快適な睡眠のために欠かせない敷布団。そんな敷布団も寿命を過ぎると様々な問題が生じて、快眠を妨げる一因になります。
では、敷布団の寿命とはどれくらいなのでしょうか?この記事では素材ごとの寿命に加え、買い替えのサインや敷布団を長く使うための方法などを解説します。
敷布団の寿命は何年?
敷布団の寿命は使用されている素材によって大きく差が出ます。
素材 | 耐用年数 |
---|---|
ポリエステル | 約3ヵ月〜3年 |
木綿わた | 約3年 |
羊毛 | 約3年 |
合成繊維 | 約3年 |
ウレタン | 低反発素材:約3年 高反発素材:約3~7年 |
網状体(樹脂) | 約5~7年 |
以下では、素材別の寿命を、もう少し具体的に解説します。
ポリエステル
ポリエステルを使用した敷布団の寿命は約3ヵ月〜3年と幅があります。寿命に差があるのは、使用されているポリエステルの太さや加工方法など様々な要素が関係しています。繊維の太いものを使用している敷布団や、「ポリエステル硬綿芯」といってポリエステルのわたを圧縮したものを使用している敷布団は寿命が2年程度と比較的長い傾向にあります。
木綿わた
木綿わたを使用した敷布団の寿命は約3年ですが、打ち直しをすることで半永久的に使えるのが特徴です。そして、この打ち直しの目安が3年ごとといわれています。ご自宅で木綿わたの敷布団を使用している方は、買い替えではなく打ち直しを検討してみてください。
羊毛
羊毛を使用した敷布団の寿命は約3年です。ただし、羊毛の敷布団は福蔵素材を使用したものも多く、その場合の寿命は使用されている複合素材によって変わります。基本的にはへたりにくく、長持ちする素材です。
合成繊維
合成繊維を使用した敷布団の寿命は約3年です。合成繊維を使用した敷布団は防ダニ、防臭、消臭、抗菌、吸湿発熱など機能性に優れたものが多いのが特徴です。近年では開発が進み、弾力性や圧縮回復性を高めたものも展開されています。
ウレタン
ウレタンを使用した敷布団の寿命は、ウレタンの密度によって変わります。密度が低い低反発素材は約3年、密度が高い高反発素材は約3~7年が寿命です。近年は密度が高く寿命も長い高反発素材のウレタン敷布団が人気の傾向にあります。
網状体(樹脂)
網状体は樹脂で作られていることが多く、ウレタンと同様に密度によって寿命に差が生じます。一般的に販売されている樹脂を用いた網状体の敷布団の寿命は約5~7年です。
ちなみに、ブレインスリープのマットレスもポリエチレン樹脂製で、しっかりお手入れをすれば約30年使い続けることができます。商品の詳細は、こちらをご覧ください。
敷布団の買い替えのサイン
買い替えの時期が近づいている敷布団には様々な問題が生じます。以下に、敷布団の代表的な買い替えのサインといえる問題を挙げましたので、参考にしてください。
敷布団がへたっている
敷布団の買い替えサインのなかでも、特に気になるものが「へたり」です。購入時に比べてへたって薄くなった敷布団は体圧を分散させにくく、腰を痛めるなどのトラブルにつながります。また、保温性も低下するので快眠を妨げる可能性もあります。
底つき感がある
底つき感とは、寝ている際に身体が床にあたっているような感覚のことです。こちらも腰を痛める、底冷えするなどのトラブルを引き起こす恐れがあります。
汚れが落ちにくい
長く使用していると、皮脂や汗が原因の黄ばみなどが表れます。こうした汚れを放置することで、カビやダニが発生する恐れがあるため、その場合は買い替えを検討しましょう。なお、敷布団カバーをかけて使用することで、汚れの発生を抑えられるため、あわせてご検討ください。
においが取れない
汚れだけではなく、カビや汗などのにおいもまた蓄積します。においが気になった敷布団は買い替えのサインです。ただし、においはクリーニングで対処できるケースも多いため、まずはクリーニングに出してみるのもよいでしょう。
寿命を過ぎた敷布団を使い続けるデメリット
続いては、寿命を過ぎた敷布団を使い続けるとどうなるのか、そのデメリットを解説します。ちょっとした問題があっても「まだ使えるから」と無理して使い続けている方はぜひチェックしてください。
睡眠の質が低下する
へたって薄くなった敷布団で寝ると、寝返りを打ちづらい、寒さを感じやすいなどの弊害があります。結果、睡眠の質が低下してしまい日常生活にも支障が及ぶ可能性が考えられます。
身体に負担がかかる
底つき感のある敷布団ではまっすぐな理想の寝姿勢で寝られず、腰痛の原因になります。身体への負担を減らし、健康的な生活を維持するために敷布団の定期的な買い替えが勧められます。
アレルギー症状につながる
汚れやにおいの取れない敷布団はカビなどが発生している可能性があり、アレルギー症状の原因になります。健康を害する恐れがあるため、アレルギー症状をお持ちの方は特に敷布団の状態や寿命に気を配りましょう。
敷布団の寿命を縮めるNG行動
ここまで記載した敷布団の寿命はあくまで目安です。場合によっては寿命を縮めてしまうことがあるため注意しなければなりません。
敷布団の寿命を縮めるNG行動として代表的なのは、寝ているあいだに発生した汗や皮脂を放置することです。汗や皮脂を放置すると、中の素材にまで浸透し、雑菌を増殖させます。カビやダニを発生させて寿命を縮めてしまうので、次項を参考に正しい手入れをしましょう。
敷布団を長く使うための方法
ここからは、敷布団を長持ちさせる使い方をご紹介します。
敷布団の上げ下ろしをする
敷布団を敷いたまま使用し続けると、湿気が溜まって傷む原因になります。使い終わったら上げ下ろしをして、湿気を逃がすようにしましょう。
定期的に洗濯する
洗えるタイプの敷布団は、定期的に洗濯することをおすすめします。汗や皮脂を洗い流すことでカビやダニの発生を抑え、敷布団を長持ちさせることができます。ブレインスリープも採用している網状体(樹脂)の場合、乾燥が早く、簡単にお手入れ可能です。
吸湿シートやカバーを使う
吸湿シートやカバーは、敷布団に汗が直接染み込むことを防いでくれます。敷布団の傷みを遅らせ長持ちさせることができるので活用しましょう。
通気性のよい場所で保管する
敷布団を収納する際はカバーやシーツを外し、布団袋に入れて通気性のよい場所に保管します。湿気の少ない場所に保管することで長持ちさせることができます。
清潔かつ折りたためてコンパクト!ブレインスリープ マットレス フロート
敷布団の買い替えをご検討の場合は「ブレインスリープ マットレス フロート」がおすすめです。
身体の負担を軽減するフロートテクノロジー
自然と肩が内側に入り、脚が上がった体勢は、身体にもっとも負担の少ない姿勢だと言われています。フロートテクノロジーはこの姿勢を再現しています。 脚・腰・肩に合わせて最適な硬さを形成することで、身体と脳がリラックスできる姿勢を促します。脚をあげることによって血が胸元に巡りやすくなり、疲労やむくみの軽減にもつながります。
深い眠りに誘う超通気性素材
ブレインスリープ マットレス フロートは90%以上が空気層でできているマットレスです。睡眠時に発生する熱や湿気が放出され、最適な温度・湿度を保つことが可能です。快適な睡眠環境を提供します。
いつでも清潔
ブレインスリープ マットレス フロートはシャワーでの水洗いができます。加えて通気性がよいため、風通しのよいところで乾かすだけでお手入れが完了。ハウスダストやほこりが気になったら、いつでも洗うことができ、清潔な状態を保てます。
ブレインスリープには30年使えるマットレスがある?
ブレインスリープでは、マットレスの耐久性を証明するために、JIS規格の圧縮試験をおこなっています。圧縮試験は、8万回・16万回・24万回と、機械でマットレスを圧縮します。圧縮数を人が使った回数に換算すると、24万回の圧縮は、30年間マットレスを使用した場合と同程度という想定です。
ブレインスリープのマットレスは、独自素材「グリーンファイバー」を採用しており、その結果、30年使ってもほとんどへたらない、優れた耐久性を実現しています。
敷布団の寿命を知って正しい時期に買い替えよう
この記事では素材ごとの敷布団の寿命、買い替えのサイン、敷布団を長く使うための方法などを解説しました。
敷布団の寿命は素材によって異なり、短いものは約3ヵ月、長いものは約7年です。まずはご自宅で使用している敷布団の素材を確認してみてください。
寿命を迎えた敷布団は見た目、寝心地、においなどのサインが現れます。このようなサインに気付いたら買い替えを検討しましょう。