この記事では、アイマスクの購入を検討している方に向けて、気になるアイマスクの効果や、自分に合ったアイマスクの選び方を解説します。 アイマスクは、目を覆うことで光を遮断する効果があります。このため、目の疲労回復や、「光が気になって寝付けない」「朝日で起床時間より早く目覚める」などの睡眠トラブルの解決にも役立ちます。
そこでこの記事では、アイマスクが睡眠に与える影響や、自分に合ったアイマスクの選び方を解説します。
アイマスクがもたらす効果
一般的に、アイマスクには以下のような効果があるといわれています。
- 目の疲れが緩和される
- 睡眠の質が高まる
- 記憶力や注意力が向上する
- 一時的にリラックスできる
目の疲れが緩和される
パソコンやスマートフォンの長時間使用などで目が疲れると、視界がかすむ、ぼやけるなどの症状が出ることがあります。このような疲れ目の症状は、適度な休憩をとるなど、一定期間目を休めることで緩和・改善が可能です。
休憩の際にアイマスクを使用すれば光を遮断できるため、より高い回復効果が期待できます。
睡眠の質が高まる
アイマスクによる光の遮断は、休憩時だけでなく睡眠の質向上にも役立ちます。
眠る時、メラトニンという眠気を誘うホルモンが分泌されますが、光を浴びるとメラトニンの分泌は止まってしまいます。睡眠時にアイマスクで光を遮断すれば、メラトニンの分泌量が増え、スムーズな入眠が期待できます。
また、遮光状態で入眠すると深い眠りを維持しやすくなるため、中途覚醒のリスクも軽減されると考えられています。
記憶力や注意力が向上する
アイマスクを着用して就寝すると、記憶力や注意力が向上するという実験結果もあります。
イギリスのカーディフ大学では18〜35歳の成人を対象に、最初の1週間は就寝時にアイマスクを使用し、その後1週間は光を遮断しない環境で眠るという実験をおこないました。それぞれ翌朝に認知テストをおこなった結果、アイマスクを着用して就寝したときのほうが、記憶力や注意力などが高いことがわかっています。
参考:Wearing an eye mask during overnight sleep improves episodic learning and alertness
一時的にリラックスできる
視覚的な刺激を遮断すると、目や脳に余計な情報が入らなくなるため短時間でもしっかりと休息をとることができます。さらにホットアイマスクなら、目元を温めることで心身を休ませる副交感神経が優位になるため、一時的なリラックス効果も期待できます。
アイマスクを使用する際の注意点

目の疲れを和らげるほか、一時的なリラックス、睡眠の質向上などが期待できるアイマスクですが、使用の際は以下の点に注意が必要です。
- 睡眠を妨げるおそれがある
- 体調不良や肌トラブルのリスクがある
- ホットアイマスクの場合は低温やけどが起きる可能性がある
睡眠を妨げるおそれがある
アイマスクは自分に合ったサイズのものを選ぶことが重要です。締め付けが強すぎると圧迫感がストレスとなり、反対に緩すぎると寝ている最中に滑り落ちるなどして、睡眠の妨げとなる可能性があります。適度にフィット感のあるアイマスクを選びましょう。
体調不良や肌トラブルのリスクがある
アイマスクは直接肌に触れるため、体質や肌の状態によっては、着脱時の摩擦などで肌荒れを引き起こす可能性があります。同様に、ホットアイマスクも目の腫れや炎症、頭痛があるときに使用すると、症状が悪化することがあるため注意が必要です。そのような症状がある場合、自己判断せず、まずは医療機関を受診しましょう。
ホットアイマスクの場合は低温やけどが起きる可能性がある
熱いものに触れておきるやけどのなかでも、比較的低い温度で生じるやけどを低音やけどといいます。低音やけどは、カイロや湯たんぽ、電気カーペットなど、短時間の接触では温かくて気持ちよいと感じるものを、長時間皮膚に密着させることで発症します。
ホットアイマスクも、正しい使用方法を守らないと低温やけどのリスクがあるため注意が必要です。箱や取扱説明書に記載してある使用方法を必ず守るようにしましょう。
アイマスクの種類
アイマスクは大きく分けて、遮光性のあるスタンダードタイプと、いわゆるホットアイマスクと呼ばれる目元を温めるタイプが存在します。
スタンダードタイプ(遮光のみ)
遮光性があるスタンダードタイプのアイマスクです。光を含む視覚情報を遮断できるため、目や脳の疲労回復に役立ちます。
スタンダードタイプには、コンパクトな「平面型」と圧迫感の少ない「立体型」の2種類があります。
平面型
フラットな形状をしたシンプルなアイマスクです。折り畳んでコンパクトに収納できるため、持ち運びしやすいのがメリットです。仮眠や旅行、移動中など、気軽に使用したい場面に適しています。
立体型
目の周りに空間ができるよう、立体的な加工が施されているアイマスクです。まぶたとアイマスクのあいだに空間があるため、平面型に比べて圧迫感が少ないのがメリットです。このため自宅での就寝時などしっかり休みたいときや、アイメイクを崩したくない方に適しています。
温めて使えるタイプ
目元を温めるタイプには、大きく分けて使い捨てタイプ、電子レンジ式、充電式の3種類があります。
3種類のうちもっとも手軽なのが使い捨てタイプです。テープを剥がすとすぐに温かくなり、なかには蒸気が出るものや香り付きのものもあります。毎回新品を使用できるため衛生的、個包装のため持ち運びしやすいなどのメリットがあります。
電子レンジ式は、電子レンジで数十秒温めることでホットアイマスクとして使用できます。繰り返し使用可能でコストパフォーマンスがよいため、毎日使用したい方におすすめです。
充電式のアイマスクは、ACアダプターやUSBなどを使用して充電するタイプです。電子レンジと同様繰り返し使用可能で、一定時間経過すると自動的にオフになるタイマー機能付きのものもあります。3種類のなかではもっとも高価ですが、そのぶん長く使えるため、アイマスクの使用頻度が高い方におすすめです。
自分に合ったアイマスクを選ぶポイント

なるべくコストを抑えつつ、アイマスクの効果を最大限引き出すには、自分に合ったアイマスクを選ぶことが重要です。アイマスクの使用頻度や利用シーン、素材や機能性など、様々な角度から自分にとって最適なものを見つけましょう。
自分に合ったアイマスク選びの主なポイントは以下のとおりです。
- アイマスクの使用頻度は高いか
- どのようなシーンで使用したいか
- 遮光性が高いか
- 素材の通気性が高いか
- ストラップを調整できるか
- アイマスクは洗濯できるか
アイマスクの使用頻度は高いか
使い捨てタイプのアイマスクは毎回新品と交換するため、長期的に見るとコストがかかります。このためアイマスクの使用頻度が高い方は、繰り返し使えるタイプのアイマスクがおすすめです。
どのようなシーンで使用したいか
どこで、どのように使用するかによっても、選ぶべきアイマスクは変わってきます。一般的には、旅行先や移動中の仮眠では持ち運びしやすい平面型のアイマスクが、ぐっすり眠りたい就寝時には立体型のアイマスクが適しています。
特に就寝時は、アイマスクの着用がかえってストレスとならないよう、自分に合ったものを選ぶことが重要です。圧迫感を感じない適度なフィット感で、なおかつ寝返りしたときもズレにくい仕様のものがおすすめです。
遮光性が高いか
アイマスクの主な役割は、光を遮断して目を休ませることです。このためアイマスク選びの際は、遮光性の高さが重要なポイントとなります。光を完全に遮断するには、隙間から光が入らないよう自分の形に合ったものを選ぶ必要があります。目元や鼻にかかる部分がフィットしやすい素材や形状かどうか確認しましょう。
ブレインスリープでは、睡眠医学に基づいた確かな知見と先進のテクノロジーを用いて、様々なプロダクトを開発しています。その一つであるブレインスリープ アイマスクは、肌になじむオートフィット素材。鼻の輪郭に自然にフィットして隙間から漏れる光を遮断し、ストレスフリーで快適な睡眠へ導きます。
素材の通気性が高いか
目元の皮膚は薄くデリケートなため、肌にかかる負担を抑えるには素材選びが重要です。蒸れやすい素材だと目元が蒸れて睡眠の妨げとなるほか、ニキビや毛穴詰まりなどの原因となります。
肌トラブルを回避し、快適に眠るには、通気性の高い素材を選ぶのがおすすめです。
ストラップを調整できるか
前述したように、アイマスクはきつすぎると圧迫感や締め付け感がストレスに、反対に緩すぎるとズレて睡眠の妨げとなります。自分の目元にしっかりフィットさせるには、サイズ調整可能なアイマスクがおすすめです。アジャスターや面ファスナーなどでストラップの調整が可能であれば、自分のサイズや好みに合ったフィット感で使用できます。
アイマスクは洗濯できるか
アイマスクは直接肌に触れるため、繰り返し使えるタイプの場合、適切にケアしないと不衛生になる可能性があります。衛生面を考慮すると、本体を洗濯できるなど清潔を保ちやすいものがおすすめです。
アイマスクを活用して快適なリラックスタイムを過ごそう
アイマスクとの併用で睡眠の質を高めるアイテム3選
ブレインスリープでは、アイマスク以外にも睡眠の質を高める様々なプロダクトを開発しています。そこで、ここからはアイマスクとの併用でさらに睡眠の質向上が期待できるおすすめアイテムをご紹介します。