「睡眠」から可視化する 新・健康経営サービス
「睡眠」から可視化する 新・健康経営サービス
都道府県別
睡眠偏差値ランキング
全国約10,000人の調査結果から見えた、47都道府県の睡眠偏差値ランキングです。
1位の青森県は睡眠の質や習慣がよいため、日中に眠気を感じることがあまりない人が多いことがわかりました。また睡眠時間の長さにおいても全国3位でした。
一方、最下位の宮城県は睡眠時間の短さにおいてはさほど目立たなかったものの、睡眠習慣や健康度合い、ストレスの項目において、悪い傾向にありました。また睡眠障害の一つである睡眠時無呼吸症候群のリスクがある人も全国で一番多い県となりました。
ランキング結果
TOP 3
- 1位
-
青森県
合計点偏差値 52.21
睡眠時間 6時間40分
- 2位
-
静岡県
合計点偏差値 51.63
睡眠時間 6時間36分
- 3位
-
和歌山県
合計点偏差値 51.30
睡眠時間 6時間31分
WORST 3
- 47位
-
宮城県
合計点偏差値 47.92
睡眠時間 6時間32分
- 46位
-
徳島県
合計点偏差値 48.31
睡眠時間 6時間15分
- 45位
-
山梨県
合計点偏差値 48.35
睡眠時間 6時間25分
ランキングを見る
-
- 4位
- 大分県
合計点偏差値 51.22
睡眠時間 6時間33分 -
- 5位
- 奈良県
合計点偏差値 51.18
睡眠時間 6時間27分 -
- 6位
- 広島県
合計点偏差値 50.94
睡眠時間 6時間31分 -
- 7位
- 千葉県
合計点偏差値 50.69
睡眠時間 6時間26分 -
- 8位
- 北海道
合計点偏差値 50.63
睡眠時間 6時間35分 -
- 9位
- 熊本県
合計点偏差値 50.59
睡眠時間 6時間28分 -
- 10位
- 高知県
合計点偏差値 50.52
睡眠時間 6時間47分 -
- 11位
- 香川県
合計点偏差値 50.50
睡眠時間 6時間33分 -
- 12位
- 岡山県
合計点偏差値 50.41
睡眠時間 6時間27分 -
- 13位
- 福岡県
合計点偏差値 50.33
睡眠時間 6時間37分 -
- 14位
- 栃木県
合計点偏差値 50.28
睡眠時間 6時間26分 -
- 15位
- 新潟県
合計点偏差値 50.22
睡眠時間 6時間33分 -
- 16位
- 富山県
合計点偏差値 50.20
睡眠時間 6時間25分 -
- 17位
- 愛知県
合計点偏差値 50.18
睡眠時間 6時間26分 -
- 18位
- 岐阜県
合計点偏差値 50.16
睡眠時間 6時間33分 -
- 19位
- 鳥取県
合計点偏差値 50.09
睡眠時間 6時間39分 -
- 20位
- 三重県
合計点偏差値 50.03
睡眠時間 6時間35分 -
- 21位
- 宮崎県
合計点偏差値 50.02
睡眠時間 6時間27分 -
- 22位
- 埼玉県
合計点偏差値 50.01
睡眠時間 6時間22分 -
- 23位
- 東京都
合計点偏差値 49.98
睡眠時間 6時間21分 -
- 24位
- 兵庫県
合計点偏差値 49.95
睡眠時間 6時間26分 -
- 25位
- 福井県
合計点偏差値 49.93
睡眠時間 6時間34分 -
- 26位
- 島根県
合計点偏差値 49.90
睡眠時間 6時間31分 -
- 27位
- 神奈川県
合計点偏差値 49.87
睡眠時間 6時間20分 -
- 28位
- 秋田県
合計点偏差値 49.78
睡眠時間 6時間34分 -
- 29位
- 長崎県
合計点偏差値 49.75
睡眠時間 6時間32分 -
- 30位
- 茨城県
合計点偏差値 49.65
睡眠時間 6時間21分 -
- 31位
- 鹿児島県
合計点偏差値 49.63
睡眠時間 6時間30分 -
- 32位
- 石川県
合計点偏差値 49.60
睡眠時間 6時間34分 -
- 33位
- 岩手県
合計点偏差値 49.59
睡眠時間 6時間42分 -
- 34位
- 群馬県
合計点偏差値 49.55
睡眠時間 6時間22分 -
- 35位
- 山口県
合計点偏差値 49.54
睡眠時間 6時間32分 -
- 36位
- 京都府
合計点偏差値 49.50
睡眠時間 6時間19分 -
- 37位
- 沖縄県
合計点偏差値 49.34
睡眠時間 6時間32分 -
- 38位
- 山形県
合計点偏差値 49.31
睡眠時間 6時間28分 -
- 39位
- 長野県
合計点偏差値 49.27
睡眠時間 6時間33分 -
- 40位
- 愛媛県
合計点偏差値 49.25
睡眠時間 6時間26分 -
- 41位
- 大阪府
合計点偏差値 49.22
睡眠時間 6時間24分 -
- 42位
- 滋賀県
合計点偏差値 49.12
睡眠時間 6時間22分 -
- 43位
- 佐賀県
合計点偏差値 49.02
睡眠時間 6時間24分 -
- 44位
- 福島県
合計点偏差値 48.75
睡眠時間 6時間34分
日本の平均睡眠時間
「睡眠負債が日本は破綻傾向に」
近年、慢性の睡眠不足は借金のように膨れ上がり、簡単に返済できていない状況が続いています。こういった“睡眠負債“はビジネスパーソンだけでなく、主婦や子どもにも顕著で、速やかな対策が必要です。
睡眠は単なる休息や眠気の解放ではなく、自律神経やホルモンバランスの調整、記憶の定着や免疫機能の増強、脳の老廃物の除去等の重要な役割をはたすことが明らかになっています。適切な睡眠をとらないと、肥満、糖尿病、高血圧といった生活習慣病をはじめ、精神疾患、感染症やがん、認知症の発症リスクも高まります。
働く上で睡眠時間を大幅に増やすことは困難ですが、毎日15分長く寝るだけでも効果が生まれます。ぜひ破綻した日本の睡眠を改善しましょう。
調査結果
WORST1から
さらに55分短い睡眠時間
日本の平均睡眠時間
日本人の睡眠時間は、 2018年OECDの調査によると7時間22分で世界WORST1の短さでした。24時間社会を背景に近年さらに睡眠時間が短くなり、6時間未満の睡眠時間の日本人が全人口の4割を占めると報告されていました。
今回の調査結果では日本人の睡眠時間の平均が6時間27分と、世界で一番悪いと言われた時と比べて、さらに55分短いことがわかりました。
今の日本は「睡眠負債」の蓄積に留まらず、さらに破綻に向かっている傾向にあると言えます。
SASリスクと
BMI値の関係
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
リスクが高い人は22%
睡眠障害の代表例としてあげられる医学的な治療が必要な睡眠時無呼吸症候群。その名の通り、「睡眠」中に「無呼吸」状態が繰り返され、睡眠が妨げられる病気です。英語名であるSleep Apnea Syndromeの頭文字をとって、「SAS(サス)」とも言われます。この疾患における「無呼吸」は、10秒間以上の呼吸停止を1回とカウントし、1時間に何回呼吸が止まっているかを指標とします。中等度以上(1時間に15回以上の呼吸停止)のSASに罹患していると心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが通常の2~4倍になり、治療せずに放置した人の約4割がおおむね8年以内に死亡するというおそろしいデータもあります。
SASの要因として体重増加に伴う首・喉等の上気道軟部周辺への脂肪沈着や扁桃肥大、舌根(舌の付け根)・口蓋垂(のどちんこ)などによる喉・上気道の狭窄が挙げられます。
このことから、肥満体型の男性がかかる病気だというイメージを持たれがちですが、アジア人は小さく奥まった下顎の形状から気道が狭まりがちで、やせていても、女性でも、子どもでも罹患する可能性があることを覚えておいてください。
今回の調査では睡眠時無呼吸症候群のリスクが高い人が、日本人全体の22%もいることがわかりました。
調査結果
SASリスクが高い人のBMI値の分布と
睡眠偏差値/睡眠時間
全体の分布と睡眠偏差値/睡眠時間
今回の調査で改めて、BMI値が高いほどSASリスクが高いことがわかりました。
SASリスクが高い人の98%がいびきを指摘されたことがあると答えています。また、SASリスクが高い人の中には20歳の時より10kg以上太った人の数も68%と高い数値になりました。
職業別睡眠偏差値
「若手経営者の睡眠が危険」
職業によっては夜勤や昼夜逆転の業務に従事することによって、質の高い睡眠をとることができず、睡眠負債と闘っている人たちがいます。
毎日忙しいのだから多少の睡眠不足は仕方がないと思っている人も多いかもしれませんが、睡眠負債を甘く見てはなりません。
本人も気づかないうちに、業務時間中でも瞬間的な眠りに陥ってしまいかねません。業務中に意識が遠のくようなことがあれば、思わぬ事故につながるかもしれないのです。
睡眠負債を少しでも軽減するために、シフトの組み方の工夫や日中の仮眠を取り入れることも大切です。
調査結果
職業別睡眠偏差値
全年代職業別にみると建設・採掘の仕事に従事している人の睡眠偏差値が43.83と最も低いことがわかりました。
またニュースなどでもしばしば目にする、睡眠不足が関与する勤務時間中における事故が多い職業の一つである職業運転手の睡眠偏差値も44.64と、建築・採掘に続いて低いことが判明しました。
その他に注目すべき点として「経営者・役員」の睡眠偏差値が世代によって大きな差がありました。50~60代の経営者・役員の睡眠偏差値は50.16と平均より高かった一方で、20代の経営者・役員は35.77と全体の中でも最も低い睡眠偏差値となりました。睡眠時間で見ても5時間32分とOECD(2018年度)の調査による平均値7時間22分と比べると1時間50分短い結果となりました。
仮眠への意識
「日本人の67%が
日中に眠気を感じている」
ぐっすり眠れない、朝の目覚めが悪い、日中に強い眠気に襲われる……。こんな悩みの背景には、病気が隠れていることもあります。
睡眠に関する病気として代表的なのが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)です。自分が睡眠時無呼吸症候群だと少しでも思った方は、ぜひお近くの睡眠クリニックで診てもらうことをお薦めします。
睡眠障害ではない方でも、日中に眠気を感じたら仮眠をとることが効果的です。午後3時くらいまでの20分程度の仮眠であれば、夜の睡眠の質にも影響がなく、日中の眠気を解消する効果が見られやすい傾向にあります。30分未満の昼寝をする人は、昼寝習慣がない人に比べて認知症発症率が6分の1程度だったとの報告もあります。
調査結果
仮眠を希望する人の年代別分布
仮眠の希望と睡眠偏差値
日中に眠気を感じ、仮眠を希望した人はいずれの年代でもその割合が高く、全年代合計では全体の67%を占めることがわかりました。また仮眠を希望する人の睡眠偏差値は平均を下回っていることもわかりました。
睡眠偏差値
TOP・WORSTの生活習慣
全国約10,000人の内、睡眠偏差値がよかったTOP1,000名と悪かったWORST1,000名の生活習慣に特徴が見えました。
睡眠と食事
食事の習慣から大きな違いが見えました。週7日毎日朝食を食べている人の割合はTOP1000が79%にも上った一方で、WORST1000は52%に留まりました。
夜食はTOP1000の83%が食べないと答える中、WORST1000の食べない人は39%であり、61%の人が夜食を食べており、内13%は週7日毎日夜食を食べていることがわかりました。
朝食・夜食を食べる頻度
(Q:週に何日程度行うか?)
朝食
-
日本人全体
-
トップ1000
-
ワースト1000
夜食
-
日本人全体
-
トップ1000
-
ワースト1000
朝食を食べることで、体温を上げて一日のリズムを整え、活動のエネルギーを補給するだけでなく、体内時計のリセット効果もあります。よく噛むことで脳に刺激が伝わり、覚醒と睡眠のメリハリもつきやすくなります。
夜遅くに食事をとってしまうと、胃が活性化してしまい、睡眠の質の低下にも繋がります。
睡眠とお酒
TOP1000の42%はお酒を全く飲まず、3日以上飲む人は28%に留まりました。また量に関しても、2合以上飲む人は19%に過ぎませんでした。一方WORST1000は、お酒を飲まない人は29%に留まり、42%が週に3日以上お酒を飲んでいることがわかりました。お酒を飲む際の量については、2合以上飲む人は44%となり、さらに5合以上飲む人は6%存在しました。
飲酒頻度と量
(Q:週に何日程度どれくらいの量の
お酒を飲むか?)
頻度
-
日本人全体
-
トップ1000
-
ワースト1000
量
-
日本人全体
-
トップ1000
-
ワースト1000
過度な飲酒は眠りを浅くし利尿作用かあるので、途中で目が覚め睡眠の質を低下させることがあります。一方でお酒は興奮状態の脳をリラックスさせる作用かあります。弱いお酒をタラタラ長時間飲むのは禁物。日本酒1合なら寝る100分前に、度数の強いお酒なら寝る直前に一口程度ならOK。お酒の度数とのうまい付き合い方も大切なポイントと言えます。
睡眠と喫煙
喫煙状況に関しても大きな違いが見えました。TOP1000は全体の92%が現在タバコを吸っていませんでした。
一方、WORST1000は43%が喫煙者で内29%が一日に10本以上吸っていることがわかりました。
喫煙量
(Q:一日に何本程度煙草を吸うか?)
-
日本人全体
-
トップ1000
-
ワースト1000
タバコの主成分であるニコチンには覚醒作用があるため、睡眠の質を低下させる可能性があります。
禁煙するとアセチルコリンと呼ばれる神経伝達物質の機能が正常化し、質の高い睡眠をとれるようになってきます。
睡眠と環境
他の項目ほど大きな違いは見えなかったもののTOP1000の77%は真っ暗に消灯した環境で寝ているものの、WORST1000は60%にとどまりました。
環境
(Q:静かで暗い部屋で寝ることが
どれくらいあるか?)
-
日本人全体
-
トップ1000
-
ワースト1000
環境
(Q:就寝する際の部屋の明るさは?)
-
日本人全体
-
トップ1000
-
ワースト1000
深い睡眠のカギは「光」とも言われています。睡眠を促すホルモンであるメラトニンは、強い光により瞬間的に分泌が阻害されるという特徴があります。人間の場合、光を感知する器官は目だけですから、眠る前には視覚情報を意識的に制限する必要があります。
部屋の照明は蛍光灯やLEDの青白い光よりも、太陽光に近しい赤っぽい暖色系の明かりのほうが寝室には適しています。また、床を照らす間接照明であれば、就床時の視覚情報を抑える事ができます。また、コンビニ店内の明るい照明は非常に強い光刺激となるため、夜間就寝する前に訪れるのは望ましくありません。
調査概要
調査実施期間:2019年12月/調査手法:web調査/対象地域:全国/対象者条件:男女/サンプル数:n=10,343s
※今回、パーセントで比較した数値においてはその出現頻度にχ2(カイ二乗)検定を、集団間の睡眠偏差値の比較においてはt-検定をそれぞれ行い、有意水準5%以下を統計的に有意な差と判定し記載しました。
「睡眠革命で脱・睡眠負債」をビジョンに、「最高の睡眠」を実現することで、人々に「最幸の人生」を送っていただくことを目指し活動する中で、睡眠は様々な疾患に繋がる重要な役割を担っているにも関わらず、睡眠の質を可視化する方法がなかった。そこで我々は独自の調査方法によって日本の睡眠の可視化につながる偏差値基準を構築し、これをきっかけとして個々の睡眠改善や健康管理、しいては企業の社員それぞれのパフォーマンス向上などに繋げていく活動を行っていきます。今後、日本国民全員が「最高の睡眠で、最幸の人生」をおくることができることを願い、前進し続けてまいりたいと思います。