逆転の発想から生まれた”マグマスパ”〜利用者年間200万人越えの革命的装置〜

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SLEEPHACK 特集
第2弾は、睡眠の質をあげる上で大事な「深部体温」というキーワードを軸に、”革命的装置「マグマスパ」”で年間200万人以上の人たちの体温を上昇させてきた株式会社マグマスパジャパン代表の小泉さんにお話を伺ってきました。 ■経歴

小泉 正太 / 1969.02.24生まれ

1987年 都立大島南高等学校海洋学科卒業

1988年 共同経営者とフィットネスアパレルメーカー 株式会社ウエザーコーポレーション設立

1993年 株式会社ウエザーコーポレーション代表取締役社長就任

2003年 株式会社ウエザーコーポレーション株式譲渡・代表取締役社長辞任

2004年 オリーブスパ設立出資メンバーとして参画

2005年 株式会社インタースパ取締役副社長就任

2005年 株式会社マグマスパジャパン設立

2009年 マグマスパスタジオinsea広尾本店オープン

2010年 insea麻布十番店オープン

2011年 insea六本木店オープン

2010年 株式会社ヒューマンデザイン代表取締役社長就任

2011年 ポパイパーソナルクラブ麻布十番店オープン

2014年 株式会社ホットステップ代表取締役社長就任

2016年 マグマスパ装置日本国で特許許諾

2017年 社団法人冷え性改善協会理事長就任

2018年 マグマスパ装置中国国内特許許諾

2019年 マグマスパ装置米国国内特許許諾

マグマ開発の背景

+1℃のエネルギー環境

弟のガンがきっかけで色々研究した結果生み出したのが、この体温を上げる事業です。ガンの対処法は多岐に渡りますが、その中でも「体温」に注目したのは、人間の自然治癒力の源が”体温”だったというところに繋がります。 ある時、体温が+1〜2℃の状態(38〜9℃台)が免疫力を司るパワーをMAXにしていると知りました。「え、じゃあうちの弟が抗がん剤を打ち続けて元気になり続けるためには、直腸温(深部体温)をあげればいいじゃないか!」となりました。そこで弟の深部体温を上げるにはどうしたらいいのかを考え、まずは自分の体で試しました。でも熱い風呂やサウナに入って体を温めても、直腸温は37.0~37.5℃にしかならず、体温+1℃まで上がらなかったのです。上がり切る前にのぼせる状態になってしまいました。 体を外部から温める方法がダメならば、他に人体という物質を温める方法は何か? と考えました。「…光で人間の体に熱を伝える方法はどうだろうか。地球に届く遠赤外線(太陽光戦)の力を強めることができれば…!」でも普通に太陽の光を浴びて体温が1℃上がるわけがないのです。そこで、どこまで熱エネルギーを上げれば体温が1℃上がるのかを調べました。 それは、”41.25℃”でした。41.25℃以上のエネルギー環境を作り出せばいいのです。例えば、外部体温36.5℃を+1℃の37.5℃にしたいとしますよね?その36.5℃にプラス1℃にしたいということをXとするならば、このXに人間の筋肉・脂肪という抵抗値の3.75℃を足した場合、41.25℃になる。

熱エネルギーの分析、そして葛藤

その41.25℃という温度を出すためにはどうしたらいいのかを考えました。世の中の自然界にあるもので熱を帯びたものは、その熱を反射しています。 その中で最も反射効率の高いもので、炭やセラミックなどの物質がありました。その炭やセラミックが反射する力というのは、約80%あると言われています。では、80%としたときに、41.25℃を出すには何度で温めたらいいのか。炭を50℃で温めたら、反射効率80%なので、40℃くらいの熱をエネルギーとして出すことになりますよね。つまり、52℃で温めれば、41.6℃になります。 単純に考えると、その52℃で温められている炭の上に人間を寝かせれば、41.6℃の熱エネルギーがもらえると思いますが、肌が炎症を起こしてしまう限界温度があり、うまくできませんでした。52℃で温めて我々の人体を晒しておいたら低温やけどになってしまいます。 人体には“46℃”という限界温度があります。これを越えると炎症を起こす可能性が高いということです。

[整理]

 ▪️52℃のエネルギー環境を作れれば、体温が1℃上がる41.25℃(41.6℃)を出せる。

 →しかし、低温やけどする。低温やけどの限界ラインは46℃。

 ▪️その46℃のエネルギー環境だと、36.8℃になってしまう。

 →人体が+1℃にならないので意味がない。

溶岩プレートとの出会い

では、別の考え方で反射効率を高めればいいのでは?90%以上の反射効率をもつ物質であれば、人体に温かさを伝える熱エネルギーを放つのではという考えになりました。しかし、希望の光は一旦途絶えました。 2ヶ月くらい、色々な研究をされている先生たちから少しずつヒントを頂いて、血眼になって調べた結果、遠赤外線の反射効率を90%まで含んだ物質はなく、事実として確認されていないという状況でした。でも私は逆にその状況に燃えました。 そうすると逆に世の中にあってもおかしくないと思い、誰も見つけていないなら自分で探し出してやると決意したのです。そこから更に2ヶ月経って、夏になったときにある出来事が起きました。私が当時河口湖の畔に別荘を持っており、そこにBBQをする機材がありました。そのBBQ機材の中に、富士山の溶岩を切ってプレート状にしたものがあって、それを使うことになりました。 知り合いの焼肉屋の社長がたくさんのステーキを持ってきてくれて、その場に30人くらいいて焼くことが大変になるから通常の鉄板も出して焼くことになりました。溶岩だと早く焼けないから、鉄板と溶岩の2つで分厚いステーキを一気に焼きました。そのときに、焼き方はレアがいいってリクエストが多かったので、先にレアを出すことになったのです。鉄板で焼いている肉の表面(焦げ目)を見て、レアで焼けたと思い切ってみました。すると、鉄板のほうは良い感じの焦げ目で良い感じのレア具合でした。ということは溶岩のほうも良いと思い、食べやすく切りましたがレアではなく、しっかり焼けていたのです…! つまり、溶岩の場合は熱伝導が強いので、表面が焦げないにも関わらず、中はしっかり焼けていたのです。 それを人間の肌に置き換えると…「ちょっと待てよ…!!」って閃きました。富士山の溶岩の切ったプレートを検査に出してみたら、遠赤外線の反射効率が93.2%もありました。この高い反射効率があれば、41.25℃のエネルギー環境に届くだろうと確信しました。 次にどうやって温めたらいいのかという課題が出てきたので、とりあえず実際に富士山の溶岩がある樹海に行ってみることにしました。 樹海にある溶岩の洞窟内は、外気より20℃以上温度が低いことがわかりました。しかも長い間ずっと染み込んでいる水分には溶岩のミネラル成分が溶けていたのです。 そこで、この富士山の樹海システムをひっくり返して温めたとしたら、どれだけ心地の良い環境になるのだろうかと考えました。 富士山の樹海は、溶岩から直接木が生えています。溶岩は水を含むとともに、木を成長させるほどのミネラルもあるということです。樹海で成長する過程で葉が落ちて、腐葉土になり、土となります。この循環は何千年前から森になっていないと成り立たない環境ですよね。全ては地球の中にある溶岩という物が形成した自然の営みなのです。この営みの仕組みを逆転させた装置が、このマグマスパなのです!! マグマスパ内は、常に湿度70%を保つようにしています。マグマスパの原理は、次のような順番となっています。

1. ヒーターが水を温める

2. 水が水蒸気化する

3. 温まって水蒸気化した水の分子は、最もミネラル成分を付着しやすくなる

4. ミネラル成分を付着した水蒸気が、溶岩層を通って出てくる

5. 純粋な温泉やミネラルウォーターとして分散されたものと同じものが充満する

だから、皮膚呼吸が楽なのです。これがサウナやヒーターで温めている空間とは全く違う理由です。

マグマスパについて

ホットヨガは苦しい!マグマスパは心地いい!

この岩盤の下には約40種類近い「薬石」と言われている石の層が入っています。 水晶やトルマリン、溶岩マリモとかの原石がこの中に敷き詰められおり、その下から水蒸気が出ています。 この溶岩プレートは、実際に富士山の麓にある溶岩をダイヤモンドカッターでひとつひとつ丁寧にカットして敷いています。つまり、これは全部富士山の溶岩です。実際に皆さんに横になってもらうとわかりますが、これは自然界からくる温かさです。つまり、”暑がらせているのではなくて温めて”います。 ここに20~30分居たら、汗が大量に出てきます。1時間で約1.5~2.0リットルの汗が出ます。ホットヨガは暑がらせるからずっといると苦しいですよね?加湿・加温のホットヨガは、加湿器を使いヒーターで空間を加温しているので、“暑がらせて”いて、マグマスパとは全然違います!マグマスパは、身体の体温を1℃上げるために作った装置なので内側から“温められている”という感覚になります。

どういう人が来ているの?

今ここに来て頂いている人は、すごく筋肉つけたいというよりは、大きな負荷をかけることなく、今の身体を維持したい人が多いです。 でも中は、ポジティブに痩せたいって思っている人もいるし、脂肪燃焼が2倍になることに惹かれてくる人もいます。 弊社はジャングルジムというセレブ御用達のジムにうちのシステムを導入していて、以前あるテレビ番組に取り上げて頂いた際には、106kgの女の子を10ヶ月で52kgにしたという驚くべき結果となりました。こんな短い期間でできるのはマグマだけです!人間はメンタルが保たないので、いかに短い期間でエネルギー代謝を上げるかが大事です。 体温を上げるということが当たり前すぎて盲点になっています。“動かない=豊かになった”と思っている現代です。現代では、日常生活で掃除・買い物・移動など身体を動かすきっかけ・要因、つまり“体温を上げる”きっかけが以前より少なくなってきているように思います。「低体温は何からくるの?」 それは先進国の便利なシステムです。動かなくなったら筋肉使わない=低体温 になります。 つまり、身体の不調の原因は自ら作っているということです。人類は体温低下(免疫低下)に向かって進化しています。でもインフルエンザなどのウイルスは年々猛威を振るっています。もうどうなるか目に見えますよね?

温度変化×睡眠

睡眠とのリンクは、マグマスパの装置による深部体温の上昇です。これを用いて、“深部体温(肛門から5cmくらいのところにある体内深部温度)=直腸温が1℃以上上昇する”というエビデンスを日本抗加齢医学会で発表しております。深部体温が1℃下がることで、本当に良い睡眠になりますが、この1℃の落差を補うためには、ベースを適正体温に戻さなければいけません。そもそも不適正体温の場合に適正な睡眠をとれるわけがありません。 全ては“マグマ”に入ればいいだけです。なぜかというと、食・お風呂など色々なアプローチがありますが、一番深部体温にエネルギーを送れるのは”マグマスパ”です。
「大切なのは皮膚温度と深部体温の差を縮めること」 スタンフォード大学の西野先生も、睡眠の質を上げるには「深部体温の上げ下げが鍵!」と述べています。 出典:スタンフォード式最高の睡眠 P.131
上記のように深部体温が縮まる幅を作ることが大切です。その一つに入浴があり、今回のマグマスパなどがあります。

小泉さんの睡眠こだわり

週1回の体温上昇

僕は週に一回、マグマスパでトレーニングを行なっています。 ただもともと睡眠習慣は良く、爆睡します! 昨日も21時に寝て4時に起きています。この睡眠時間(7時間)はブレないです。例えば、22時に寝たら必ず5時に起きます。他には、お酒をたくさん飲んだり、肉などのこってり系を食べるのが好きで、日常的に低体温になりやすい生活を送っているので、きちんとマグマで体温管理をしています。

ドイツ生まれのヒーリング音楽

入眠時にハマっている音楽があります。 「Endel(エンデル)」というドイツ・ベルリン生まれの完全個人向け自動ヒーリング音生成アプリです。
左から、リラックスモード・集中モード・睡眠モード

App Storeの「Eldel」より

https://www.youtube.com/watch?v=FLibzfYajTE

※youtube「avex other」チャンネルより

もともと寝付きが良く、寝ることに対してストレスはないのですが、さらに質を高めるために音でのアプローチを選びました。良い睡眠をとれないことは、良い人生を歩めないことと同じです。

さいごに

使命:人類の体温を上げていく

直接私が経営しているのはフランチャイズ含めて8店舗ですが、全国で導入している数は102店舗あります。そこまで広まった理由は自然の摂理を忠実に再現したからでしかありません。私の営業がうまかったとかは一切なくて、純粋に気持ちいいものを作っただけです。 爆発的に認知が広まっているわけではないのですが、実際に体感した人に喜んで頂き、それが口コミで広がっています。私はそれがとても嬉しいです。 「人類の体温を上げていく」 これが私の使命です。常に体温維持できる環境を作っていき、人類に必要なものを世の中に広めていくことが私の仕事です。目標は、“莫大な利益よりも莫大な人数の低体温を治したい”です。

編集部の体験ログ

取材後、我々ブレインスリープ編集部も体験レッスンに参加させて頂きました! マグマスパスタジオinsea恵比寿店で、初心者でも簡単に試せる「マグマヨーガヒーリングデトックス」を体験してきました。 マグマヨーガヒーリングデトックスとは? 「座りポーズを中心に行い、身体と溶岩プレートの距離が近くなるため、全身が温まりやすく、心身のほぐれ、デトックス効果が促される」というものです。 結論、と・に・か・く、スゴい!!です。実際に体感するとわかりますが、身体の内側から老廃物が大量の汗とともに出てくる感じがすさまじいです。苦しいトレーニングは一切やっていないのに、こんなに汗が出ました。 体験してみて次のことを実感しました!

▪️溶岩浴が最高に気持ちいい

▪️身体の温まりが早い(他社のホットヨガと比べて)

▪️初心者でもわかりやすい説明があるから簡単にできる

▪️開始10分くらいで一気に汗が出てくる

▪️終わった後、肌がツヤツヤのピチピチになる

ちなみにパーソナルトレーニングスペースは、裏口から入ることができ、受付やエントランスで他の利用者の方と目を合わせることもございません。マグマスパは絶対一度は体験してみるべきです!間違いなく『体感』あります!お試しレッスンもあるので、ぜひ!! ※非常に良かったので弊社スタッフは会員になりました。
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理想の寝姿勢とは?仰向け、横向き、うつ伏せ寝のポイントを徹底解説

睡眠コラム

最近は“睡眠時間”の大切さだけでなく“睡眠の質”に注目が集まっており、良質な睡眠を得るために、“理想の寝姿勢”を考える人が増えています。そこで、寝姿勢の種類やそれぞれのメリット・デメリット、理想の寝姿勢などをご紹介します。自分に合った寝姿勢や適切な寝具を選んで、快眠を目指しましょう! 寝姿勢とは? “寝姿勢”とは、寝ているときの姿勢のことで、主に、仰向け、横向き、うつ伏せなどがあります。寝姿勢が崩れている場合、肩こりや腰痛、首の痛みのほか、寝起きのだるさなど、翌日の体調に悪影響を及ぼすことも。反対に、背骨が自然な状態の寝姿勢で眠ると、効率的に疲労回復でき、背骨の歪みを整える効果が期待できます。 日中は、デスクワークの方も立ち仕事の方も、同じ姿勢を取り続けて身体に負担をかけていることが多いため、睡眠時には理想の寝姿勢で快眠を得て身体の不調を解消することが大切です。 また、睡眠には免疫力の向上や精神の安定、記憶の整理や定着などの効果もあるといわれており、快眠によって頭がクリアな状態にリセットされ、仕事や日常生活のパフォーマンス(生産性)向上が期待できます。 人生の3分の1を費やすといわれている睡眠。せっかくなら整った寝姿勢で睡眠の質を高め、効率よく疲労回復しましょう。 寝姿勢の種類とメリット&デメリット 寝姿勢は主に下記の3種類に分けられます。 仰向け寝 横向き寝 うつ伏せ寝 どの寝姿勢にもメリットとデメリットがあるため、入眠時は、ご自身が心地よく感じる寝姿勢で寝て問題ありません。 肝心なのは、熟睡している際の寝姿勢と寝返りの打ちやすさです。一般的に人は一晩で平均20~30回寝返りを打つといわれており、寝返りを打つことで体液循環や背骨の歪み調節など、身体をリセットしています。 それでは、各寝姿勢の概要とメリット・デメリットをそれぞれご説明します。 仰向けは、リラックスした状態の寝姿勢 仰向けは、日本人に多い“平たい体格の人”向き。背中全体で体重による圧力(体圧)を支えるので、身体への負担が少なく余分な力も入りません。また、手足を動かしやすく体液循環がよいことから、筋肉がこりにくいといわれており、猫背の改善や防止が期待できます。 「睡眠時に仰向け寝の時間が多いことは、寝心地の良さをあらわしている」とされているほど、最も安定・リラックスできる寝姿勢です。 ただし、尾てい骨を圧迫しやすく、反り腰の方は腰への負担が大きくなりやすいので、寝返りが打ちやすいマットレス選びが重要です。ほかにも、舌が重力で落ち込むため気道が塞がれやすく、横向き寝に比べるといびきにつながるといったリスクが挙げられます。 メリット 体液循環が良くて筋肉がこりにくい 体圧が均等に分散されて負担が少ない デメリット いびきにつながることがある 反り腰の方は腰への負担が大きくなりやすい 横向きは、いびき予防に有効な寝姿勢 横向き寝は、肥満や扁桃腺肥大等で気道が狭くなっている方向きの寝姿勢です。舌が落ち込むことによる気道の妨げが起きにくいため、“いびきをかきにくく呼吸がしやすい”特徴があります。 また、腰の角度を自由に調整できるため、腰に負担がかかりにくいです。個人差はありますが、左側を下にすると消化系の臓器などに負担がかかりにくいともいわれています。 ただし、身体とマットレスの接する面積が小さく、体圧による血流の滞りが起きやすいため、長時間横向き寝の状態が続くと筋肉のこりや冷えの原因に。特に一方向で寝続けた場合は、身体の歪みや肩・骨盤の圧迫による痛みも生じやすいため、スムーズな寝返りをサポートしてくれる寝具を選ぶ必要があります。 メリット 呼吸がしやすくいびきをかきにくい...

欠伸をする女性

寝ても寝ても眠いのはなぜ?一日中眠くなってしまう原因と対策を解説

睡眠コラム

「いくら寝ても頭がスッキリしない」「日中に眠くなるので仕事に影響が出てしまう」などの症状を誰しも一度は経験したことがあるかもしれません。十分な睡眠時間をとっているにも関わらず、日中眠くなるのにはいくつかの原因があります。 この記事では寝ても寝ても眠いと感じる方のために、原因や対処方法を紹介します。病気や疾患が隠されている可能性があるので、早めに対策を取りましょう。 寝ても寝ても眠い原因とは? 寝ても寝ても眠気が取れない原因は、睡眠時間や質の低下、精神的・身体的ストレス、アルコールの影響、潜在的な疾患など様々な要因が関係していますが、大きく以下の4つに分類できます。 日常生活の問題 病気・疾患の問題 女性ホルモンによる影響 季節の変化 いくら寝ても日中に眠くなる症状は単なる睡眠不足だけでなく、うつ病や甲状腺機能低下症など、基礎疾患が隠れている可能性もあるため注意が必要です。 ここからは、それぞれの分類について詳しくご紹介していきます。 日常生活の問題による影響 睡眠不足や環境による睡眠の質の低下により、日中に強い眠気を感じることがあり、仕事や日常生活に支障をきたしてしまいます。さらに精神的・身体的ストレスによって自律神経が乱れ、睡眠障害を引き起こすこともあるかもしれません。 具体的な要因についていくつか見ていきましょう。 日常的な睡眠不足 日本人の平均睡眠時間は世界的に見ても短い水準にあり、男女ともに「6時間以上7時間未満」が最も多い傾向で約53.7%、次いで「6時間未満」が約37.9%となります。 しかし、個人差はありますが一般的に適切な睡眠時間は、成人で6〜9時間が推奨されており、睡眠不足とされる方が多くいるのが現状です。さらに睡眠不足が続くと、「睡眠負債(睡眠の借金)」と呼ばれる状態となり、目覚めが悪い、日中の眠気が強い、体調不良、イライラするなどの症状が現れます。 参考:良い目覚めは良い眠りから 知っているようで知らない 睡眠のこと - e-健康づくりネット(厚生労働省) 睡眠不足による睡眠負債が続いた場合、日中に眠くなるのが当たり前のようになることも懸念点として挙げられます。 睡眠負債はまとめて一日たっぷり眠っただけでは解消できず、長期的な取り組みが必要です。睡眠負債は心身に悪影響を及ぼすため、早期に対策を立てるようにしましょう。 睡眠の質の低下 寝室の温度や湿度、照明、生活音などが適切でないと、質のよい睡眠を取れなくなります。例えば、寝室が暑すぎたり寒すぎたりすると、睡眠リズムが作れず眠りにくくなります。また、明るい照明や外部からの騒音も、脳が刺激されて安定した睡眠を妨げる要因になるため要注意です。 さらに、寝具の状態が悪いと、体が十分に休めず朝起きても疲れが取れないため、日中に眠くなってしまう可能性があります。このように、睡眠環境は質のよい睡眠を得るために重要な要素となります。 心理的なストレス 心理的なストレスとは、生活上の出来事や環境の変化などによって引き起こされる心理的な緊張、不安、焦りなどの心の状態のことです。 心理的ストレスは自律神経系に大きな影響を及ぼし、睡眠不足の原因となることがあります。通常、夜間は副交感神経が優位になり、リラックスした状態で入眠しやすくなりますが、ストレスが続くと交感神経が優位になります。 交感神経系が優位になると、脳の疲労回復に重要なノンレム睡眠(深い眠り)の時間が減少するため、十分な休息が得られず翌日の眠気や集中力の低下につながってしまうのです。...

寝ても寝ても眠いのはなぜ?一日中眠くなってしまう原因と対策を解説

睡眠コラム

「いくら寝ても頭がスッキリしない」「日中に眠くなるので仕事に影響が出てしまう」などの症状を誰しも一度は経験したことがあるかもしれません。十分な睡眠時間をとっているにも関わらず、日中眠くなるのにはいくつかの原因があります。 この記事では寝ても寝ても眠いと感じる方のために、原因や対処方法を紹介します。病気や疾患が隠されている可能性があるので、早めに対策を取りましょう。 寝ても寝ても眠い原因とは? 寝ても寝ても眠気が取れない原因は、睡眠時間や質の低下、精神的・身体的ストレス、アルコールの影響、潜在的な疾患など様々な要因が関係していますが、大きく以下の4つに分類できます。 日常生活の問題 病気・疾患の問題 女性ホルモンによる影響 季節の変化 いくら寝ても日中に眠くなる症状は単なる睡眠不足だけでなく、うつ病や甲状腺機能低下症など、基礎疾患が隠れている可能性もあるため注意が必要です。 ここからは、それぞれの分類について詳しくご紹介していきます。 日常生活の問題による影響 睡眠不足や環境による睡眠の質の低下により、日中に強い眠気を感じることがあり、仕事や日常生活に支障をきたしてしまいます。さらに精神的・身体的ストレスによって自律神経が乱れ、睡眠障害を引き起こすこともあるかもしれません。 具体的な要因についていくつか見ていきましょう。 日常的な睡眠不足 日本人の平均睡眠時間は世界的に見ても短い水準にあり、男女ともに「6時間以上7時間未満」が最も多い傾向で約53.7%、次いで「6時間未満」が約37.9%となります。 しかし、個人差はありますが一般的に適切な睡眠時間は、成人で6〜9時間が推奨されており、睡眠不足とされる方が多くいるのが現状です。さらに睡眠不足が続くと、「睡眠負債(睡眠の借金)」と呼ばれる状態となり、目覚めが悪い、日中の眠気が強い、体調不良、イライラするなどの症状が現れます。 参考:良い目覚めは良い眠りから 知っているようで知らない 睡眠のこと - e-健康づくりネット(厚生労働省) 睡眠不足による睡眠負債が続いた場合、日中に眠くなるのが当たり前のようになることも懸念点として挙げられます。 睡眠負債はまとめて一日たっぷり眠っただけでは解消できず、長期的な取り組みが必要です。睡眠負債は心身に悪影響を及ぼすため、早期に対策を立てるようにしましょう。 睡眠の質の低下 寝室の温度や湿度、照明、生活音などが適切でないと、質のよい睡眠を取れなくなります。例えば、寝室が暑すぎたり寒すぎたりすると、睡眠リズムが作れず眠りにくくなります。また、明るい照明や外部からの騒音も、脳が刺激されて安定した睡眠を妨げる要因になるため要注意です。 さらに、寝具の状態が悪いと、体が十分に休めず朝起きても疲れが取れないため、日中に眠くなってしまう可能性があります。このように、睡眠環境は質のよい睡眠を得るために重要な要素となります。 心理的なストレス 心理的なストレスとは、生活上の出来事や環境の変化などによって引き起こされる心理的な緊張、不安、焦りなどの心の状態のことです。 心理的ストレスは自律神経系に大きな影響を及ぼし、睡眠不足の原因となることがあります。通常、夜間は副交感神経が優位になり、リラックスした状態で入眠しやすくなりますが、ストレスが続くと交感神経が優位になります。 交感神経系が優位になると、脳の疲労回復に重要なノンレム睡眠(深い眠り)の時間が減少するため、十分な休息が得られず翌日の眠気や集中力の低下につながってしまうのです。...