マットレスのヘタリや身体の痛みを感じていませんか?この記事では、マットレスの寿命(耐用年数)と買い替えるサイン、30年間使えるマットレスをご紹介します。
「マットレスがヘタってきた気がする」「朝起きると身体が痛い」そのような悩みを感じていませんか?マットレスの寿命は一般的に5年から10年とされており、長年使用すると寝心地が悪くなり、身体への負担が増えることがあります。
そこでこの記事では、買い替えのサインやマットレスの寿命(耐用年数)を延ばすポイントを解説します。快適な睡眠を得るために、マットレスの使い方を見直してみませんか?
マットレスの寿命(耐用年数)は何年?
マットレスの寿命は種類によって異なります。ここではそれぞれの耐用年数をご紹介します。
マットレスの種類 | 寿命(耐用年数) |
---|---|
ポケットコイル | 7〜10年 |
ボンネルコイル | 5〜10年 |
ファイバー | 6〜9年 |
ラテックス | 6〜9年 |
高反発ウレタン | 5〜8年 |
低反発ウレタン | 3〜5年 |
ポケットコイル
ポケットコイルとは、マットレスに使われる独立したスプリングです。
一つひとつのコイルが不織布の袋(ポケット)に包まれており、点で身体を支えるため体圧分散に優れています。寝返りを打っても揺れが少なく、隣の人へ動きが伝わりにくいのが特徴です。
ポケットコイルの寿命は7〜10年とされており、他の素材よりも長めです。
ボンネルコイル
ボンネルコイルとは、マットレスに使われる連結型のスプリング構造です。
コイル同士が連結しているため、面で身体を支えられます。ある程度の硬さがあり、しっかりとした寝心地を求める方におすすめです。
ボンネルコイルの寿命は5〜10年で、同じコイルマットレスであるポケットコイルマットレスよりも耐用年数がやや劣ります。
ファイバー
ファイバーマットレスとは、樹脂繊維を立体的に絡み合わせたマットレスです。
一般的に「高反発ファイバー」とも呼ばれ、ポリエチレンなどの素材で作られています。空気を通しやすい構造のため、蒸れにくく快適な寝心地を得られます。
ファイバーマットレスの寿命は6〜9年ですが、水洗い可能な商品が多く、気軽に洗濯できるのが魅力です。
ラテックス
ラテックスとは、ゴムの木から採れる天然素材を使用した弾力性のあるマットレス素材です。やわらかすぎず適度な反発力があり、身体にフィットしながらもしっかりと支えてくれます。
また、抗菌・防ダニ性にも優れており、衛生的に使えるのも魅力です。
ラテックスは耐久性が高くへたりにくいため、寿命が6〜9年となっており、長期間使用しても寝心地のよさを保てます。
高反発ウレタン
高反発ウレタンとは、ウレタンのなかでも弾力性が高く、身体を押し返す力が強い素材を指します。寝返りが打ちやすく、自然な寝姿勢をサポートしてくれるのが特徴です。
また、軽量で扱いやすいものが多く、折りたたみタイプや三つ折りマットレスにもよく使われています。
高反発ウレタンマットレスの寿命は5〜8年です。ほどよい硬さがあるため、腰や背中への負担を軽減したい方におすすめです。
低反発ウレタン
低反発ウレタンマットレスは、体圧に反応してゆっくりと形状が変化する特殊なウレタン素材を使用しています。
密度は30D以下から50D以上の幅広い範囲となっており、硬度は100N以下とやわらかい寝心地が特徴です。
使用目安は3〜5年程度と高反発ウレタンマットレスと比べると短いものの、手頃な価格帯で購入できるため、コストパフォーマンスの高い寝具として人気があります。
マットレスを買い替えるサイン

マットレスは徐々に劣化が進むため、変化に気付きにくいものです。そのため買い替えのサインを見逃さないことが大切です。ここでは5つのサインをご紹介します。
- へこみができている
- ほころびや裂け目がある
- 軋む音がする
- 身体の痛みを感じる
- カビが生えている
へこみができている
マットレスは本来、体重による圧力がかかっても弾力性により、もとの形状に戻る性質を持っています。
しかし、使用年数が経過して弾力がなくなると、体重がかかった部分がもとに戻らなくなってしまいます。
このような状態では体圧分散が均一にならず、快眠を妨げる原因となるため、買い替えを検討する時期といえるでしょう。
ほころびや裂け目がある
長年の使用によって表面の生地が劣化し、縫い目がほつれたり破れたりすると、なかのウレタンやバネが露出します。こうなると寝心地が悪くなるだけでなく、耐久性も低下するため注意が必要です。
さらに、ほころびや裂け目が出来ると、ダニやホコリが溜まりやすくなるため、衛生面でも問題が生じる可能性があります。見た目のダメージが気になり始めたら、買い替えるようにしましょう。
軋む音がする
ポケットコイルやボンネルコイルなどのスプリングマットレスは、金属製のバネを内蔵しているため、長期間の使用により徐々に弾力性が低下します。
その結果、寝返りを打ったときや体重をかけた際に、スプリング同士が擦れ合って軋むような音が発生してしまうのです。軋むような音がしたら、スプリングの劣化を示すサインとなり、買い替え時期と思ってよいでしょう。
身体の痛みを感じる
マットレスが劣化すると、体圧分散のバランスが悪くなり、特定の部位に圧力が集中しやすくなります。
その結果、睡眠中に肩や腰、背中などに負担がかかり、眠りが浅くなったり起床時に身体の痛みや疲れを感じたりすることがあります。肩こりや腰痛の原因にもなるため、早めに買い換えるようにしましょう。
カビが生えている
マットレスは私たちが寝ているあいだ、人体から放出される汗を吸収し続けています。一晩の睡眠中に放出される汗の量は、驚くことにコップ1杯分にも相当します。
寝汗がマットレス内部に溜まって湿気となり、そのまま乾燥されないとカビが発生するため注意しなくてはなりません。
また、下記の記事ではカビを取る方法をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
マットレスのカビの取り方5選!カビの予防方法やお手入れ簡単なマットレスも紹介
寿命を迎えたマットレスで生じる影響
ここでは寿命を迎えたマットレスを使い続けることで、どのような影響を与えるのかを詳しく解説します。
睡眠の質が悪くなる
マットレスの劣化が進むと、寝返りがしづらくなったりスプリングの軋みが気になったりするなど、不快な症状が現れます。
これらの症状は、睡眠の質を著しく低下させる原因となり、十分な休息が取れなくなる可能性があります。
また、以下の記事も併せてご覧ください。
寝返りが打てない原因は?大人の寝返りの必要性と快眠を手に入れるための寝具選び方
身体への負担が増える
マットレスの劣化により身体にフィットしなくなり、腰や肩、首などに過度な負担がかかり、痛みや違和感を感じやすくなります。
このような状態で就寝を続けていると、慢性的な痛みの原因となる可能性があるため、早めの対策が必要です。
また、以下の記事では理想の寝姿勢をご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
理想の寝姿勢とは?仰向け、横向き、うつ伏せ寝のポイントを徹底解説
健康被害につながる
マットレス内部に繁殖したカビやダニは、アレルギー症状を引き起こす原因となります。
さらに、使い続けることによって生じたほころびや裂け目から露出した中材が直接肌に触れることで、炎症やかゆみなどの肌トラブルを引き起こす可能性もあります。
身体の不調をきたす前に、マットレスの状態を定期的にチェックすることが大切です。
マットレスを長く使うためのポイント

マットレスを長持ちさせるには、寿命を伸ばす3つのポイントを押さえておきましょう。
- マットレスの向きをローテーションさせる
- 日干しや陰干しをおこなう
- シーツを清潔に保つ
マットレスの向きをローテーションさせる
マットレスの寿命を延ばすためには、1〜3ヵ月に1回程度の定期的なローテーションが効果的です。日頃からマットレスを上下や裏表両面を入れ替えることで、体重による負荷を分散させられ、劣化するのを防げます。
また、ローテーションの際には、マットレスの表面についた汚れやほつれなども合わせてチェックすることで、早めに問題を解決できるでしょう。
日干しや陰干しをおこなう
マットレス内部の湿気を取り除くには、日干しや陰干しがおすすめです。
マットレスを壁に立てかけて乾燥させたり、浮かせた状態で扇風機の風を当てたりすることで、内部に溜まった湿気を取り除けます。
こまめに除湿ケアをすることで、カビや細菌の繁殖を防ぎ、清潔で快適な睡眠環境を維持できるでしょう。
シーツを清潔に保つ
ベッドカバーやシーツには日々の使用で汗や皮脂、ホコリが蓄積されるため、週に一度の洗濯が大切です。清潔なシーツを使用することで、雑菌やダニの繁殖を防ぎます。
特に汗をよくかく方や夏場は、敷パッドやベッドパッドを併用することで、マットレスの寿命を延ばせます。
また寝ているときにダニに刺されてしまう原因を詳しく知りたい方は、下記の記事も併せてご覧ください。
なぜ布団でのダニ刺されは起こる?繁殖する条件や洗っていない布団の洗濯について
マットレスを処分する方法
マットレスを新しく買い換えるとなると、どのように既存のマットレスを処分すればよいか迷う方も多いでしょう。ここではマットレスの処分方法を4つご紹介します。
- 粗大ごみに出す
- 店舗の引き取りサービスを利用する
- リサイクルショップを利用する
- 買取業者を利用する
粗大ごみに出す
マットレスの処分方法として最も推奨されるのが、自治体の粗大ごみとして出す方法です。
一般的な手順としては、自治体のホームページから申請し、処分用シールを購入してマットレスに貼り付け、指定された収集日に決められた場所へ出します。
ただし、自治体ごとに具体的な方法が異なるため、事前の確認が必要です。
店舗の引き取りサービスを利用する
マットレスを新調する際は、購入する店舗に古いマットレスの引き取りサービスがあるかどうか確認してみましょう。
家具店やマットレス専門店では、新品の配送と同時に使用済みマットレスの回収に対応してくれることがあります。
リサイクルショップを利用する
リサイクルショップでの処分も一つの手段です。状態のよいマットレスであれば買い取りが可能で、処分する費用がかからないメリットがあります。
ただし、使用感が強かったり、汚れやへこみ、破損が目立ったりする場合は、買い取りを断られることがあるため、事前に状態を一度確認してから持ち込むことをおすすめします。
買取業者を利用する
有名ブランドや高級メーカーのマットレスであれば、複数の買取業者から見積もりを取ることで、よりよい条件での売却が期待できます。
使用年数と状態によって買い取り価格が変わってきます。丁寧に使用していたマットレスであれば、処分する費用がかからず、むしろ収入につながるかもしれません。
また、マットレスを新しく購入したい方のために、下記の記事でマットレスの選び方をご紹介しています。
マットレスの選び方とは?マットレスの機能と買い替えのタイミングも解説
30年間使える?ブレインスリープのマットレス
ここからはブレインスリープが提供している「ブレインスリープ マットレス プレミアム フロート」の商品をご紹介します。
究極のリラックス姿勢を促進する設計
独自開発の三次元構造体により、肩が内側に入り、脚が自然と上がるという理想的な寝姿勢ができます。
この姿勢は宇宙空間で人体が自然と取る形に近く、身体への負担が最も少ない状態とされています。マットレスの特殊な構造が生み出す浮遊感のある反発力と、肩・腰・脚それぞれに最適化された硬さにより、まるで重力から解放されたような究極のリラックス状態へと導いてくれるでしょう。
抜群の通気性で朝まで快適
ブレインスリープのマットレスは、90%以上が空気層で構成された超通気性素材を採用しています。睡眠中に身体から発生する熱や湿気を効率的に放出し、布団内の温度と湿度を最適な状態にコントロールできます。
良質な睡眠には適切な温湿度環境が不可欠ですが、優れた通気性により、蒸れにくく心地よい睡眠へと誘い、深い眠りにつながるでしょう。
シャワーと日陰干しでいつでも清潔
マットレスのカバーは簡単に取り外せて、洗濯機での丸洗いが可能です。さらに中材はシャワーで手軽に汚れを洗え、そのあとは日陰で干すだけという簡単なお手入れで清潔な状態を保てます。
30年使ってもへたりにくい独自素材
ブレインスリープには、30年間使える高耐久マットレスがあります。独自のグリーンファイバー素材を採用し、優れた耐久性を実現しました。
実際にJIS規格で定められている基準値80,000回の3倍となる圧縮試験においても、耐久性を維持できることが確認されています。一般的なウレタン製マットレスに比べてへたりにくいのも特徴です。
ブレインスリープ マットレス プレミアム フロート
マットレスの寿命に合わせて買い替えも検討しよう
マットレスは毎日の睡眠を支える大切な寝具です。マットレスの状態が悪いまま寝ると、身体に不調をきたしてしまうことがあります。使用年数や状態に応じたタイミングでの買い替えを検討しましょう。
高品質で耐久性に優れたブレインスリープのマットレスは、長期にわたって安定した寝心地をご提供しています。詳しくはブレインスリープのサイトをご覧ください。
マットレスの商品一覧