NEWS
ニュース

“5年間の独自調査”で見えてきた日本の睡眠課題 睡眠の質は働き方、モチベーションに影響を与える...
株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣田 敦、以下「ブレインスリープ」)は、睡眠ソリューションカンパニーとして創業当初から「睡眠の質」の重要性に着目し、睡眠の質を向上するための商品やサービスの提供、正しい情報発信を行ってきました。その5年間で「睡眠偏差値調査」をはじめ日本における様々な睡眠データの収集を行っており、今回「睡眠の質」が生産性や経済損失額、モチベーションへ影響を与える可能性があることがわかりました。また睡眠計測をすることで夜間の睡眠の質の向上にとどまらず、翌日のモチベーションアップや日中の活動量の増加に寄与する可能性が確認されました。 日本における睡眠の現状 2024年の有職者1万人を対象とした「睡眠偏差値調査2024(以下「本調査」)」において、日本における平均睡眠時間は6時間50分と、過去5年の調査において最も長い時間となり、調査開始時の2020年と比較すると23分睡眠時間は増加しています。しかし、依然としてOECD加盟国の平均睡眠時間である8時間28分と比較すると著しく短く、日本の睡眠は世界でも最低水準であると言えます。一方、平均睡眠の質スコアはほぼ横ばいで推移しており、睡眠の質の改善は進んでいない状況です。 睡眠と仕事の関係性 本調査において、睡眠が生産性に影響を与えていると感じているかの設問に「強く影響している」と回答した人は20.4%、「影響している」と回答した人は49.6%と全体の70%の方が睡眠と生産性の関連性を感じていました。この結果から睡眠は単なる休息ではなく、日中のパフォーマンス向上に不可欠であるという認識が広まっていることがわかりました。本調査では、睡眠の質は生産性と相関が見られ、睡眠の質が高い人は生産性が高い傾向にありました。一方、睡眠時間には生産性との明確な相関は認められませんでした。 本調査では、睡眠の質は生産性と相関が見られ、睡眠の質が高い人は生産性が高い傾向にありました。一方、睡眠時間には生産性との明確な相関は認められませんでした。 同様に経済損失額についても、睡眠の質は相関が見られる一方、睡眠時間には相関が見られませんでした。 またメンタルヘルスと長時間労働の関係性が注目されていますが、近年の研究によれば、長時間労働が直接的なメンタルヘルス悪化の原因ではなく、むしろ長時間労働による睡眠不足がメンタルヘルス悪化の原因となっていることが報告されています。本調査では睡眠と残業時間に関して調査をしたところ、睡眠の質が高いAランク群は残業時間0時間未満の割合が66%と高く、ランクが下がるほどその割合が低下することがわかりました。残業時間と睡眠の質には相関があることがわかります。さらに「仕事に行くのが憂鬱と感じた日数」に関する設問では、睡眠の質が低いDランク群は仕事が憂鬱と感じている日数が長く、週5日以上と回答した方は35%、それに対して睡眠の質が高いAランク群は70%の方が週0日という回答でした。 これらの結果から「睡眠の質」がメンタルヘルスに対しても影響を与えている可能性が示唆されます。 睡眠と生活習慣 次に寝る前の習慣に関する調査では、睡眠の質が高い群と低い群で比較した結果、睡眠の質が高い群では睡眠の質を阻害する習慣を実施する頻度が少ないことが明らかとなりました。顕著な差が見られた項目が下記の4点となります。 ・就寝前にコンピューター、スマホ、タブレットの画面を見る ・テレビやライトをつけたまま眠る ・就寝前にお酒を飲む ・いつも異なった時間に就寝する 睡眠計測による行動変容の効果 ブレインスリープでは睡眠を計測するウェアラブルデバイス「ブレインスリープ コイン」を2022年10月より一般販売しております。ブレインスリープ コインは睡眠を計測するたびに「スリープ コイン」が貯まり、会員ランクが上がります。そこで会員ランク毎の睡眠スコア「スリープ スコア」を比較した結果、会員ランクが高い(計測回数が多い)ほど、スリープ スコアが高いことがわかりました。 さらに今回の調査ではブレインスリープ コインを利用し始めてからの変化についてユーザーにヒアリングを行いました。その結果、多くのユーザーがブレインスリープ コインでの計測を始めてから朝の気分がプラスになったことがわかりました。 また、今回アンケート調査にご協力いただいた方でご自身でも睡眠の質の改善を実感されている方のスリープ スコアの変化を見てみると計測を続けることで次第に睡眠の質に重要な寝始めの90分の深い睡眠の割合が増加していました。 これらの結果から、睡眠計測を行うことが自身の睡眠状況を把握し、その結果に基づいて行動を変えることで睡眠の質が改善された可能性が考えられます。 西野精治コメント/ブレインスリープ最高研究顧問、『スタンフォード式...
“5年間の独自調査”で見えてきた日本の睡眠課題 睡眠の質は働き方、モチベーションに影響を与える...
株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣田 敦、以下「ブレインスリープ」)は、睡眠ソリューションカンパニーとして創業当初から「睡眠の質」の重要性に着目し、睡眠の質を向上するための商品やサービスの提供、正しい情報発信を行ってきました。その5年間で「睡眠偏差値調査」をはじめ日本における様々な睡眠データの収集を行っており、今回「睡眠の質」が生産性や経済損失額、モチベーションへ影響を与える可能性があることがわかりました。また睡眠計測をすることで夜間の睡眠の質の向上にとどまらず、翌日のモチベーションアップや日中の活動量の増加に寄与する可能性が確認されました。 日本における睡眠の現状 2024年の有職者1万人を対象とした「睡眠偏差値調査2024(以下「本調査」)」において、日本における平均睡眠時間は6時間50分と、過去5年の調査において最も長い時間となり、調査開始時の2020年と比較すると23分睡眠時間は増加しています。しかし、依然としてOECD加盟国の平均睡眠時間である8時間28分と比較すると著しく短く、日本の睡眠は世界でも最低水準であると言えます。一方、平均睡眠の質スコアはほぼ横ばいで推移しており、睡眠の質の改善は進んでいない状況です。 睡眠と仕事の関係性 本調査において、睡眠が生産性に影響を与えていると感じているかの設問に「強く影響している」と回答した人は20.4%、「影響している」と回答した人は49.6%と全体の70%の方が睡眠と生産性の関連性を感じていました。この結果から睡眠は単なる休息ではなく、日中のパフォーマンス向上に不可欠であるという認識が広まっていることがわかりました。本調査では、睡眠の質は生産性と相関が見られ、睡眠の質が高い人は生産性が高い傾向にありました。一方、睡眠時間には生産性との明確な相関は認められませんでした。 本調査では、睡眠の質は生産性と相関が見られ、睡眠の質が高い人は生産性が高い傾向にありました。一方、睡眠時間には生産性との明確な相関は認められませんでした。 同様に経済損失額についても、睡眠の質は相関が見られる一方、睡眠時間には相関が見られませんでした。 またメンタルヘルスと長時間労働の関係性が注目されていますが、近年の研究によれば、長時間労働が直接的なメンタルヘルス悪化の原因ではなく、むしろ長時間労働による睡眠不足がメンタルヘルス悪化の原因となっていることが報告されています。本調査では睡眠と残業時間に関して調査をしたところ、睡眠の質が高いAランク群は残業時間0時間未満の割合が66%と高く、ランクが下がるほどその割合が低下することがわかりました。残業時間と睡眠の質には相関があることがわかります。さらに「仕事に行くのが憂鬱と感じた日数」に関する設問では、睡眠の質が低いDランク群は仕事が憂鬱と感じている日数が長く、週5日以上と回答した方は35%、それに対して睡眠の質が高いAランク群は70%の方が週0日という回答でした。 これらの結果から「睡眠の質」がメンタルヘルスに対しても影響を与えている可能性が示唆されます。 睡眠と生活習慣 次に寝る前の習慣に関する調査では、睡眠の質が高い群と低い群で比較した結果、睡眠の質が高い群では睡眠の質を阻害する習慣を実施する頻度が少ないことが明らかとなりました。顕著な差が見られた項目が下記の4点となります。 ・就寝前にコンピューター、スマホ、タブレットの画面を見る ・テレビやライトをつけたまま眠る ・就寝前にお酒を飲む ・いつも異なった時間に就寝する 睡眠計測による行動変容の効果 ブレインスリープでは睡眠を計測するウェアラブルデバイス「ブレインスリープ コイン」を2022年10月より一般販売しております。ブレインスリープ コインは睡眠を計測するたびに「スリープ コイン」が貯まり、会員ランクが上がります。そこで会員ランク毎の睡眠スコア「スリープ スコア」を比較した結果、会員ランクが高い(計測回数が多い)ほど、スリープ スコアが高いことがわかりました。 さらに今回の調査ではブレインスリープ コインを利用し始めてからの変化についてユーザーにヒアリングを行いました。その結果、多くのユーザーがブレインスリープ コインでの計測を始めてから朝の気分がプラスになったことがわかりました。 また、今回アンケート調査にご協力いただいた方でご自身でも睡眠の質の改善を実感されている方のスリープ スコアの変化を見てみると計測を続けることで次第に睡眠の質に重要な寝始めの90分の深い睡眠の割合が増加していました。 これらの結果から、睡眠計測を行うことが自身の睡眠状況を把握し、その結果に基づいて行動を変えることで睡眠の質が改善された可能性が考えられます。 西野精治コメント/ブレインスリープ最高研究顧問、『スタンフォード式...

ブレインスリープとスーパーホテルが全国1万人を対象とした睡眠環境・睡眠習慣に関する共同調査の結...
株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣田 敦、以下「ブレインスリープ」)は、「Natural, Organic, Smart」をコンセプトに、地球にも人にも優しいホテルの運営を手掛ける株式会社スーパーホテル(代表取締役社長:山本 健策、本社:大阪府大阪市)と共同で、全国47都道府県の有識者1万人を対象とした共同睡眠調査を初めて実施しました。 調査結果ページ https://brain-sleep.com/service/sleepdeviationvalue/research2024/ 調査結果サマリー スーパーホテルはブレインスリープと共同で、全国47都道府県の有職者1万人(性別・年齢・都道府県で割付)を対象として睡眠環境や睡眠習慣に関する調査を行いました。本調査は、ブレインスリープが睡眠に関する様々な質問から構成する、睡眠状態評価をする「睡眠偏差値」と睡眠環境・睡眠習慣を掛け合わせて分析することで、どのような睡眠環境が良質な睡眠に繋がっているのかを把握することを目的としています。 本調査の対象として分析を行った睡眠環境は以下の通りです。 1.寝室の色 2.寝室での行動習慣 3.寝室の湿度環境 スーパーホテルは今回の共同調査で取得した1万人の睡眠環境に関するデータをベースに、お客様にさらに「ぐっすり眠れる環境」をご提供できるよう、今後も様々な活動を実施する予定であり、ブレインスリープは睡眠医学の観点からその活動をサポートしてまいります。 西野精治コメント: ブレインスリープ最高研究顧問、「スタンフォード式 最高の睡眠」著者 睡眠は“fragile”「壊れ物注意」と表現されることがあり、寝室等の外部環境によっても大きな影響を受けます。寝室の室温、湿度、照明によっても睡眠の状態が変わることが知られていますが、寝室の色調に関しては外国での調査報告はあるものの、日本での調査は見当たりません。 今回、ブレインスリープとスーパーホテルで睡眠環境、睡眠習慣に関する共同調査を行い、白い寝室で寝ている人がよい睡眠がとれていることがわかり,続いて茶色、ベージュの順で良い傾向がみとめられました。一方、一番よい睡眠がとれていないのは赤い寝室で寝ている人で、それらの人では、労働時間が長く、寝室で仕事や勉強をしている割合が多く、就寝前の飲酒や激しい運動を行う頻度も多いようでした。また、青色の寝室で寝ている人ではスマホ・タブレットで娯楽を楽しむ割合が高いことも判明しました。 原因か結果の見極めが必要ですが、日本人では、自然と調和するナチュラルな色の寝室での就寝が良い睡眠をもたらすという今回の結果は興味深いです。 西野 精治(にしの せいじ) スタンフォード大学医学部精神科教授、同大学睡眠生体リズム研究所所長 株式会社ブレインスリープ 創業者 兼 最高研究顧問 医師、医学博士 認定資格 精神保健指定医、日本睡眠学会専門医、産業医 1.寝室の色と睡眠の関係性:睡眠の質向上には白い寝室がおすすめ...
ブレインスリープとスーパーホテルが全国1万人を対象とした睡眠環境・睡眠習慣に関する共同調査の結...
株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣田 敦、以下「ブレインスリープ」)は、「Natural, Organic, Smart」をコンセプトに、地球にも人にも優しいホテルの運営を手掛ける株式会社スーパーホテル(代表取締役社長:山本 健策、本社:大阪府大阪市)と共同で、全国47都道府県の有識者1万人を対象とした共同睡眠調査を初めて実施しました。 調査結果ページ https://brain-sleep.com/service/sleepdeviationvalue/research2024/ 調査結果サマリー スーパーホテルはブレインスリープと共同で、全国47都道府県の有職者1万人(性別・年齢・都道府県で割付)を対象として睡眠環境や睡眠習慣に関する調査を行いました。本調査は、ブレインスリープが睡眠に関する様々な質問から構成する、睡眠状態評価をする「睡眠偏差値」と睡眠環境・睡眠習慣を掛け合わせて分析することで、どのような睡眠環境が良質な睡眠に繋がっているのかを把握することを目的としています。 本調査の対象として分析を行った睡眠環境は以下の通りです。 1.寝室の色 2.寝室での行動習慣 3.寝室の湿度環境 スーパーホテルは今回の共同調査で取得した1万人の睡眠環境に関するデータをベースに、お客様にさらに「ぐっすり眠れる環境」をご提供できるよう、今後も様々な活動を実施する予定であり、ブレインスリープは睡眠医学の観点からその活動をサポートしてまいります。 西野精治コメント: ブレインスリープ最高研究顧問、「スタンフォード式 最高の睡眠」著者 睡眠は“fragile”「壊れ物注意」と表現されることがあり、寝室等の外部環境によっても大きな影響を受けます。寝室の室温、湿度、照明によっても睡眠の状態が変わることが知られていますが、寝室の色調に関しては外国での調査報告はあるものの、日本での調査は見当たりません。 今回、ブレインスリープとスーパーホテルで睡眠環境、睡眠習慣に関する共同調査を行い、白い寝室で寝ている人がよい睡眠がとれていることがわかり,続いて茶色、ベージュの順で良い傾向がみとめられました。一方、一番よい睡眠がとれていないのは赤い寝室で寝ている人で、それらの人では、労働時間が長く、寝室で仕事や勉強をしている割合が多く、就寝前の飲酒や激しい運動を行う頻度も多いようでした。また、青色の寝室で寝ている人ではスマホ・タブレットで娯楽を楽しむ割合が高いことも判明しました。 原因か結果の見極めが必要ですが、日本人では、自然と調和するナチュラルな色の寝室での就寝が良い睡眠をもたらすという今回の結果は興味深いです。 西野 精治(にしの せいじ) スタンフォード大学医学部精神科教授、同大学睡眠生体リズム研究所所長 株式会社ブレインスリープ 創業者 兼 最高研究顧問 医師、医学博士 認定資格 精神保健指定医、日本睡眠学会専門医、産業医 1.寝室の色と睡眠の関係性:睡眠の質向上には白い寝室がおすすめ...

2024年版有職者10,000人の睡眠調査結果報告~睡眠の質のいい人と悪い人では年間経済損失額...
株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣田敦、以下「ブレインスリープ」)は、全国47都道府県の有職者1万人(性別・年齢・都道府県で割付)を対象として、「睡眠偏差値®」調査を2020年から実施しており、2024年で5年目を迎えました。睡眠偏差値は、睡眠習慣や睡眠負債など睡眠状態を直接判定する項目に加えて生産性やストレスの程度、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスクなどを総合的にスコアリングする手法です。今後この調査結果を活用し、日本の睡眠のさらなる改善を目指すべく、様々な活動をおこなっていきます。 睡眠偏差値® 調査結果ページ https://brain-sleep.com/service/sleepdeviationvalue/research2024/ 調査結果サマリー ブレインスリープは、睡眠に関する様々な尺度から「睡眠偏差値®」を構成し、日本人の睡眠実態を把握する試みや企業の従業員様向けの健康経営サービスなどへの展開を進めてきました。今回、2024年版の睡眠偏差値の測定を実施し、新たに下記5つの項目について、日本人の睡眠における特徴を明らかにしました。 1.日本の睡眠時間の変化 2.生産性(経済損失額)と睡眠の関係性 3. 出社するのが憂鬱に感じる日数と睡眠の質の関係性 4.睡眠偏差値TOP1,000とWORST1,000の特徴 西野精治コメント/ブレインスリープ最高研究顧問、「スタンフォード式 最高の睡眠」著者 本年度の調査結果でも、日本の睡眠時間に増加傾向が見られ、2024年の睡眠時間は2020年に比較し23分増えていることが確認されました。しかしながらOECD加盟国の平均睡眠時間に比べ、依然として1時間38分も短い傾向が認められ、理想の睡眠時間として50分程度長い睡眠時間をあげています。7割の人の睡眠が生産性に影響を与えると実感し、睡眠の質に課題がない人の経済損失額は年間89万円で、要改善の人では年間165万円と76万円もの差があることがわかりました。睡眠偏差値の悪い人は、睡眠時間が短く、睡眠の質が悪いことで特徴づけられますが、時間外労働などによる、総労働時間の長い人が多く、就寝前のスマホの使用率が極端に高いことが判明しました。企業の労働生産性の向上を目指すには、個人の生活習慣改善のみならず、時間外労働の軽減など、会社全体として取り組むべき課題も明確になりました。 1.日本の睡眠時間の変化:2023年と比較して+7分。理想の睡眠時間との差は50分。 2024年の有職者1万人における平均睡眠時間は6時間50分と、過去5年の調査において最も長い時間となりました。調査開始時の2020年と比較すると23分と睡眠時間は増加していますが、OECD加盟国の平均睡眠時間である8時間28分よりも圧倒的に短く、依然として日本の睡眠は世界でも最低レベルにあると言えます。また理想の睡眠時間を調査したところ、7時間40分と実際の睡眠時間との差が50分あったこともわかりました。 また、2023年12月に厚生労働省から発表された「健康づくりのための睡眠ガイド2023(案)」において、成人の推奨睡眠時間は6時間以上とされていますが、本調査において6時間未満の睡眠時間の割合は23.7%を占めており睡眠不足は今なお日本における大きな課題であると考えられます。 *全データにおいて一元配置分散分析を行い有意差ありと確認(p<0.01)。また、前年との睡眠時間の比較についてはBonferroni補正したt検定を実施し、有意差ありと確認(いずれもp<0.01) 2.生産性(経済損失額)と睡眠の関係性:睡眠の質が悪いと経済損失額が高い 睡眠の質の悪化は、仕事のパフォーマンスにも大きな影響を与え、企業の損失にも繋がることが近年報告されています。産業事故の多くも睡眠不足や睡眠障害が原因で起きているといわれています。 今回の調査では改めて、生産性と睡眠の関係性を調査したところ、「睡眠が生産性に影響を与えているか」という設問に対して、回答者の70.0%が「強く影響している」または「影響している」と回答し、睡眠と生産性の関係に対する理解が進んでいることがわかりました。 また、睡眠の質のランク別に経済損失額※1を調査したところ、睡眠の質と経済損失額に相関が見えてきました。睡眠の質に課題がないAランクの人の経済損失額は年間89万円で、要改善のDランクの人では年間165万円と76万円の差があることがわかりました。これは睡眠の質を改善することで、従業員の経済損失額が低減し、ひいては企業の労働生産性の向上につながる可能性を示唆する結果といえます。 ※1経済損失額:自身の生産性を0-100%で表現した際の回答値と年収を掛け合わせ経済損失額を算出 睡眠の質(ランク):オリジナルの質問の回答結果をスコアリングし、さらに4段階A~Dランクに置き換えました。(A:課題なし B:軽度な課題あり C:課題あり D:要改善) *睡眠の質と経済損失額との関係性においては、一元配置分散分析を行い有意差ありと確認(p<0.01)。また、ランク間の比較については、Bonferroni補正したt検定を実施し有意差ありと確認(いずれもp<0.05) 3.出社するのが憂鬱に感じる日数と睡眠の質の関係性:睡眠の質が悪い人ほど出社することに対して憂鬱に感じている メンタルヘルスと長時間労働の関係性は以前より注目されていますが、近年の研究で長時間労働はメンタルヘルス悪化の直接的な原因ではなく、長時間労働から起こる睡眠不足がメンタルヘルス悪化を引き起こしていることが報告されています※2。本調査では、出社するのが憂鬱に感じる日数と睡眠の関係性について調査しました。 出社することに対して憂鬱と感じている日数が週1回以上と回答された方は全体の約6割となり、その中でも週5日以上と回答された方は2割以上に達しました。また、出社するのが憂鬱と感じる日数が0日の人(n=3,931)は睡眠の質スコアが平均76.6でしたが、憂鬱と感じる日数が多くなるにつれて同スコアの平均点は減少し、週5日以上憂鬱と感じる人と比べると、8.7ポイントもの差があることが確認されました。...
2024年版有職者10,000人の睡眠調査結果報告~睡眠の質のいい人と悪い人では年間経済損失額...
株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣田敦、以下「ブレインスリープ」)は、全国47都道府県の有職者1万人(性別・年齢・都道府県で割付)を対象として、「睡眠偏差値®」調査を2020年から実施しており、2024年で5年目を迎えました。睡眠偏差値は、睡眠習慣や睡眠負債など睡眠状態を直接判定する項目に加えて生産性やストレスの程度、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスクなどを総合的にスコアリングする手法です。今後この調査結果を活用し、日本の睡眠のさらなる改善を目指すべく、様々な活動をおこなっていきます。 睡眠偏差値® 調査結果ページ https://brain-sleep.com/service/sleepdeviationvalue/research2024/ 調査結果サマリー ブレインスリープは、睡眠に関する様々な尺度から「睡眠偏差値®」を構成し、日本人の睡眠実態を把握する試みや企業の従業員様向けの健康経営サービスなどへの展開を進めてきました。今回、2024年版の睡眠偏差値の測定を実施し、新たに下記5つの項目について、日本人の睡眠における特徴を明らかにしました。 1.日本の睡眠時間の変化 2.生産性(経済損失額)と睡眠の関係性 3. 出社するのが憂鬱に感じる日数と睡眠の質の関係性 4.睡眠偏差値TOP1,000とWORST1,000の特徴 西野精治コメント/ブレインスリープ最高研究顧問、「スタンフォード式 最高の睡眠」著者 本年度の調査結果でも、日本の睡眠時間に増加傾向が見られ、2024年の睡眠時間は2020年に比較し23分増えていることが確認されました。しかしながらOECD加盟国の平均睡眠時間に比べ、依然として1時間38分も短い傾向が認められ、理想の睡眠時間として50分程度長い睡眠時間をあげています。7割の人の睡眠が生産性に影響を与えると実感し、睡眠の質に課題がない人の経済損失額は年間89万円で、要改善の人では年間165万円と76万円もの差があることがわかりました。睡眠偏差値の悪い人は、睡眠時間が短く、睡眠の質が悪いことで特徴づけられますが、時間外労働などによる、総労働時間の長い人が多く、就寝前のスマホの使用率が極端に高いことが判明しました。企業の労働生産性の向上を目指すには、個人の生活習慣改善のみならず、時間外労働の軽減など、会社全体として取り組むべき課題も明確になりました。 1.日本の睡眠時間の変化:2023年と比較して+7分。理想の睡眠時間との差は50分。 2024年の有職者1万人における平均睡眠時間は6時間50分と、過去5年の調査において最も長い時間となりました。調査開始時の2020年と比較すると23分と睡眠時間は増加していますが、OECD加盟国の平均睡眠時間である8時間28分よりも圧倒的に短く、依然として日本の睡眠は世界でも最低レベルにあると言えます。また理想の睡眠時間を調査したところ、7時間40分と実際の睡眠時間との差が50分あったこともわかりました。 また、2023年12月に厚生労働省から発表された「健康づくりのための睡眠ガイド2023(案)」において、成人の推奨睡眠時間は6時間以上とされていますが、本調査において6時間未満の睡眠時間の割合は23.7%を占めており睡眠不足は今なお日本における大きな課題であると考えられます。 *全データにおいて一元配置分散分析を行い有意差ありと確認(p<0.01)。また、前年との睡眠時間の比較についてはBonferroni補正したt検定を実施し、有意差ありと確認(いずれもp<0.01) 2.生産性(経済損失額)と睡眠の関係性:睡眠の質が悪いと経済損失額が高い 睡眠の質の悪化は、仕事のパフォーマンスにも大きな影響を与え、企業の損失にも繋がることが近年報告されています。産業事故の多くも睡眠不足や睡眠障害が原因で起きているといわれています。 今回の調査では改めて、生産性と睡眠の関係性を調査したところ、「睡眠が生産性に影響を与えているか」という設問に対して、回答者の70.0%が「強く影響している」または「影響している」と回答し、睡眠と生産性の関係に対する理解が進んでいることがわかりました。 また、睡眠の質のランク別に経済損失額※1を調査したところ、睡眠の質と経済損失額に相関が見えてきました。睡眠の質に課題がないAランクの人の経済損失額は年間89万円で、要改善のDランクの人では年間165万円と76万円の差があることがわかりました。これは睡眠の質を改善することで、従業員の経済損失額が低減し、ひいては企業の労働生産性の向上につながる可能性を示唆する結果といえます。 ※1経済損失額:自身の生産性を0-100%で表現した際の回答値と年収を掛け合わせ経済損失額を算出 睡眠の質(ランク):オリジナルの質問の回答結果をスコアリングし、さらに4段階A~Dランクに置き換えました。(A:課題なし B:軽度な課題あり C:課題あり D:要改善) *睡眠の質と経済損失額との関係性においては、一元配置分散分析を行い有意差ありと確認(p<0.01)。また、ランク間の比較については、Bonferroni補正したt検定を実施し有意差ありと確認(いずれもp<0.05) 3.出社するのが憂鬱に感じる日数と睡眠の質の関係性:睡眠の質が悪い人ほど出社することに対して憂鬱に感じている メンタルヘルスと長時間労働の関係性は以前より注目されていますが、近年の研究で長時間労働はメンタルヘルス悪化の直接的な原因ではなく、長時間労働から起こる睡眠不足がメンタルヘルス悪化を引き起こしていることが報告されています※2。本調査では、出社するのが憂鬱に感じる日数と睡眠の関係性について調査しました。 出社することに対して憂鬱と感じている日数が週1回以上と回答された方は全体の約6割となり、その中でも週5日以上と回答された方は2割以上に達しました。また、出社するのが憂鬱と感じる日数が0日の人(n=3,931)は睡眠の質スコアが平均76.6でしたが、憂鬱と感じる日数が多くなるにつれて同スコアの平均点は減少し、週5日以上憂鬱と感じる人と比べると、8.7ポイントもの差があることが確認されました。...

【ブレインスリープスペシャルトークセッションレポート】 “キャリア・結婚・子育て・更年期“ライ...
株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣田 敦、以下「ブレインスリープ」)は、3月8日(金)の国際女性デーと 3月15日(金)の世界睡眠デーに向け、放送作家やコメンテーターとしてご活躍中の野々村 友紀子さんと睡眠専門医である Dクリニック東京ウェルネス睡眠センター長の井坂 奈央医師にご登壇いただき「女性の睡眠」をテーマとしたブレインスリープスペシャルトークセッションを開催いたしました。トークセッションは、働く女性の象徴的存在として、野々村さんご自身のこれまでのライフステージと睡眠の関連性を振り返りながら「女性の睡眠力の上げ方」を井坂先生と共にディスカッションいたしました。女性はライフステージとホルモンバランスに大きく左右されます。ホルモンバランスは睡眠に大きく影響し、キャリアや結婚など自身でコントロールできる範囲と、妊娠、出産、更年期など自身ではコントロールが難しい範囲が存在します。どんなライフステージにおいても、私らしく心地よく過ごしていける知識とヒントをトークセッションを通じてお伝えいたしました。本トークセッションは三菱地所株式会社主催の体験型ウェルネスイベント「Will Conscious Marunouchi 2024 まるのうち保健室 〜私と向き合う時間〜」内のステージプログラムとして開催いたしました。 ■ブレインスリープスペシャルトークセッション概要 ・ブレインスリープについて ・女性の睡眠について ・野々村 友紀子さん井坂 奈央医師のトークセッション ・「Will Conscious Marunouchi 2024 まるのうち保健室 〜私と向き合う時間〜」内のブレインスリープブースのご案内 ■ブレインスリープスペシャルトークセッション 春らしいパープルのスタイリングで登場した野々村さんは、開口一番、「昨日なんか日本中の女性が大谷翔平君のことがショックで寝れなかったりとかあったと思いますけど、今日(トークセッションの)お話を聞いてぐっすり寝れると思います」と米ドジャース・大谷翔平選手の結婚発表の報道に触れ場を和ませました。続いて、これまでの自身の睡眠について「睡眠時間によって日々のパフォーマンスにムラが出ていた」とコメント。昨年末からブレインスリープ ピローを使用し出した途端、日々のパフォーマンスの向上を体感したことで枕の大切さを実感したとブレインスリープ ピロー愛用の背景について話しました。 日本人の平均睡眠時間は7時間22分というデータについて、自身が日々平均以下の睡眠時間であることを告白。「朝起きたらお弁当づくり、夜は子供が寝た後、せっかく一人の時間ができても、どうしても気になって細かい家事や雑務をしてしまい、7時間眠れたらいい方で、基本的には5〜6時間の日が多い」と話しました。これに対して、井坂医師は「一般的に睡眠時間は削ってしまいがちだが、(睡眠は)取らなければいけないものと認識してほしい」と睡眠を意識的に取ることの大切さを訴えました。 次に、年表化した野々村さんのこれまでのライフステージに女性ホルモンと睡眠力を合わせた表をベースにトークセッションを進行。芸人だった10代後半から20代は寝溜めができると信じ、寝不足でも元気だったが、放送作家として仕事をするようになったことで仕事量も増え、朝から晩まで仕事漬けになり、十分な睡眠時間が確保できず、辛い時期があったと振り返りました。 結婚後の妊活時期は「意識的に仕事を減らし、毎日同じ時間に起床して基礎体温の計測をするなど、一番眠れていた時期だった」が、一方で、「出産後は一気に寝ることができず、子育ての合間でとにかく寝れる時に寝る分散型で睡眠を確保するなど、疲労やストレスをぬぐいきれない日々が続きイライラが募ることで情緒不安定になり、夫が外食に行ったと聞くだけで、涙が溢れたりしていた」と思い返しました。また、「家族で車に乗っているときに2人の子供(0歳と2歳)が泣き出してしまったが、夫(川谷修士)はただ「大丈夫?」と聞くだけ。急に全てが嫌になってしまい、信号待ちの時に車から”逃亡”。母乳のことを考え、ずっと我慢していたカレーを食べに行った」と乳幼児の子育て中に起こったエピソードを披露しました。...
【ブレインスリープスペシャルトークセッションレポート】 “キャリア・結婚・子育て・更年期“ライ...
株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣田 敦、以下「ブレインスリープ」)は、3月8日(金)の国際女性デーと 3月15日(金)の世界睡眠デーに向け、放送作家やコメンテーターとしてご活躍中の野々村 友紀子さんと睡眠専門医である Dクリニック東京ウェルネス睡眠センター長の井坂 奈央医師にご登壇いただき「女性の睡眠」をテーマとしたブレインスリープスペシャルトークセッションを開催いたしました。トークセッションは、働く女性の象徴的存在として、野々村さんご自身のこれまでのライフステージと睡眠の関連性を振り返りながら「女性の睡眠力の上げ方」を井坂先生と共にディスカッションいたしました。女性はライフステージとホルモンバランスに大きく左右されます。ホルモンバランスは睡眠に大きく影響し、キャリアや結婚など自身でコントロールできる範囲と、妊娠、出産、更年期など自身ではコントロールが難しい範囲が存在します。どんなライフステージにおいても、私らしく心地よく過ごしていける知識とヒントをトークセッションを通じてお伝えいたしました。本トークセッションは三菱地所株式会社主催の体験型ウェルネスイベント「Will Conscious Marunouchi 2024 まるのうち保健室 〜私と向き合う時間〜」内のステージプログラムとして開催いたしました。 ■ブレインスリープスペシャルトークセッション概要 ・ブレインスリープについて ・女性の睡眠について ・野々村 友紀子さん井坂 奈央医師のトークセッション ・「Will Conscious Marunouchi 2024 まるのうち保健室 〜私と向き合う時間〜」内のブレインスリープブースのご案内 ■ブレインスリープスペシャルトークセッション 春らしいパープルのスタイリングで登場した野々村さんは、開口一番、「昨日なんか日本中の女性が大谷翔平君のことがショックで寝れなかったりとかあったと思いますけど、今日(トークセッションの)お話を聞いてぐっすり寝れると思います」と米ドジャース・大谷翔平選手の結婚発表の報道に触れ場を和ませました。続いて、これまでの自身の睡眠について「睡眠時間によって日々のパフォーマンスにムラが出ていた」とコメント。昨年末からブレインスリープ ピローを使用し出した途端、日々のパフォーマンスの向上を体感したことで枕の大切さを実感したとブレインスリープ ピロー愛用の背景について話しました。 日本人の平均睡眠時間は7時間22分というデータについて、自身が日々平均以下の睡眠時間であることを告白。「朝起きたらお弁当づくり、夜は子供が寝た後、せっかく一人の時間ができても、どうしても気になって細かい家事や雑務をしてしまい、7時間眠れたらいい方で、基本的には5〜6時間の日が多い」と話しました。これに対して、井坂医師は「一般的に睡眠時間は削ってしまいがちだが、(睡眠は)取らなければいけないものと認識してほしい」と睡眠を意識的に取ることの大切さを訴えました。 次に、年表化した野々村さんのこれまでのライフステージに女性ホルモンと睡眠力を合わせた表をベースにトークセッションを進行。芸人だった10代後半から20代は寝溜めができると信じ、寝不足でも元気だったが、放送作家として仕事をするようになったことで仕事量も増え、朝から晩まで仕事漬けになり、十分な睡眠時間が確保できず、辛い時期があったと振り返りました。 結婚後の妊活時期は「意識的に仕事を減らし、毎日同じ時間に起床して基礎体温の計測をするなど、一番眠れていた時期だった」が、一方で、「出産後は一気に寝ることができず、子育ての合間でとにかく寝れる時に寝る分散型で睡眠を確保するなど、疲労やストレスをぬぐいきれない日々が続きイライラが募ることで情緒不安定になり、夫が外食に行ったと聞くだけで、涙が溢れたりしていた」と思い返しました。また、「家族で車に乗っているときに2人の子供(0歳と2歳)が泣き出してしまったが、夫(川谷修士)はただ「大丈夫?」と聞くだけ。急に全てが嫌になってしまい、信号待ちの時に車から”逃亡”。母乳のことを考え、ずっと我慢していたカレーを食べに行った」と乳幼児の子育て中に起こったエピソードを披露しました。...

三井不動産グループによる新しい保育施設“YASMO”における、睡眠不足のママパパ向けの休息スペ...
株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:廣田 敦、以下「ブレインスリープ」)は、三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:植田俊、以下「三井不動産」)と株式会社ShareTomorrow (本社:東京都中央区、代表取締役社長:石川憲久、以下「ShareTomorrow」)が2024年1月15日にオープンする保育施設YASMO内にある、ママ・パパ用休息室Nemuro(ねむろ)の睡眠環境に関する監修および睡眠プロダクトの提供を行いました。 本取組の背景 2021年の経済開発協力機構(OECD)の調査において、日本人の睡眠時間は7時間22分と世界でも最も少なく*1、睡眠時間が不足している状況にあります。さらに、生まれたばかりの新生児は昼夜関係なく寝たり起きたりを繰り返し、大人とは異なる睡眠パターンを持ちます。そのため養育者は夜泣きや授乳への対応によって睡眠が細切れになる傾向にあり、睡眠の質の悪化や睡眠不足に陥りやすくなります。女性は10~20%が産後うつを経験することが報告されており、そのリスクを高める要因として睡眠不足や夜間の中途覚醒の多さが挙げられています*2。さらに国立成育医療研究センターの研究によると、産後1年後にメンタルヘルス不調のリスクありと判定される父親の割合は11.0%と言われており、母親(10.8%)とほぼ同程度であるという結果が示されています。近年では男性の産後うつも顕在化しています*3。 このような社会的背景をきっかけに、三井不動産は新事業として養育者のための睡眠や休息を目的とした保育施設立ち上げを実施し、ブレインスリープは睡眠環境の監修及び睡眠プロダクト(ブレインスリープ ピロー)の提供を行いました。 なお、本取組みは、ブレインスリープの事業パートナーであるNTT東日本グループが中心となって立ち上げた睡眠共創コミュニティ「ZAKONE」での出会いをきっかけに実現しました。今後も、企業の垣根にとらわれることなく、ブレインスリープは横断的に睡眠の重要性を発信する取組みに対して積極的に取り組んでまいります。 *1 経済協力開発機構(OECD).Gender data portal 2021 *2 厚生労働省 令和5年10月2日 第2回 健康づくりのための睡眠指針の改訂に関する検討会. 参考資料3 *3 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター.プレスリリース2023年8月27日.産後、同時期にメンタルヘルスの不調で苦しんでいる夫婦は年間約3万組!?~母子だけでなく、父親も含め世帯単位での支援やアセスメントが必要~ 新しい保育施設YASMO ≪ YASMO が提供するサービス ≫ ・ 保育対象は、生後3 か月から未就学児のお子さま ・ 制作遊びやこだわりの遊具を通して楽しい時間を提供 ・ ママ・パパ用休息室は、3 種類を用意 ・...
三井不動産グループによる新しい保育施設“YASMO”における、睡眠不足のママパパ向けの休息スペ...
株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:廣田 敦、以下「ブレインスリープ」)は、三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:植田俊、以下「三井不動産」)と株式会社ShareTomorrow (本社:東京都中央区、代表取締役社長:石川憲久、以下「ShareTomorrow」)が2024年1月15日にオープンする保育施設YASMO内にある、ママ・パパ用休息室Nemuro(ねむろ)の睡眠環境に関する監修および睡眠プロダクトの提供を行いました。 本取組の背景 2021年の経済開発協力機構(OECD)の調査において、日本人の睡眠時間は7時間22分と世界でも最も少なく*1、睡眠時間が不足している状況にあります。さらに、生まれたばかりの新生児は昼夜関係なく寝たり起きたりを繰り返し、大人とは異なる睡眠パターンを持ちます。そのため養育者は夜泣きや授乳への対応によって睡眠が細切れになる傾向にあり、睡眠の質の悪化や睡眠不足に陥りやすくなります。女性は10~20%が産後うつを経験することが報告されており、そのリスクを高める要因として睡眠不足や夜間の中途覚醒の多さが挙げられています*2。さらに国立成育医療研究センターの研究によると、産後1年後にメンタルヘルス不調のリスクありと判定される父親の割合は11.0%と言われており、母親(10.8%)とほぼ同程度であるという結果が示されています。近年では男性の産後うつも顕在化しています*3。 このような社会的背景をきっかけに、三井不動産は新事業として養育者のための睡眠や休息を目的とした保育施設立ち上げを実施し、ブレインスリープは睡眠環境の監修及び睡眠プロダクト(ブレインスリープ ピロー)の提供を行いました。 なお、本取組みは、ブレインスリープの事業パートナーであるNTT東日本グループが中心となって立ち上げた睡眠共創コミュニティ「ZAKONE」での出会いをきっかけに実現しました。今後も、企業の垣根にとらわれることなく、ブレインスリープは横断的に睡眠の重要性を発信する取組みに対して積極的に取り組んでまいります。 *1 経済協力開発機構(OECD).Gender data portal 2021 *2 厚生労働省 令和5年10月2日 第2回 健康づくりのための睡眠指針の改訂に関する検討会. 参考資料3 *3 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター.プレスリリース2023年8月27日.産後、同時期にメンタルヘルスの不調で苦しんでいる夫婦は年間約3万組!?~母子だけでなく、父親も含め世帯単位での支援やアセスメントが必要~ 新しい保育施設YASMO ≪ YASMO が提供するサービス ≫ ・ 保育対象は、生後3 か月から未就学児のお子さま ・ 制作遊びやこだわりの遊具を通して楽しい時間を提供 ・ ママ・パパ用休息室は、3 種類を用意 ・...

2024年は脳まで休息させる”黄金の90分”に注目! 睡眠の質が高い人ほど日中のパフォーマンスが向上
株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣田 敦、以下「ブレインスリープ」)は、世界で一番睡眠時間の短い日本人の睡眠の質を向上するため、商品開発からコンサルティングまで、さまざまな事業を展開しています。そのうちの一つとして全国47都道府県の1万人を対象として、2020年より4年間「睡眠偏差値®」調査を行っており、様々な睡眠に関するデータを保有しております。今回ブレインスリープの保有しているデータより睡眠の質の影響を分析してみたところ、質の高い睡眠を取ることが脳や身体、心のパフォーマンスにも大きな影響を与えることがわかりました。 新年を迎えた今こそ、睡眠の質を意識した生活習慣や寝室環境を見直してみてはいかがでしょうか。 やはり睡眠は量より”質”が大切だった ブレインスリープは、睡眠は単に身体に休息を与えるものだけではなく、日中の脳のパフォーマンスを上げるため「脳まで眠る睡眠」を提唱しています。良い睡眠を取ることが重要であることを認識している方は多数いますが、睡眠は量だけではなく、その質が重要です。 今回、2023年版「睡眠偏差値®」調査の対象1万人のうち、睡眠時間が長いTOP1000*1(「睡眠時間群」)と睡眠の質が高いTOP1000*2(「睡眠の質群」)を比較し、睡眠時間の長さよりも睡眠の質が高い方が脳、身体、心のパフォーマンスが高いと実感しているということがわかりました。 1.睡眠時間の長さより、睡眠の質が高い方が「脳の活性化」のパフォーマンスが高い 脳のパフォーマンス(脳の活性化状態)に関する主観評価について、「睡眠時間群」と「睡眠の質群」を比較した結果、「睡眠時間群」では自身の脳の活性化状態を最も自己評価の高いグループである76-100%と回答した方が1000名中454名(45.4%)に対して、「睡眠の質群」では1000名中673名(67.3%)と21.9ポイント高く、睡眠の量よりも睡眠の質が、脳のパフォーマンスへの影響が強いことが推察される結果となりました。 2.睡眠時間の長さより、睡眠の質が高い方が「身体の状態」「心の状態」のパフォーマンスが高い 身体と心の健康状態に関する主観評価について、「睡眠時間群」と「睡眠の質群」を比較した結果、「睡眠の質群」は、最も自己評価の高いグループである76-100%と回答した方が「身体の健康状態」では72.8%(「睡眠の時間群」対比、約1.4倍)、「心の健康状態」では68.5%(「睡眠の時間群」対比、約1.5倍)となりました。体調面やメンタル面においても、睡眠の量より睡眠の質が影響していることが推察される結果となりました。 【概要】 調査手法:web調査、対象地域:全国、 対象者条件:男女、 サンプル数:n=10,000ss、 調査実施期間:2023年1月 *1睡眠時間が長いTOP1000 平均睡眠時間は、「睡眠偏差値®」調査の対象1万人全体では403.4分(6時間43.4分)であるのに対し、TOP1000では553.0分(9時間13.0分)と149.6分(2時間29.6分)長い結果でした。 *2睡眠の質が高いTOP1000 睡眠の質は、睡眠習慣・睡眠負債に関する各種設問からブレインスリープが独自に算出しています。平均睡眠の質スコアは、「睡眠偏差値®」調査の対象1万人全体では72.6点でしたが、TOP1000では89.1点と16.5点高い結果でした。 睡眠の質を上げるための12か条 睡眠の質を上げるためには寝る前だけでなく、朝や昼にできることもあります。手軽に実践できることから生活習慣を見直してみましょう。 睡眠の質を決める「黄金の90分」とは? 入眠直後のおよそ90分間、一番深いノンレム睡眠がとれる時間をブレインスリープでは「黄金の90分」と呼んでいます。 この90分間には、「脳と体の休息」「記憶の整理・定着」「ホルモンバランスの調整」「免疫力アップ」「脳の老廃物を取る」といった、睡眠において重要な5つの生理現象が特に活発に行われています。 睡眠をとるにあたり大事なのは“時間だけではなく質”であり、睡眠時間を十分確保できない傾向にある日本人にとって 眠りはじめの90分の睡眠を深く、少しでも長くとることは睡眠の質の向上につながるといえます。 黄金の90分の中でノンレム睡眠の中でも最も深い睡眠であるS3の割合が一般的な機能性枕と比べて有意に増加しました。 リリースURL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000146.000046684.html 「黄金の90分」を重視した脳を冷やすブレインスリープ ピローの特長...
2024年は脳まで休息させる”黄金の90分”に注目! 睡眠の質が高い人ほど日中のパフォーマンスが向上
株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣田 敦、以下「ブレインスリープ」)は、世界で一番睡眠時間の短い日本人の睡眠の質を向上するため、商品開発からコンサルティングまで、さまざまな事業を展開しています。そのうちの一つとして全国47都道府県の1万人を対象として、2020年より4年間「睡眠偏差値®」調査を行っており、様々な睡眠に関するデータを保有しております。今回ブレインスリープの保有しているデータより睡眠の質の影響を分析してみたところ、質の高い睡眠を取ることが脳や身体、心のパフォーマンスにも大きな影響を与えることがわかりました。 新年を迎えた今こそ、睡眠の質を意識した生活習慣や寝室環境を見直してみてはいかがでしょうか。 やはり睡眠は量より”質”が大切だった ブレインスリープは、睡眠は単に身体に休息を与えるものだけではなく、日中の脳のパフォーマンスを上げるため「脳まで眠る睡眠」を提唱しています。良い睡眠を取ることが重要であることを認識している方は多数いますが、睡眠は量だけではなく、その質が重要です。 今回、2023年版「睡眠偏差値®」調査の対象1万人のうち、睡眠時間が長いTOP1000*1(「睡眠時間群」)と睡眠の質が高いTOP1000*2(「睡眠の質群」)を比較し、睡眠時間の長さよりも睡眠の質が高い方が脳、身体、心のパフォーマンスが高いと実感しているということがわかりました。 1.睡眠時間の長さより、睡眠の質が高い方が「脳の活性化」のパフォーマンスが高い 脳のパフォーマンス(脳の活性化状態)に関する主観評価について、「睡眠時間群」と「睡眠の質群」を比較した結果、「睡眠時間群」では自身の脳の活性化状態を最も自己評価の高いグループである76-100%と回答した方が1000名中454名(45.4%)に対して、「睡眠の質群」では1000名中673名(67.3%)と21.9ポイント高く、睡眠の量よりも睡眠の質が、脳のパフォーマンスへの影響が強いことが推察される結果となりました。 2.睡眠時間の長さより、睡眠の質が高い方が「身体の状態」「心の状態」のパフォーマンスが高い 身体と心の健康状態に関する主観評価について、「睡眠時間群」と「睡眠の質群」を比較した結果、「睡眠の質群」は、最も自己評価の高いグループである76-100%と回答した方が「身体の健康状態」では72.8%(「睡眠の時間群」対比、約1.4倍)、「心の健康状態」では68.5%(「睡眠の時間群」対比、約1.5倍)となりました。体調面やメンタル面においても、睡眠の量より睡眠の質が影響していることが推察される結果となりました。 【概要】 調査手法:web調査、対象地域:全国、 対象者条件:男女、 サンプル数:n=10,000ss、 調査実施期間:2023年1月 *1睡眠時間が長いTOP1000 平均睡眠時間は、「睡眠偏差値®」調査の対象1万人全体では403.4分(6時間43.4分)であるのに対し、TOP1000では553.0分(9時間13.0分)と149.6分(2時間29.6分)長い結果でした。 *2睡眠の質が高いTOP1000 睡眠の質は、睡眠習慣・睡眠負債に関する各種設問からブレインスリープが独自に算出しています。平均睡眠の質スコアは、「睡眠偏差値®」調査の対象1万人全体では72.6点でしたが、TOP1000では89.1点と16.5点高い結果でした。 睡眠の質を上げるための12か条 睡眠の質を上げるためには寝る前だけでなく、朝や昼にできることもあります。手軽に実践できることから生活習慣を見直してみましょう。 睡眠の質を決める「黄金の90分」とは? 入眠直後のおよそ90分間、一番深いノンレム睡眠がとれる時間をブレインスリープでは「黄金の90分」と呼んでいます。 この90分間には、「脳と体の休息」「記憶の整理・定着」「ホルモンバランスの調整」「免疫力アップ」「脳の老廃物を取る」といった、睡眠において重要な5つの生理現象が特に活発に行われています。 睡眠をとるにあたり大事なのは“時間だけではなく質”であり、睡眠時間を十分確保できない傾向にある日本人にとって 眠りはじめの90分の睡眠を深く、少しでも長くとることは睡眠の質の向上につながるといえます。 黄金の90分の中でノンレム睡眠の中でも最も深い睡眠であるS3の割合が一般的な機能性枕と比べて有意に増加しました。 リリースURL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000146.000046684.html 「黄金の90分」を重視した脳を冷やすブレインスリープ ピローの特長...