業界の最前線で活躍されている方々への取材企画が始まりました!
この特集の記念すべき一人目は、BOSTY株式会社
阿部 一仁さんです!
代表取締役社長であり、代表トレーナーでもある阿部さん。
大手パーソナルジムでのご経験やボディメイクコンテストでの優勝などを経て、業界初となる
「腹筋専門パーソナルジムBOSTY」を設立され、数々のメディアでも話題となっています。
今回は設立背景やBOSTYのこだわり、トレーニングと睡眠の関係性などについてお話を伺いました。
急成長! 腹筋にフォーカスしたパーソナルジムBOSTY
50種類以上あるトレーニングメニューの秘密
基本的に腹筋を割るのは簡単です。みなさん、割り方を知らないだけですよ。
あと、がむしゃらに筋トレをしてしまう方も多いですね。柔軟性や筋力レベルは人それぞれなので、そのトレーニングが自分に合っているかもわからないはずです。トレーナーがつけばその人の柔軟性や筋力レベルに合ったトレーニングを具体的に提案できます。そうすると効率的かつ劇的に身体が変わります。
我々は
すべての方の腹筋を割ります。
お客様の特性を見抜くためにチェックすることが3つあります。
姿勢・柔軟性・筋力レベルです。
この人にはこれがベストだな、こっちはリスクがあるなどを判断して提案します。だから、エクササイズのレパートリーが多くないといけないのです。
例えば、3種目しかないとお客様に合わない場合が出てきてしまいます。だけど、50種類レパートリーがあるからどなたが来てもその人にぴったりのトレーニングができます。
“100人いたら100通りのメニュー”だから効果が出ます
BOSTYはお客様の身体の状態を考慮して、
なりたい身体も考慮して、1からメニューを組み立てるので最短期間で身体が変わります。
自分に合わないトレーニングをやっても結果は出ないし、単につらいだけです。しかも自分が使いたい筋肉にフォーカスできない。
例えばおしりの筋肉を鍛えたいのに前モモに効いてしまい、結果足が太くなってしまう。お金を払ってジムに通って、足が太くなるのって最悪じゃないですか?
大手のパーソナルジムはマニュアルを押し付けていますが、BOSTYは違います。私はそれが理由で独立してBOSTYを設立しました。
人生をいい方向へと導くトレーナー
BOSTYは、
トレーニングしないトレーナーはクビです。
トレーナー自身が色々なトレーニングをやりこむ必要があります。
毎日勉強して毎日トレーニングしています。
お客様の指導をしながら、自分の身体も鍛えるということです。
最低週5回のトレーニングで身体作りをしますし、お客様に指導するトレーニングも自分で実際にやりこみます。どういうパターンでやるとエラーがでるかなどの危険性も細かくチェックします。だから、常に研究と実験の繰り返しです。
我々はただ筋トレを教えるだけではありません。
仕事や日常のストレスもヒアリングします。
人が太るときって、ほとんどがお客様のストレスが食事に向かっているときなんですよ。どうしてそこにストレスが向かっているのかを分析しないといけません。
ここをしっかりお客様と共有して、一緒に取り組んでいきます。
筋トレを通してお客様の人生をいい方向へと変えていく。
これがBOSTYトレーナーの使命でありミッションです。
4つの新発見!
週1のトレーニングで至高のボディメイク
ちなみに、
某有名モデルの方も通われているのですが、彼女も週1ペースですよ。
ここでのトレーニングの甲斐があり、あのメリハリボディを作られています。もう2年くらい通って頂いていますが、基本週1回ですよ。ただこれを辞めちゃうとまた戻るので、今は辞められないんですよね(笑) ベストなボディを手に入れたらそれを維持しないといけない。定期的に継続させることが大切です。
ちなみに、メニューでいわゆる腹筋をやっているのはいつも5分程度で長くても10分しかやっていませんよ。
ということは短いから楽にできる…とは思わないでください(笑)
むしろその逆です!ハードだから5~10分で済むという事です。楽なことやっていたらずっとだらだらとやってしまいます。楽なやり方での腹筋1000回よりも、きついやり方の腹筋10回のほうがいいです。しかも時間も短くて済みます。回数をこなすことがトレーニングの目的ではないはずです。いかに少ない回数でその筋肉を使い切るかです。
BOSTYのトレーニングを1回受けてもらえれば、「あ、これいいね!」ってなります。
忙しい人ほど受けてほしいです。暇な人は近所のフィットネスジムに行って自由にやればいいのです。忙しい人はパーソナルジムに通って、週1〜2回、45~60分でしっかり身体を変えて仕事にいけばいい。その方が効率的ですよ。短時間で結果を出せます。
時間はお金で買えないです。忙しい人ほど時間を大切にします。
睡眠も同じですよね?睡眠時間もお金で買えないじゃないですか。生まれてから死ぬまでに寝る回数って決まっていますし、だからこそその質をいかに高めるかってすごく大事だと思います。
睡眠とトレーニングって、質を追求するという意味では共通するものがありますね。単に長ければいいというわけではないですね。
有酸素運動は要らない!?
ジム内の器具は多い方なのですが、
有酸素運動の優先順位が低いことからランニングマシンなど余計なものは置いていません。食事と筋トレで十分に身体は変わるので。
時間が無駄になるため、ランニングはほとんどしないです。
その時間があるなら筋トレをしたほうがいいです。しかも長時間走ると筋肉が落ちてしまいます。結果メリハリのない身体になります。
例えば、マラソンランナーってみんな同じ体型をしていますよね?ボンッキュッボンッはいないですよね。あれは筋肉を絞って走ることに適した身体にしているからです。
あと有酸素運動のデメリットとして、長く続けると身体が慣れてしまいます。そのうち走っても痩せなくなります。だからBOSTYは有酸素運動をほとんどやりません。お客様にもあまりオススメしないです。
食べても痩せたい身体を作りたいなら、きちんとした筋トレをしましょう。
数値ではなく、鏡を見る!
他社が2ヶ月でボディメイクできるというなら、BOSTYはそれよりも短い期間・少ない回数でお客様に実感頂けるように取り組んでいきたいです。
それは
数値ではなく見た目です。数値はほとんど気にしないです。
私は
体脂肪率なんて5年くらい計っていないです。そんなものを計っても仕方がないですよ。だったら、鏡の前で裸になった方が確実じゃないですか。
計測器って朝と夜で違う数値が出てしまいます。足裏に電気を流して計測する
「生体電気インピーダンス法」ですが、これだと1分ごとに違う数値がでます。それだけいい加減なのです。それに人生を左右されていてはもったいないじゃないですか。
見た目を変えたければ、とにかく鏡を見ることです。
鏡は嘘つかないので。
数値よりも見た目です。こちらの方がストレスは溜まらないです。
炭水化物は敵なの?味方なの?
トレーニングして、
炭水化物を抜くのはダメです。
世界の肥満が少ないトップ3の国って知っていますか?
実は、
ベトナムが世界で一番肥満が少ない国です。
ベトナムの食文化って、基本的に米が主食ですよね。そしてチキンと野菜をいっぱい食べます。非常に健康的な食生活ですよ。
だから、
コメ文化の国って普通は太らないはずです。だから、米を否定するのはおかしいのです。日本の糖質制限は、アメリカの影響ですよ。アメリカ人って米で太っているわけでなく、ハンバーガーとかフライドポテトとか、コーラとかの清涼飲料水を食べ過ぎ飲み過ぎているからですよね。
私からすると
食生活の質と量を適正に戻してあげるだけなので、非常に簡単です。それを極端に変えるから、続かなかったりリバウンドしたりしてしまうのです。
自分の1年後、5年後を見据えてこれだったら続けられる方法を見つける方が現実的です。
睡眠を制する者はトレーニングも制する!
トレーニングと睡眠時間
普段の睡眠時間は、
6〜8時間です。
平均7時間前後で、少ないときは6時間、多いときは8時間くらい寝るようにはしています。5時間になることは絶対にないですね。
睡眠時間が短くなると、仕事中に眠くなったりとか、ぼーっとしたりとかありますし、トレーニングにも悪影響がでます。
ただ
疲労が取れているかがひとつの目安になると思っていますので、果たして7時間睡眠が自分にベストがどうかは気になっています。
9時間寝ることで疲労がとれるならそっちのほうがいいですし、これを機会に勉強したいって気持ちもあります。
“動く・補う・休む” の3つのポイント
トレーニングや美容においても、やはり寝ることの大事さを実感します。
睡眠時間が短いと、筋トレして食事してもなかなか筋肉がつきません。あと、痩せにくいです。
なので、基本は
”筋トレ⇒栄養摂取⇒リカバリー(睡眠)”のサイクルをきちんと回していくことがボディメイクにおいては大切です。どれか1つ欠けてもダメです。
これは基本中の基本なのですが、一般の人はトレーニング中における優先順位を知らないのです。
ブレインスリープ編集部
こちらはスタンフォード大学の西野先生の著書でもある「スタンフォード式 最高の睡眠」の中でも述べられています。
眠らない女性はどんどん太る!
サンディエゴ大学の調査では「短時間睡眠の女性は肥満度を表すBMI値(体格指数)が高い」、つまり太っているという報告もある。
「睡眠制限をかけると大変なことが起きる」という報告が、次々と出てきた。
眠らないと、「インスリン」の分泌が悪くなって血糖値が高くなり、糖尿病を招く。
眠らないと、食べすぎを抑制する「レプチン」というホルモンが出ず、太る。
眠らないと、食欲を増す「グレリン」というホルモンが出るため、太る。
眠らないと、交感神経の緊張状態が続いて高血圧になる。
眠らないと、精神が不安定になり、うつ病、不安障害、アルコール依存、薬物依存の発症率が高くなる。
夜更けまで起きていて、やけにたくさん食べてしまった経験が、あなたにもあるだろう。それはホルモンの働きだが、短時間睡眠が肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病に直結するのは上記を見れば明らかだ。
就寝前の睡眠ケア
筋トレした日はぐっすり寝られますね。それこそ身体も脳も疲れているので床で寝られるくらいに(笑)
筋トレをしていない日は、自分の身体を早く寝る体勢にもっていきたいので、
入浴をしっかりします。シャワーじゃなくて、きちんと入浴をして身体を温めます。
ブレインスリープ編集部
スタンフォード大学の西野先生も、寝る90分前に入浴して身体を温めることは睡眠の質を上げることに繋がると仰っています。本日はお忙しい中、色々とお話をしていただきありがとうございました。
阿部トレーナー
こちらこそありがとうございました!