、身体内部の深部体温をコントロールすることも重要で、人には「皮膚温度」(皮膚など体の表面の温度)と「深部体温」(脳や臓器など体の内部の温度)があり、皮膚温度と深部体温の差が縮まると眠くなります。 起きている間は、深部体温が上がって皮膚温度との差が開いている状態ですが、入眠する時は手足からの放熱によって深部体温が下がり、皮膚温度との差が縮まることで、入眠モードに切り替わります。 その放熱をスムーズにするため、枕においては脳を冷やすことが有効であることもわかっています。 そして、先生があるときに仰ったこの言葉から「ブレインスリープ ピロー」の開発は始まります。 「日本には、理に叶った枕がない」 睡眠の質を高める「通気性・フィット感」 こうして始まった「眠りはじめの90分にこだわった、脳を冷やす枕」の開発プロジェクトですが、様々な寝具メーカー様が日々開発を行ってらっしゃる中でも日本には無いというくらいですから、開発も一筋縄ではいきません。 そもそも脳を冷やすには、どんな素材を使えば良いのか。 そんな時に出会ったのが、『エコ・ワールド』の特許取得の編成樹脂と技術です。 特許取得技術を持つ『エコ・ワールド』との出会い とあるご縁から、大分県にある『エコ・ワールド』の特殊グレードポリエチレン樹脂と、その樹脂を糸状に溶かし、編み込みながらスプリング状にしていく特許技術「編成樹脂網状構造体(へんせいじゅしあみじょうこうぞうたい)」と出会いました。 黄金の90分の質を高める通気性 この構造は20年以上前から『エコ・ワールド』が研究開発し続け、通気性・耐久性に優れた職人技の技術です。 この時「この素材と技術なら、眠りはじめの90分にこだわった、脳を冷やす枕を実現できる」と思ったのです。 黄金の90分の質を高めるために必要不可欠な脳の温度を下げる通気性に関しては、ポリエチレン樹脂を編み込むことで、90%以上が空気層となり、抜群の通気性を確保することができました。...

ブレインスリープのものづくりへの想いとこだわり

ブレインスリープのものづくりへの想いとこだわり

累計売り上げ16万個を突破した、ブレインスリープの看板商品『ブレインスリープ ピロー』。脳と睡眠研究によって生まれた枕で、皆様の睡眠の質を高めるために様々なこだわりが詰め込まれています。 この記事では、そんなこだわりの詰まった6つの製造工程と、地球環境に配慮したサステナブルな活動をご紹介します。 ブレインスリープ ピローの故郷『エコ・ワールド』 『ブレインスリープ ピロー』は、自然豊かな大分県玖珠町にある『エコ・ワールド』の工場で製造されています。そこで行われている、6つの製造工程と最後に行われる秘密の工程をご紹介します。 工程1:チップを溶かして液状にした後、細い糸状に固める 枕に使用されている素材は、独自に開発しているポリエチレン樹脂です。まずは、企業秘密の機械でポリエチレン樹脂を溶かして液状にした後、細い糸状に固めます。 工程2:特許技術でポリエチレンを編み込む! 1999年から『エコ・ワールド』が研究開発し続けた、透水性・通気性・耐久性、色、形状に優れた独自の特許技術により、編み込みながらスプリング状にしていく「編成樹脂網状構造体(へんせいじゅしあみじょうこうぞうたい)」という構造にします。 この時、同時にオーダーメイドを超えるフィット感を実現する3層9グラデーション構造も構築。その後、お米の産地でもある大分県の不純物の少ないきれいな軟水で冷やしながら成形します。 【POINT】社外秘の特許技術で3層9グラデーション構造を実現 <製造機械担当者> 「『ブレインスリープ ピロー』は、タテが3層構造、ヨコは9層グラデーションになっているため、部分ごとに糸の太さや密度を変えることで、柔らかさを調整しています。製造するには繊細な温度管理が必要なため、その日の気温など、いつも気を配っています」 工程3:数cmのズレをもなくすために熟練の職人が裁断 通常の枕は機械で裁断することが多いのですが、9グラデーションの『ブレインスリープ ピロー』は、数cmのズレがあるだけでも品質を損ねてしまうため、熟練の職人がひとつひとつ、グラデーションを手で確かめながら裁断。そのため、全ての製品がきちんと9つのグラデーション構造となり、高品質を保っています。 【POINT】職人技で、9グラデーションが誕生! <製造機械担当者> <製造・カット担当者> 「製品の特性上、1個ずつ切り分けるにはミリ単位の正確さが求められます。そのため機械ではカットできないので、私達が手作業で切り分けています。最初は境目がまったくわからなかったのですが、今は一瞬でわかります。社長からは「魔法のカッターだね」と言われています(笑)」 工程4:樹脂を安定させるため、裁断後72時間寝かせる ポリエチレン樹脂には伸縮があるため、裁断後72時間寝かせ、製品を安定させます。 工程5:職人がカット&熱処理 ひとつひとつ職人が目で確認しながらカット。さらに、カット面を何度も熱処理して滑らかに整え、肌触りを良くします。 時間や手間はかかりますが、全てのお客様に満足のいく商品をお届けするために、とても大切な工程となっています。また、カットした際に不要となるポリエチレンは、再度溶かして樹脂に加工するため、とてもサステナブルです。 【POINT】手作業による熱処理によって肌触りが良くなっています! <熱処理担当者>...

ブレインスリープのものづくりへの想いとこだわり

累計売り上げ16万個を突破した、ブレインスリープの看板商品『ブレインスリープ ピロー』。脳と睡眠研究によって生まれた枕で、皆様の睡眠の質を高めるために様々なこだわりが詰め込まれています。 この記事では、そんなこだわりの詰まった6つの製造工程と、地球環境に配慮したサステナブルな活動をご紹介します。 ブレインスリープ ピローの故郷『エコ・ワールド』 『ブレインスリープ ピロー』は、自然豊かな大分県玖珠町にある『エコ・ワールド』の工場で製造されています。そこで行われている、6つの製造工程と最後に行われる秘密の工程をご紹介します。 工程1:チップを溶かして液状にした後、細い糸状に固める 枕に使用されている素材は、独自に開発しているポリエチレン樹脂です。まずは、企業秘密の機械でポリエチレン樹脂を溶かして液状にした後、細い糸状に固めます。 工程2:特許技術でポリエチレンを編み込む! 1999年から『エコ・ワールド』が研究開発し続けた、透水性・通気性・耐久性、色、形状に優れた独自の特許技術により、編み込みながらスプリング状にしていく「編成樹脂網状構造体(へんせいじゅしあみじょうこうぞうたい)」という構造にします。 この時、同時にオーダーメイドを超えるフィット感を実現する3層9グラデーション構造も構築。その後、お米の産地でもある大分県の不純物の少ないきれいな軟水で冷やしながら成形します。 【POINT】社外秘の特許技術で3層9グラデーション構造を実現 <製造機械担当者> 「『ブレインスリープ ピロー』は、タテが3層構造、ヨコは9層グラデーションになっているため、部分ごとに糸の太さや密度を変えることで、柔らかさを調整しています。製造するには繊細な温度管理が必要なため、その日の気温など、いつも気を配っています」 工程3:数cmのズレをもなくすために熟練の職人が裁断 通常の枕は機械で裁断することが多いのですが、9グラデーションの『ブレインスリープ ピロー』は、数cmのズレがあるだけでも品質を損ねてしまうため、熟練の職人がひとつひとつ、グラデーションを手で確かめながら裁断。そのため、全ての製品がきちんと9つのグラデーション構造となり、高品質を保っています。 【POINT】職人技で、9グラデーションが誕生! <製造機械担当者> <製造・カット担当者> 「製品の特性上、1個ずつ切り分けるにはミリ単位の正確さが求められます。そのため機械ではカットできないので、私達が手作業で切り分けています。最初は境目がまったくわからなかったのですが、今は一瞬でわかります。社長からは「魔法のカッターだね」と言われています(笑)」 工程4:樹脂を安定させるため、裁断後72時間寝かせる ポリエチレン樹脂には伸縮があるため、裁断後72時間寝かせ、製品を安定させます。 工程5:職人がカット&熱処理 ひとつひとつ職人が目で確認しながらカット。さらに、カット面を何度も熱処理して滑らかに整え、肌触りを良くします。 時間や手間はかかりますが、全てのお客様に満足のいく商品をお届けするために、とても大切な工程となっています。また、カットした際に不要となるポリエチレンは、再度溶かして樹脂に加工するため、とてもサステナブルです。 【POINT】手作業による熱処理によって肌触りが良くなっています! <熱処理担当者>...

PICK UP

編集部のおすすめ

寝すぎで頭痛が起こる原因とは?タイプ別の治し方や予防策について

「寝すぎて起きたら頭痛がした。」という経験はありませんか? 睡眠には疲労回復の効果がありますが、実は必要以上の睡眠時間をとるいわゆる「寝すぎ」はかえって体に負担となり、身体の不調の原因となることがあります。 そこでこの記事では、寝すぎで起こる頭痛の種類や原因を解説し、さらにその治し方や予防策をまとめました。 寝すぎたときの頭痛のタイプと原因 寝すぎで起こる頭痛には主に、片頭痛(偏頭痛)と緊張型頭痛の2種類があります。 片頭痛の原因は完全には解明されていないものの、長時間睡眠による血管の拡張が原因で起こると考えられています。 それに対して緊張型頭痛は、長時間同じ姿勢で寝ることによる筋肉の緊張が主な原因です。 片頭痛 片頭痛は、目の奥から側頭部、もしくは頭全体にズキズキと脈打つような痛みが主な症状です。他にも、頭を前後左右に動かすと痛みが強くなる、光・音・においに過敏になりやすいなどの特徴があり、人によっては吐き気を催す場合もあります。 眠っているあいだは、自律神経のうち回復や修復をつかさどる副交感神経が優位になり、脳内の血管が拡張します。寝すぎによる片頭痛は、長時間睡眠により脳内血管が必要以上に拡張し、その周辺の神経が引っ張られるためだと考えられています。 緊張型頭痛 緊張型頭痛は、後頭部や頭部全体が締め付けられるような痛みが主な症状です。時間の経過とともに痛みが増す傾向にあり、首や肩のこり、軽いめまいを併発することもあります。 緊張型頭痛の原因は、筋肉の緊張による血行不良です。 同じ姿勢で長時間寝たり、寝相が悪いまま寝てしまったりすると、筋肉が緊張して血流が悪化。筋肉の血管が収縮して神経が刺激され、締め付けられるような痛みが発生します。 寝すぎたときの頭痛に対する治し方 寝すぎによる頭痛の原因は、片頭痛が血管の拡張、緊張型頭痛が筋肉の緊張による血行不良であり、その治し方も異なります。ここからはそれぞれの対処方法を確認していきましょう。 片頭痛は「冷やす」 血管の拡張によって起こる片頭痛を和らげるには、冷やすのが効果的です。 体温が上昇して血流が良くなると痛みが強くなるため、ズキズキと痛む部分や首の後ろを冷やしましょう。特に、うなじの中央のくぼんだ部分である「盆の窪」を、保冷剤や冷却シートなどで冷やすとよいでしょう。 誘発因子である光や音に過敏になっている場合は、暗く静かな場所で安静にするようにしましょう。 また、カフェインには血管収縮作用があるため、起床時にコーヒーや紅茶などを飲むと痛みを軽減できる可能性があります。ただし、飲みすぎは逆効果になる可能性もあるため、注意が必要です。 緊張型頭痛は「温める」 血行不良によって起こる緊張型頭痛を和らげるには、体を温めて血流を良くすることが効果的です。目や肩、首などを温めるほか、お風呂に入って全身を温めることもよいでしょう。また、軽い運動やストレッチ、マッサージで筋肉をほぐすと、痛みが和らぎます。 なお、慢性的な姿勢の悪さは血流を悪化させるため、普段から正しい姿勢を心がけるようにすることも意識しましょう。 そもそも寝すぎてしまう原因とは 睡眠が足りていない状態を「睡眠負債」と呼びます。 睡眠負債が溜まっていると、不足している睡眠を補おうとして週末などに長く寝てしまいがちです。 睡眠負債には睡眠の長さだけでなく質も関係しているため、普段から質のよい睡眠を十分にとることが大切です。 >>寝すぎてしまう原因は何?もしかして病気?解決策を知って快眠する方法 寝すぎの頭痛を予防する方法...

寝起きで首が痛いのは枕が原因?枕が合わないと出る症状や正しい選び方

昨晩まではなんともなかったのに、翌朝起きたら首が痛い…という経験をすると、いままで寝具に対してそこまで興味がなかった方でも、自分に合う寝具を検討したくなります。 この記事では、首の痛みが気になり、その原因は「枕が合っていないせいかも?」と思っている方に、首が痛くなる原因やその解決方法を詳しく解説しています。 枕が合わないことで首が痛くなる原因 真っ直ぐに立った姿勢(正常立位姿勢)のとき、首の骨は通常、背骨から頭を真っ直ぐ支えるために緩やかなS字を描くようにカーブしています。睡眠時にも、その背骨のカーブを自然な状態に保つことで、体の圧力が均等に分散され、血液が循環しやすくなります。 そこで重要なのが枕です。 枕には、睡眠中の頭や首を支えて首のカーブをサポートしたり、睡眠中の姿勢を整える役割があります。ですが高さや硬さの合わない枕を使用すると、頭や首をうまく支えることができず、無理な姿勢を長時間続けることになるので、睡眠中に首や肩周りの筋肉に大きな負担がかかり、こりや痛みが起こります。 また、横幅が小さすぎる枕は、寝返りを打ったときに枕から頭が落ちやすいため、肩こりや寝違えにつながる可能性があります。 枕が合わないと出る症状 合わない枕を使用することで起こる症状の代表は以下の4つです。 肩・首・腰・頭の痛み いびき ストレートネック 睡眠の質低下 それぞれ詳細を見ていきましょう。 肩・首・腰・頭の痛み 高さや硬さの合わない枕で眠ると睡眠中の姿勢が不自然になり、頭から首、肩周りにかけての筋肉に負担がかかってしまうため、肩・首・腰・頭の痛みやこり、寝違えの原因となります。 例えば、高すぎる枕を使うと頭が持ち上がるため、首や肩に負担がかかり、使い続けることで頭痛や首こり、肩こりなどの原因になります。 反対に、低すぎる枕では首とマットレスの間に隙間ができ、首だけで頭を支えている状態になるため、肩こりや首の痛み、呼吸のしづらさなどの原因になります。 また、首と腰にかけて背骨で繋がっているため、首に負担がかかることで腰にも影響が及ぶ可能性があります。特に体を支える筋肉が少ない方は、枕が合わないことで腰痛が起きやすいと言われています。 いびき 高すぎる枕で眠ると、気道が圧迫されるので、いびきをかきやすくなります。 首の自然なカーブをつくれる枕の高さは人によって異なりますが、華奢な方であれば5cm程度、体格が標準の方は6cm程度、体格のよい方は8cm程度の高さを目安に調整しましょう。 ストレートネック ストレートネックとは、スマートフォンの使用やデスクワークなど、生活習慣のなかで前傾姿勢が長時間続くことで、首のカーブが伸び、ストレートになった状態のことです。 人は睡眠中、ストレートネックでダメージを受けた首の修復をはかろうとしていますが、高さや硬さが合わない枕を使用していると、ダメージや疲労を回復するどころか、悪化させてしまう可能性があります。 下記記事では、ストレートネックの症状や簡単な診断方法、症状緩和に有効なストレッチなどをまとめています。気になる方はぜひあわせてご覧ください。 >>ストレートネック(スマホ首)の見分け方を紹介! 症状や対策枕の選び方も解説 睡眠の質の低下 自分の体に合っていない枕は、寝返りがしにくかったり、寝心地が悪くて逆に寝返りをし過ぎてしまうので、睡眠の質が低下します。「十分な時間寝たのに翌朝疲労感がある」「夜中に目が覚めてしまう」という方は、枕を見直してみましょう。...

理想の寝姿勢とは?仰向け、横向き、うつ伏せ寝のポイントを徹底解説

最近は“睡眠時間”の大切さだけでなく“睡眠の質”に注目が集まっており、良質な睡眠を得るために、“理想の寝姿勢”を考える人が増えています。そこで、寝姿勢の種類やそれぞれのメリット・デメリット、理想の寝姿勢などをご紹介します。自分に合った寝姿勢や適切な寝具を選んで、快眠を目指しましょう! 寝姿勢とは? “寝姿勢”とは、寝ているときの姿勢のことで、主に、仰向け、横向き、うつ伏せなどがあります。寝姿勢が崩れている場合、肩こりや腰痛、首の痛みのほか、寝起きのだるさなど、翌日の体調に悪影響を及ぼすことも。反対に、背骨が自然な状態の寝姿勢で眠ると、効率的に疲労回復でき、背骨の歪みを整える効果が期待できます。 日中は、デスクワークの方も立ち仕事の方も、同じ姿勢を取り続けて身体に負担をかけていることが多いため、睡眠時には理想の寝姿勢で快眠を得て身体の不調を解消することが大切です。 また、睡眠には免疫力の向上や精神の安定、記憶の整理や定着などの効果もあるといわれており、快眠によって頭がクリアな状態にリセットされ、仕事や日常生活のパフォーマンス(生産性)向上が期待できます。 人生の3分の1を費やすといわれている睡眠。せっかくなら整った寝姿勢で睡眠の質を高め、効率よく疲労回復しましょう。 寝姿勢の種類とメリット&デメリット 寝姿勢は主に下記の3種類に分けられます。 仰向け寝 横向き寝 うつ伏せ寝 どの寝姿勢にもメリットとデメリットがあるため、入眠時は、ご自身が心地よく感じる寝姿勢で寝て問題ありません。 肝心なのは、熟睡している際の寝姿勢と寝返りの打ちやすさです。一般的に人は一晩で平均20~30回寝返りを打つといわれており、寝返りを打つことで体液循環や背骨の歪み調節など、身体をリセットしています。 それでは、各寝姿勢の概要とメリット・デメリットをそれぞれご説明します。 仰向けは、リラックスした状態の寝姿勢 仰向けは、日本人に多い“平たい体格の人”向き。背中全体で体重による圧力(体圧)を支えるので、身体への負担が少なく余分な力も入りません。また、手足を動かしやすく体液循環がよいことから、筋肉がこりにくいといわれており、猫背の改善や防止が期待できます。 「睡眠時に仰向け寝の時間が多いことは、寝心地の良さをあらわしている」とされているほど、最も安定・リラックスできる寝姿勢です。 ただし、尾てい骨を圧迫しやすく、反り腰の方は腰への負担が大きくなりやすいので、寝返りが打ちやすいマットレス選びが重要です。ほかにも、舌が重力で落ち込むため気道が塞がれやすく、横向き寝に比べるといびきにつながるといったリスクが挙げられます。 メリット 体液循環が良くて筋肉がこりにくい 体圧が均等に分散されて負担が少ない デメリット いびきにつながることがある 反り腰の方は腰への負担が大きくなりやすい 横向きは、いびき予防に有効な寝姿勢 横向き寝は、肥満や扁桃腺肥大等で気道が狭くなっている方向きの寝姿勢です。舌が落ち込むことによる気道の妨げが起きにくいため、“いびきをかきにくく呼吸がしやすい”特徴があります。 また、腰の角度を自由に調整できるため、腰に負担がかかりにくいです。個人差はありますが、左側を下にすると消化系の臓器などに負担がかかりにくいともいわれています。 ただし、身体とマットレスの接する面積が小さく、体圧による血流の滞りが起きやすいため、長時間横向き寝の状態が続くと筋肉のこりや冷えの原因に。特に一方向で寝続けた場合は、身体の歪みや肩・骨盤の圧迫による痛みも生じやすいため、スムーズな寝返りをサポートしてくれる寝具を選ぶ必要があります。 メリット 呼吸がしやすくいびきをかきにくい...

寝ても寝ても眠いのはなぜ?一日中眠くなってしまう原因と対策を解説

「いくら寝ても頭がスッキリしない」「日中に眠くなるので仕事に影響が出てしまう」などの症状を誰しも一度は経験したことがあるかもしれません。十分な睡眠時間をとっているにも関わらず、日中眠くなるのにはいくつかの原因があります。 この記事では寝ても寝ても眠いと感じる方のために、原因や対処方法を紹介します。病気や疾患が隠されている可能性があるので、早めに対策を取りましょう。 寝ても寝ても眠い原因とは? 寝ても寝ても眠気が取れない原因は、睡眠時間や質の低下、精神的・身体的ストレス、アルコールの影響、潜在的な疾患など様々な要因が関係していますが、大きく以下の4つに分類できます。 日常生活の問題 病気・疾患の問題 女性ホルモンによる影響 季節の変化 いくら寝ても日中に眠くなる症状は単なる睡眠不足だけでなく、うつ病や甲状腺機能低下症など、基礎疾患が隠れている可能性もあるため注意が必要です。 ここからは、それぞれの分類について詳しくご紹介していきます。 日常生活の問題による影響 睡眠不足や環境による睡眠の質の低下により、日中に強い眠気を感じることがあり、仕事や日常生活に支障をきたしてしまいます。さらに精神的・身体的ストレスによって自律神経が乱れ、睡眠障害を引き起こすこともあるかもしれません。 具体的な要因についていくつか見ていきましょう。 日常的な睡眠不足 日本人の平均睡眠時間は世界的に見ても短い水準にあり、男女ともに「6時間以上7時間未満」が最も多い傾向で約53.7%、次いで「6時間未満」が約37.9%となります。 しかし、個人差はありますが一般的に適切な睡眠時間は、成人で6〜9時間が推奨されており、睡眠不足とされる方が多くいるのが現状です。さらに睡眠不足が続くと、「睡眠負債(睡眠の借金)」と呼ばれる状態となり、目覚めが悪い、日中の眠気が強い、体調不良、イライラするなどの症状が現れます。 参考:良い目覚めは良い眠りから 知っているようで知らない 睡眠のこと - e-健康づくりネット(厚生労働省) 睡眠不足による睡眠負債が続いた場合、日中に眠くなるのが当たり前のようになることも懸念点として挙げられます。 睡眠負債はまとめて一日たっぷり眠っただけでは解消できず、長期的な取り組みが必要です。睡眠負債は心身に悪影響を及ぼすため、早期に対策を立てるようにしましょう。 睡眠の質の低下 寝室の温度や湿度、照明、生活音などが適切でないと、質のよい睡眠を取れなくなります。例えば、寝室が暑すぎたり寒すぎたりすると、睡眠リズムが作れず眠りにくくなります。また、明るい照明や外部からの騒音も、脳が刺激されて安定した睡眠を妨げる要因になるため要注意です。 さらに、寝具の状態が悪いと、体が十分に休めず朝起きても疲れが取れないため、日中に眠くなってしまう可能性があります。このように、睡眠環境は質のよい睡眠を得るために重要な要素となります。 心理的なストレス 心理的なストレスとは、生活上の出来事や環境の変化などによって引き起こされる心理的な緊張、不安、焦りなどの心の状態のことです。 心理的ストレスは自律神経系に大きな影響を及ぼし、睡眠不足の原因となることがあります。通常、夜間は副交感神経が優位になり、リラックスした状態で入眠しやすくなりますが、ストレスが続くと交感神経が優位になります。 交感神経系が優位になると、脳の疲労回復に重要なノンレム睡眠(深い眠り)の時間が減少するため、十分な休息が得られず翌日の眠気や集中力の低下につながってしまうのです。...

NEW ARRIVAL

新着記事

CATEGORY

カテゴリー