毎日使う布団の選び方を知るだけで人生の1/3を制する!

毎日使う布団の選び方を知るだけで人生の1/3を制する!

寝具の選び方

毎日使う布団の選び方を知るだけで人生の1/3を制する!

掛け布団
タイトルを見て「布団ごときで人生の3分の1を制するって大袈裟な…」と思った方もいるでしょう。 確かに布団だけで、そこまで大きく変わるとは思えないという気持ちも分かります。 しかし、しっかりとした睡眠をとることができれば日々のパフォーマンスも上がるため、あながち間違いでもありません。 不眠症になれば、うつ病など生活習慣病を発症する恐れがあるので、予防のために就寝時を見直し快適な生活を手に入れるべきなのです。 今回は布団がいかに睡眠にとって大事な部分なのかについて解説していきます。 この記事を読めば、布団に対する考え方が変わりますよ!

1.人は睡眠に人生の約3割を費やしている

「人生の3割も睡眠に費やしているの?」と驚く方もいるかもしれませんが、平均の睡眠時間は7~8時間で、1日が24時間なので3割となる計算です。※1 寝ずに夜中も活動している方はの中には「睡眠なんて人生の無駄」と思っている方がかなりいますが、きちんと睡眠をとらないと日中のパフォーマンスが下がり、生産性も悪くなります。 現在は睡眠についての研究が日々進んでいて、驚きの研究結果も多いです。 中でも注目度が高いのが、睡眠をとらないと食欲を高めるホルモンが分泌されやすくなり、肥満や糖尿病の原因になってしまうという研究。 夜食べると太るという説は科学的にも正しいものだったのですね。 故意的に太りたいという方は少ないでしょう。女性であればなおさらです。太ってしまえば、社会的にもマイナス面が多い感じる方は多いので、寝ている間だけでなく日常生活にも影響すると言えるでしょう。

1-1.布団にいる時間も当然人生の約3割を占める

前述したように、24時間中8時間は睡眠に費やしており、必然的に布団にいる時間も人生の約3割を占めていることになります。 8時間はかなり長い時間ですが、それだけの間、同じ場所で過ごすわけなので布団にもこだわりたいところですね。 さらに、寝ている間は、ほとんど姿勢が変わりません。布団が硬くては、体を痛めてしまう原因にもなるのです。 たかが人生の3割だと思わないで、この3割のために見直していきましょう。

1-2.毎日使うものだからこそ布団選びにこだわるべき

布団は毎日使う睡眠に必須のアイテム。体に触れることの多い、布団の選び方ひとつで安眠できるかどうかを決めると言っても過言ではありません。 だからこそ、自分に合った布団にこだわるべきなのです。 家具の中でも使用頻度がダントツで高いはずなので、ポイントはしっかりと抑えておきましょう。 具体的なポイントについては後述していきます。 2017年にはWHOで睡眠障害がようやく病気と認定され、安眠グッズの販売や睡眠の専門病院が増えてきたため、寝具選びもはかどるようになりましたね。※2

2.布団の選び方を知っているだけで人生の約3割を制す!

睡眠とは、日々の健康状態だけでなく、生活習慣病を予防するための大切な行動です。眠れないで何もしない事こそが、人生において無駄な時間と言う事を理解しないと損をします。 快適な眠りにつくための手段こそが、毎日使用する布団選びなのです。 布団をこだわらない事は人生の3割を無駄にしまうとも言えますね。将来重篤な病気にならないためにも、自分に合った布団を選んでいきましょう。 たった数時間の布団の選択で、かなりの時間を充実させることができるコスパも高い方法ですよ!

3.布団選びはどのようにするのがいいの?

布団は大きく敷布団と掛け布団の2種類あります。それぞれ選び方も違ってくるので、しっかりとポイントを把握しておかなければなりません。 もし、選び方を間違えてしまうと、夜眠れなくなってしまう可能性もあるので、慎重に選ぶ必要があります。 もちろん中には布団にこだわらなくても眠れる方もいますが、布団にこだわって損はないので、ポイントを押さえて快適な眠りを実現しましょう。

3-1.敷布団の選び方:通気性と保温性が大切

敷布団で通気性の良い素材を探しているのであれば、綿素材をおすすめします。 人はコップ一杯程度の寝汗をかき、これは生理現象なので止められません。 この汗が乾かないと湿気で寝苦しくなり、カビの原因にもなる恐れがあるので、通気性が良い素材を使用する必要があります。 敷布団を選ぶ上で、もう1つ大切な事は保温性。寒い冬場は熱が逃げてしまい、風邪の原因にもなってしまいます。 できるだけ暖かくなるように、厚さや素材を選びましょう。 季節によって変えるのが望ましいですが、素材の違う敷布団を、部屋に置けない方はシーツだけでもいいので、通気性と保温性のあるシーツを選ぶと快適になります。

3-2.掛け布団の選び方:しっかりと暖めてくれるものを選ぶ

文部科学省のデータでは、10℃以下の環境で就寝すると体温調整に影響を及ぼすという結果が出ています。※3 しかし、同じ実験でやや寒い程度だと、割と快適に眠れたというデータもあり、この事から十分な掛け布団があれば、体温は維持される事が分かりました。 確かに寒すぎると手足が冷たくなってしまって、眠りにつきにくいことがありますよね。 保温性を重視するなら、やはり羽毛がおすすめです。羽毛は体を優しく包み込んでくれて、守られているという安心感があり、寝心地もいいと感じる方が多いでしょう。 重さや大きさは、自分の好みで決めると眠りやすくなります。最近は自分に合った寝具を計測できる3D機械もあるので1度試してみるても面白いですね。

3-3.枕の選び方:頭の高さを最適に

朝起きたとき、首や肩が凝っていたら、枕が合っていない証拠です。頸椎のカーブに合わない枕だと、首や肩の筋肉に負担をかけてしまい、首の痛みや肩こりの原因となってしまいます。 さらに高すぎるといびきの原因にもなり、無呼吸症候群の要因にもなります。 逆に低すぎると、頸椎のカーブが平行に近い状態になってしまい、首周りの筋肉に負担をかけてしままうので注意してください。 一般的に枕の凹凸部分は1~6cmと言われていて、枕によって変わるのでどんな高さがいいのかを知った上で購入するようにしましょう。

3-4.マットレスの選び方:硬さ・厚みがポイント

背中はゆるいS字カーブを描いており、寝た姿勢で体に負担が少ないのは背骨のS字幅が2~3cmの状態です。 寝た際に、その幅にするにはマットレスの硬さがポイントで、柔らかすぎると背中が沈み込んで腰痛の原因になってしまいます。 柔らかいマットレスの使いはじめは特に違和感なく快適ですが、沈み込んでいくとベッドの床版部分に背中から腰が当たってしまい、だんだん痛くなってくるということも。 逆に硬すぎると背骨が圧迫されてしまい、背中から腰にかけて痛みが生じる可能性があります。

3-5.ベッドの選び方:大きさや機能性も考える

人は寝ているとき、寝返りを必ずうちます。そのため、ベッドから落ちないように一回り大きいサイズを選ぶといいでしょう。 ただし、寝室の大きさ次第では、ちょうどいい大きさのベッドを置いたら部屋が狭くなってしまうということもあります。 まずは、自分の部屋に合った大きさのベッドを選ぶことから始めると失敗も少ないです。 機能性は、やはりベッドも通気性が大事になってくるので、すのこを使用することをおすすめします。 通気性が悪いと、寝汗による湿気で最悪カビが生える事にもなりかねません。カビが生えてしまったら不衛生なのはもちろん、ぜんそくの原因にもなってしまいます。 物が多くて置けない心配のある方は収納付きベッドを選んでみるのもいいでしょう。室内のスペースを効率的に使用することができますよ!

4.布団の選び方で共通して言えるポイント

布団の選び方で共通している点は通気性と保温、そして自分に合った重さ、肌触りです。 ドラッグストアの洗剤売り場で柔軟剤が販売されていますが、これはゴワゴワしている物より、柔らかい触り心地が好まれている証拠。布団も同様にやはり、フワフワしていて、肌触りの良いものが人気になっています。 布団は長年使用する物なので、もちろん耐久性も重視しなくてはいけません。 布団は安いものでもそれなりの値段はしますし、頻繁に買い替えるものでもないのでリピートしようと思ったら、廃盤になっているということもあります。そうなると、1から選び直さなくてはならず、時間とお金がかかってしまうでしょう。 しかし、基本的に寝具は使い方を間違えなければ、長く使用できるので布団選びというよりは、管理に気を遣うのが望ましいです。

まとめ:布団の選び方を知って毎日の質を上げよう

布団をしっかりと選ぶことができるだけで、人生の1/3を制するという意味が分かっていただけたかと思います。 最後に今回の記事をまとめておきますね。
  • 敷布団は通気性が良い綿素材がおすすめ
  • 掛け布団は保温性が優れている羽毛布団が好ましい
  • 枕は頚椎のカーブを意識し、高すぎず低くすぎないものを選ぶ
  • マットレスは背骨のS字カーブが2~3cm程度になる硬さが理想
  • ベッドの大きさは最低限、寝返りが充分うてる広さにすると寝やすい
睡眠時間は人生の3割占めるとお伝えしましたが、この3割の睡眠こそがが重大な病気を予防するカギでもあるのです。 「睡眠時間を長くとれば生活習慣病にかからないのでは?」と思っている方も、いるかもしれません。 しかし、逆に睡眠時間が長すぎると、早く亡くなってしまうというデータもあるのです。※4 これを踏まえて考えると、やはり睡眠は長さじゃなくて質を高める事が大切で、その質を高めるために自分に合う布団を選ぶ事が重要となることが分かります。 今の布団を見直すことから始めてみましょう。 【参考】 ※1 第2回 隣の眠りは長く見える―睡眠時間の個人差について ※2 第80回 睡眠障害がようやくメジャーデビュー、WHOの分類改訂で ※3 日常生活における快適な睡眠の確保に 関する総合研究 ※4 厚生労働省 快眠のためのテクニック -よく眠るために必要な寝具の条件と寝相・寝返りとの関係
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寝ても寝ても眠いのはなぜ?一日中眠くなってしまう原因と対策を解説

睡眠コラム

「いくら寝ても頭がスッキリしない」「日中に眠くなるので仕事に影響が出てしまう」などの症状を誰しも一度は経験したことがあるかもしれません。十分な睡眠時間をとっているにも関わらず、日中眠くなるのにはいくつかの原因があります。 この記事では寝ても寝ても眠いと感じる方のために、原因や対処方法を紹介します。病気や疾患が隠されている可能性があるので、早めに対策を取りましょう。 寝ても寝ても眠い原因とは? 寝ても寝ても眠気が取れない原因は、睡眠時間や質の低下、精神的・身体的ストレス、アルコールの影響、潜在的な疾患など様々な要因が関係していますが、大きく以下の4つに分類できます。 日常生活の問題 病気・疾患の問題 女性ホルモンによる影響 季節の変化 いくら寝ても日中に眠くなる症状は単なる睡眠不足だけでなく、うつ病や甲状腺機能低下症など、基礎疾患が隠れている可能性もあるため注意が必要です。 ここからは、それぞれの分類について詳しくご紹介していきます。 日常生活の問題による影響 睡眠不足や環境による睡眠の質の低下により、日中に強い眠気を感じることがあり、仕事や日常生活に支障をきたしてしまいます。さらに精神的・身体的ストレスによって自律神経が乱れ、睡眠障害を引き起こすこともあるかもしれません。 具体的な要因についていくつか見ていきましょう。 日常的な睡眠不足 日本人の平均睡眠時間は世界的に見ても短い水準にあり、男女ともに「6時間以上7時間未満」が最も多い傾向で約53.7%、次いで「6時間未満」が約37.9%となります。 しかし、個人差はありますが一般的に適切な睡眠時間は、成人で6〜9時間が推奨されており、睡眠不足とされる方が多くいるのが現状です。さらに睡眠不足が続くと、「睡眠負債(睡眠の借金)」と呼ばれる状態となり、目覚めが悪い、日中の眠気が強い、体調不良、イライラするなどの症状が現れます。 参考:良い目覚めは良い眠りから 知っているようで知らない 睡眠のこと - e-健康づくりネット(厚生労働省) 睡眠不足による睡眠負債が続いた場合、日中に眠くなるのが当たり前のようになることも懸念点として挙げられます。 睡眠負債はまとめて一日たっぷり眠っただけでは解消できず、長期的な取り組みが必要です。睡眠負債は心身に悪影響を及ぼすため、早期に対策を立てるようにしましょう。 睡眠の質の低下 寝室の温度や湿度、照明、生活音などが適切でないと、質のよい睡眠を取れなくなります。例えば、寝室が暑すぎたり寒すぎたりすると、睡眠リズムが作れず眠りにくくなります。また、明るい照明や外部からの騒音も、脳が刺激されて安定した睡眠を妨げる要因になるため要注意です。 さらに、寝具の状態が悪いと、体が十分に休めず朝起きても疲れが取れないため、日中に眠くなってしまう可能性があります。このように、睡眠環境は質のよい睡眠を得るために重要な要素となります。 心理的なストレス 心理的なストレスとは、生活上の出来事や環境の変化などによって引き起こされる心理的な緊張、不安、焦りなどの心の状態のことです。 心理的ストレスは自律神経系に大きな影響を及ぼし、睡眠不足の原因となることがあります。通常、夜間は副交感神経が優位になり、リラックスした状態で入眠しやすくなりますが、ストレスが続くと交感神経が優位になります。 交感神経系が優位になると、脳の疲労回復に重要なノンレム睡眠(深い眠り)の時間が減少するため、十分な休息が得られず翌日の眠気や集中力の低下につながってしまうのです。...

寝ても寝ても眠いのはなぜ?一日中眠くなってしまう原因と対策を解説

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「いくら寝ても頭がスッキリしない」「日中に眠くなるので仕事に影響が出てしまう」などの症状を誰しも一度は経験したことがあるかもしれません。十分な睡眠時間をとっているにも関わらず、日中眠くなるのにはいくつかの原因があります。 この記事では寝ても寝ても眠いと感じる方のために、原因や対処方法を紹介します。病気や疾患が隠されている可能性があるので、早めに対策を取りましょう。 寝ても寝ても眠い原因とは? 寝ても寝ても眠気が取れない原因は、睡眠時間や質の低下、精神的・身体的ストレス、アルコールの影響、潜在的な疾患など様々な要因が関係していますが、大きく以下の4つに分類できます。 日常生活の問題 病気・疾患の問題 女性ホルモンによる影響 季節の変化 いくら寝ても日中に眠くなる症状は単なる睡眠不足だけでなく、うつ病や甲状腺機能低下症など、基礎疾患が隠れている可能性もあるため注意が必要です。 ここからは、それぞれの分類について詳しくご紹介していきます。 日常生活の問題による影響 睡眠不足や環境による睡眠の質の低下により、日中に強い眠気を感じることがあり、仕事や日常生活に支障をきたしてしまいます。さらに精神的・身体的ストレスによって自律神経が乱れ、睡眠障害を引き起こすこともあるかもしれません。 具体的な要因についていくつか見ていきましょう。 日常的な睡眠不足 日本人の平均睡眠時間は世界的に見ても短い水準にあり、男女ともに「6時間以上7時間未満」が最も多い傾向で約53.7%、次いで「6時間未満」が約37.9%となります。 しかし、個人差はありますが一般的に適切な睡眠時間は、成人で6〜9時間が推奨されており、睡眠不足とされる方が多くいるのが現状です。さらに睡眠不足が続くと、「睡眠負債(睡眠の借金)」と呼ばれる状態となり、目覚めが悪い、日中の眠気が強い、体調不良、イライラするなどの症状が現れます。 参考:良い目覚めは良い眠りから 知っているようで知らない 睡眠のこと - e-健康づくりネット(厚生労働省) 睡眠不足による睡眠負債が続いた場合、日中に眠くなるのが当たり前のようになることも懸念点として挙げられます。 睡眠負債はまとめて一日たっぷり眠っただけでは解消できず、長期的な取り組みが必要です。睡眠負債は心身に悪影響を及ぼすため、早期に対策を立てるようにしましょう。 睡眠の質の低下 寝室の温度や湿度、照明、生活音などが適切でないと、質のよい睡眠を取れなくなります。例えば、寝室が暑すぎたり寒すぎたりすると、睡眠リズムが作れず眠りにくくなります。また、明るい照明や外部からの騒音も、脳が刺激されて安定した睡眠を妨げる要因になるため要注意です。 さらに、寝具の状態が悪いと、体が十分に休めず朝起きても疲れが取れないため、日中に眠くなってしまう可能性があります。このように、睡眠環境は質のよい睡眠を得るために重要な要素となります。 心理的なストレス 心理的なストレスとは、生活上の出来事や環境の変化などによって引き起こされる心理的な緊張、不安、焦りなどの心の状態のことです。 心理的ストレスは自律神経系に大きな影響を及ぼし、睡眠不足の原因となることがあります。通常、夜間は副交感神経が優位になり、リラックスした状態で入眠しやすくなりますが、ストレスが続くと交感神経が優位になります。 交感神経系が優位になると、脳の疲労回復に重要なノンレム睡眠(深い眠り)の時間が減少するため、十分な休息が得られず翌日の眠気や集中力の低下につながってしまうのです。...