シングルの布団サイズってどのくらい?シーツやカバーのサイズも合わせて確認!

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寝具の選び方

シングルの布団サイズってどのくらい?シーツやカバーのサイズも合わせて確認!

マットレス
セミダブルやダブルサイズなどの布団を利用しているけど、部屋が手狭に感じるためシングルサイズの布団に変えようかと検討している方は、「どの程度小さいのか」、「不便はないのか」など、不安に感じるかと思います。 自分に合ったサイズの布団を見つけるために、シングルサイズの布団の基本や選び方をご紹介します。シングルサイズの布団を使ったことがない方や、布団のサイズを悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

シングルの布団サイズは様々

ひと言に「シングルサイズ」と言っても、掛け布団、敷き布団、マットレス、布団カバーによってサイズが異なります。また、商品やメーカーによっても若干サイズが異なるので、購入時には商品の詳細を確かめましょう。

一般的な掛け布団のシングルサイズ

一般的に、幅150cm×長さ210cmです。

一般的な敷き布団のシングルサイズ

一般的に、幅100cm×長さ210cmです。

一般的なマットレスのシングルサイズ

一般的に、厚み6~18cm×幅95m×長さ195cmです。 ほとんどの掛け布団や敷き布団には幅(横)と長さ(縦)しか記載されていませんが、マットレスには厚みも表記されています。

シングルサイズ布団のサイズ表

掛け布団 敷き布団 マットレス
幅150cm×長さ210cm 幅100cm×長さ210cm 厚み6~18cm×幅95cm×長さ195〜198cm
敷き布団のサイズは、JIS(日本産業規格)に規定されていますが、一般的に流通しているサイズとは名称・寸法ともに異なり、上記の表は、「一般的」とされているサイズです。
一般的に流通しているサイズは「シングル」、「セミダブル」、「ダブル」、「クイーン」、「キング」などですが、JISでは「S」「M」「L」「SW」といった略称になっています。
JIS規格が規定しているサイズを採用しているメーカーは少なく、メーカーによってもサイズは異なるので、基本的には一般的に流通しているサイズを参考にし、購入時には商品の詳細を確認しましょう。 また、敷き布団の場合、直置き用では長さ210cm、ベッド用では長さ200cmと、サイズが異なる場合があるので注意が必要です。

自分に合った布団サイズの選び方

名称の印象から、1人で寝るから「シングルサイズ」、2人で寝るから「ダブルサイズ」と思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。自分に合った布団のサイズを選ぶ方法をご紹介します。

体格から選ぶ

敷き布団やマットレスは、大きければ大きいほど豪快に手足を伸ばすことができたり、自由に寝返りを打てるイメージがありますが、大きい布団は部屋のスペースを取ってしまいます。最適なサイズの布団を選ぶために、まずは自分の体格に合ったサイズを知りましょう。 敷き布団に必要な最低限のサイズは、「幅=肩幅+30cm、長さ=身長+35cm」とされています。 敷き布団に必要な最低限の幅 日本人の平均的な肩幅は、男性が44cm程度、女性が39cm程度と言われているので、男性なら74cm程度(44+30cm)女性なら69cm程度(39+30cm)が、敷き布団に最低限必要なサイズになります。 上記のサイズはあくまでも最低限必要な幅であって、実際にはもう少し余裕のあるサイズの敷き布団を選ぶのがおすすめです。 腕を少し広げて寝た場合は、男性だと60cm程度、女性だと55cm程度とされています。また、スムーズな寝返りを打つためには、体の両側に20cmのスペースをプラスしたいので、男性は100cm程度(60+20+20cm)、女性は95cm程度(55+20+20cm)の幅が必要ということになります。 小柄な方や寝返りが少ない方は問題ありませんが、大柄な方や寝返りが多い方は、シングルサイズでは若干窮屈に感じるかもしれません。 敷敷き布団に必要な最低限の長さ 男性の平均的な身長を170cm、女性の平均的な身長を160cmとした場合、敷き布団の最低限必要な長さは男性は205cm程度(170+35cm)、女性は195cm程度(160+35cm)となります。

ライフスタイルから選ぶ

自分のライフスタイルに合った布団を選ぶことで、睡眠時だけでなく、生活全体を快適にすることができます。 布団のサイズを決める際には、部屋の広さや収納のしやすさを考慮しましょう。日中は折りたたんで収納するタイプの敷き布団は、軽さや折りたたみやすさ、収納時のサイズを確認しましょう。 コンパクトにたためるタイプのマットレスは、弾力のあるマットレスで眠りたいけど、部屋の広さに不安がある方におすすめです。

睡眠スタイルから選ぶ

健康な大人の場合、睡眠時間8時間に対して一晩に打つ寝返りの回数は10~30回、平均的には20回前後と言われています。これよりも寝返りが少ないと、体への負担が大きくなったり睡眠の質が低下する恐れがあります。

そのため、寝返りが多い方は、少し大きめのサイズがおすすめです。また、寝具のサイズだけでなく、弾力やフィット感などが合っていないと、スムーズな寝返りが打てないので、寝返りがしやすい寝具を選ぶことが大切です。

布団シーツやカバーの選び方

敷き布団と掛け布団を入れて使う布団カバーのサイズにも注意が必要です。 カバーのサイズは、一般的に、敷き布団は「幅・長さともに+5cm」、掛け布団は「掛け布団と同じサイズ」とされています。敷き布団には厚みがあるので、同じサイズではなく少し余裕のあるカバーをセットします。掛け布団にも厚みはありますが、10cm程度の違いであればセットできるため、掛け布団とカバーは同じサイズで問題ありません。 商品によってサイズが若干異なるので、使用する布団のサイズを確認してからカバーを購入すると安心です。

布団サイズ選び方表

下記の表を参考に、布団のサイズを選びましょう。
サイズ表 掛け布団 敷き布団 マットレス
シングルサイズ 幅150cm×長さ210cm 幅100cm×長さ210cm 厚み6~18cm×幅95cm×長さ195〜198cm
セミダブルサイズ 幅170cm×長さ210cm 幅120cm×長さ210cm 厚み6~18cm×幅120cm×長さ195〜198cm
ダブルサイズ 幅190cm×長さ210cm 幅140cm×長さ210cm 厚み6~18cm×幅140cm×長さ195〜198cm
クイーンサイズ 幅210cm×長さ210cm 幅160cm×長さ210cm 厚み6~18cm×幅160cm×長さ195〜198cm
キングサイズ 幅230cm×長さ210cm 幅170〜200cm×長さ210cm 厚み6~18cm×幅170〜200cm×長さ195〜198cm

おすすめの寝具をご紹介

適切なサイズを選ぶことも重要ですが、睡眠の質を上げてくれる寝具を選ぶことも重要です。そこでおすすめの寝具をご紹介します。

1:ブレインスリープ マットレス フロート

『ブレインスリープ マットレス フロート』は、特許申請中の最新技術“フロートテクノロジー”で、血流や体温を調整する、医療発想のメディカルマットレスです。 睡眠のメカニズムに基づいて開発された3つのテクノロジー搭載 人が無重力空間で自然にとる中立姿勢から発想された“フロートテクノロジー”搭載。体の凹凸に合わせて、高い弾力性を保つチューブ状の素材が様々な方向に三次元に絡み合っているため、あらゆる方向から体を支え、体圧が均一に分散。中心部分が1番柔らかく、左右にいくほど弾力が高まっている“5つのグラデーション構造”です。 さらに、“呼吸をサポートしてくれる肩の部分”、“3層の高い弾圧素材で支えるようにフィットする腰元”、“腰元よりも4cm高く設計されている脚の部分”の3点で支えてくれるので、横になるだけで無意識に究極のリラックス姿勢をとることができます。日中溜まっていた血液や老廃物が循環しやすくなり、疲労やむくみなどの軽減効果も高まると考えられます。 90%以上の空気層が熱や湿気を逃す 独自の三次元構造体“グリーンファイバー”を採用。医療や介護の現場で用いられる弾力性に優れたチューブ状の繊維を、空気を含ませるように立体的に組み合わせることで、高弾力と超通気性を実現。90%以上が空気層でできているので、睡眠時に発生する熱や湿気がこもらず、快適な睡眠環境を作ります。 マットレス本体をシャワーで丸洗いできる 枕と同様に、シャワーで簡単に洗うことができます。汗や皮脂を吸収しやすいマットレスを定期的に丸洗いすることで、ダニやカビの発生を抑制。 また、ブレインスリープの調査によると、低反発素材やコイル内蔵のマットレスに比べて、ポリエチレン素材の『ブレインスリープ マットレス』の方が、通気性、体圧分散性、寝返り、清潔さ、持ち運び、耐久性に優れることがわかりました。さらにウレタン素材や羽毛敷布団に比べ、体の沈み込み量が低いこともわかっています。そのため、体への負担が少なく、心地よい睡眠を実感できます。

2:ブレインスリープ コンフォーター ウェイトバランス

『ブレインスリープ コンフォーター ウェイトバランス』は、羽毛布団を超え、脳と心の休息を手助けする究極のメディカル布団です。

羽毛を超える暖かさ&サイドウェイト構造で熱を逃がさない

新しい技術で開発されたエアインボールは1本1本の繊維の約1/3が空洞となった糸から作られています。空洞部分に空気を含ませ暖かい空気の層になることで、羽毛に匹敵する保温力と空気による軽さ、柔らかさを実現。足先までしっかりと暖まります。

また、人は眠っている間に20~30回ほど寝返りを打つと言われています。その寝返りの際に布団が動いてしまうと、寝床内に冷たい空気が入り込み快適な睡眠を妨げます。ですが、『ブレインスリープ コンフォーター ウェイトバランス』は独自開発のサイドウェイト構造(布団の両サイドの重り)で布団の端がズレにくいため朝まで暖かさをキープします。

脳と身体を休ませる「ウェイトバランサー」 自然にリラックスして眠るためには、適度な圧力(圧迫刺激)をかけるのが理想的と言われています。それは『ハグの効果』と言われ、抱きしめられている時のような安心感が得られることで、脳と体が休まり、睡眠環境の質が向上します。 一般的な重力布団は全身が重く、掛け布団本来の心地よさからはかけ離れたものでしたが、ブレインスリープが重力をかける位置を独自に開発。そのウェイトバランサー(おもり)で胸元に適度な重みを持たせることで体に圧力かけ、抱きしめられている状態と似た状態を生み出します。 バランサーには柔らかく通気性に優れたソフトエラストパイプを使用。パイプ状で熱や蒸れがこもりにくく、睡眠を邪魔しません。オレフィン系の特殊な樹脂性で柔らかいので擦れる音もなく、柔らかい感触で朝まで心地よさをキープします。 洗濯機で丸洗いができるから、清潔をキープ 自宅で洗濯できない商品が多い羽毛布団とは違い、家庭の洗濯機で丸洗いができます。 羽毛は洗濯をするたびに羽の油が抜けていき萎れてしまうためボリューム感を維持することができませんが、『ブレインスリープ コンフォーター ウェイトバランス』に使用している中綿はボール状になっているため繊維のちぎれが少なく、ふわふわとしたボリューム感が持続します。 また側生地はダウンプルーフ加工を採用し、糸と糸の間の隙間を空気のみが通過できるようにつぶして、中綿の吹き出しを防止しています。

熟睡出来る布団サイズを選ぶ

シングルサイズの基本や選び方をご紹介しました。快適な睡眠を得るためには自分に合ったサイズ以上の布団で眠ることが大切ですが、サイズだけが合っていればいいというわけではありません。 どれだけサイズが合っていても、しっかり睡眠できていなければ本末転倒になってしまうので、コンパクトなシングルサイズでも良質な睡眠を得ることができる布団を選びましょう。
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理想の寝姿勢とは?仰向け、横向き、うつ伏せ寝のポイントを徹底解説

睡眠コラム

最近は“睡眠時間”の大切さだけでなく“睡眠の質”に注目が集まっており、良質な睡眠を得るために、“理想の寝姿勢”を考える人が増えています。そこで、寝姿勢の種類やそれぞれのメリット・デメリット、理想の寝姿勢などをご紹介します。自分に合った寝姿勢や適切な寝具を選んで、快眠を目指しましょう! 寝姿勢とは? “寝姿勢”とは、寝ているときの姿勢のことで、主に、仰向け、横向き、うつ伏せなどがあります。寝姿勢が崩れている場合、肩こりや腰痛、首の痛みのほか、寝起きのだるさなど、翌日の体調に悪影響を及ぼすことも。反対に、背骨が自然な状態の寝姿勢で眠ると、効率的に疲労回復でき、背骨の歪みを整える効果が期待できます。 日中は、デスクワークの方も立ち仕事の方も、同じ姿勢を取り続けて身体に負担をかけていることが多いため、睡眠時には理想の寝姿勢で快眠を得て身体の不調を解消することが大切です。 また、睡眠には免疫力の向上や精神の安定、記憶の整理や定着などの効果もあるといわれており、快眠によって頭がクリアな状態にリセットされ、仕事や日常生活のパフォーマンス(生産性)向上が期待できます。 人生の3分の1を費やすといわれている睡眠。せっかくなら整った寝姿勢で睡眠の質を高め、効率よく疲労回復しましょう。 寝姿勢の種類とメリット&デメリット 寝姿勢は主に下記の3種類に分けられます。 仰向け寝 横向き寝 うつ伏せ寝 どの寝姿勢にもメリットとデメリットがあるため、入眠時は、ご自身が心地よく感じる寝姿勢で寝て問題ありません。 肝心なのは、熟睡している際の寝姿勢と寝返りの打ちやすさです。一般的に人は一晩で平均20~30回寝返りを打つといわれており、寝返りを打つことで体液循環や背骨の歪み調節など、身体をリセットしています。 それでは、各寝姿勢の概要とメリット・デメリットをそれぞれご説明します。 仰向けは、リラックスした状態の寝姿勢 仰向けは、日本人に多い“平たい体格の人”向き。背中全体で体重による圧力(体圧)を支えるので、身体への負担が少なく余分な力も入りません。また、手足を動かしやすく体液循環がよいことから、筋肉がこりにくいといわれており、猫背の改善や防止が期待できます。 「睡眠時に仰向け寝の時間が多いことは、寝心地の良さをあらわしている」とされているほど、最も安定・リラックスできる寝姿勢です。 ただし、尾てい骨を圧迫しやすく、反り腰の方は腰への負担が大きくなりやすいので、寝返りが打ちやすいマットレス選びが重要です。ほかにも、舌が重力で落ち込むため気道が塞がれやすく、横向き寝に比べるといびきにつながるといったリスクが挙げられます。 メリット 体液循環が良くて筋肉がこりにくい 体圧が均等に分散されて負担が少ない デメリット いびきにつながることがある 反り腰の方は腰への負担が大きくなりやすい 横向きは、いびき予防に有効な寝姿勢 横向き寝は、肥満や扁桃腺肥大等で気道が狭くなっている方向きの寝姿勢です。舌が落ち込むことによる気道の妨げが起きにくいため、“いびきをかきにくく呼吸がしやすい”特徴があります。 また、腰の角度を自由に調整できるため、腰に負担がかかりにくいです。個人差はありますが、左側を下にすると消化系の臓器などに負担がかかりにくいともいわれています。 ただし、身体とマットレスの接する面積が小さく、体圧による血流の滞りが起きやすいため、長時間横向き寝の状態が続くと筋肉のこりや冷えの原因に。特に一方向で寝続けた場合は、身体の歪みや肩・骨盤の圧迫による痛みも生じやすいため、スムーズな寝返りをサポートしてくれる寝具を選ぶ必要があります。 メリット 呼吸がしやすくいびきをかきにくい...

欠伸をする女性

寝ても寝ても眠いのはなぜ?一日中眠くなってしまう原因と対策を解説

睡眠コラム

「いくら寝ても頭がスッキリしない」「日中に眠くなるので仕事に影響が出てしまう」などの症状を誰しも一度は経験したことがあるかもしれません。十分な睡眠時間をとっているにも関わらず、日中眠くなるのにはいくつかの原因があります。 この記事では寝ても寝ても眠いと感じる方のために、原因や対処方法を紹介します。病気や疾患が隠されている可能性があるので、早めに対策を取りましょう。 寝ても寝ても眠い原因とは? 寝ても寝ても眠気が取れない原因は、睡眠時間や質の低下、精神的・身体的ストレス、アルコールの影響、潜在的な疾患など様々な要因が関係していますが、大きく以下の4つに分類できます。 日常生活の問題 病気・疾患の問題 女性ホルモンによる影響 季節の変化 いくら寝ても日中に眠くなる症状は単なる睡眠不足だけでなく、うつ病や甲状腺機能低下症など、基礎疾患が隠れている可能性もあるため注意が必要です。 ここからは、それぞれの分類について詳しくご紹介していきます。 日常生活の問題による影響 睡眠不足や環境による睡眠の質の低下により、日中に強い眠気を感じることがあり、仕事や日常生活に支障をきたしてしまいます。さらに精神的・身体的ストレスによって自律神経が乱れ、睡眠障害を引き起こすこともあるかもしれません。 具体的な要因についていくつか見ていきましょう。 日常的な睡眠不足 日本人の平均睡眠時間は世界的に見ても短い水準にあり、男女ともに「6時間以上7時間未満」が最も多い傾向で約53.7%、次いで「6時間未満」が約37.9%となります。 しかし、個人差はありますが一般的に適切な睡眠時間は、成人で6〜9時間が推奨されており、睡眠不足とされる方が多くいるのが現状です。さらに睡眠不足が続くと、「睡眠負債(睡眠の借金)」と呼ばれる状態となり、目覚めが悪い、日中の眠気が強い、体調不良、イライラするなどの症状が現れます。 参考:良い目覚めは良い眠りから 知っているようで知らない 睡眠のこと - e-健康づくりネット(厚生労働省) 睡眠不足による睡眠負債が続いた場合、日中に眠くなるのが当たり前のようになることも懸念点として挙げられます。 睡眠負債はまとめて一日たっぷり眠っただけでは解消できず、長期的な取り組みが必要です。睡眠負債は心身に悪影響を及ぼすため、早期に対策を立てるようにしましょう。 睡眠の質の低下 寝室の温度や湿度、照明、生活音などが適切でないと、質のよい睡眠を取れなくなります。例えば、寝室が暑すぎたり寒すぎたりすると、睡眠リズムが作れず眠りにくくなります。また、明るい照明や外部からの騒音も、脳が刺激されて安定した睡眠を妨げる要因になるため要注意です。 さらに、寝具の状態が悪いと、体が十分に休めず朝起きても疲れが取れないため、日中に眠くなってしまう可能性があります。このように、睡眠環境は質のよい睡眠を得るために重要な要素となります。 心理的なストレス 心理的なストレスとは、生活上の出来事や環境の変化などによって引き起こされる心理的な緊張、不安、焦りなどの心の状態のことです。 心理的ストレスは自律神経系に大きな影響を及ぼし、睡眠不足の原因となることがあります。通常、夜間は副交感神経が優位になり、リラックスした状態で入眠しやすくなりますが、ストレスが続くと交感神経が優位になります。 交感神経系が優位になると、脳の疲労回復に重要なノンレム睡眠(深い眠り)の時間が減少するため、十分な休息が得られず翌日の眠気や集中力の低下につながってしまうのです。...

寝ても寝ても眠いのはなぜ?一日中眠くなってしまう原因と対策を解説

睡眠コラム

「いくら寝ても頭がスッキリしない」「日中に眠くなるので仕事に影響が出てしまう」などの症状を誰しも一度は経験したことがあるかもしれません。十分な睡眠時間をとっているにも関わらず、日中眠くなるのにはいくつかの原因があります。 この記事では寝ても寝ても眠いと感じる方のために、原因や対処方法を紹介します。病気や疾患が隠されている可能性があるので、早めに対策を取りましょう。 寝ても寝ても眠い原因とは? 寝ても寝ても眠気が取れない原因は、睡眠時間や質の低下、精神的・身体的ストレス、アルコールの影響、潜在的な疾患など様々な要因が関係していますが、大きく以下の4つに分類できます。 日常生活の問題 病気・疾患の問題 女性ホルモンによる影響 季節の変化 いくら寝ても日中に眠くなる症状は単なる睡眠不足だけでなく、うつ病や甲状腺機能低下症など、基礎疾患が隠れている可能性もあるため注意が必要です。 ここからは、それぞれの分類について詳しくご紹介していきます。 日常生活の問題による影響 睡眠不足や環境による睡眠の質の低下により、日中に強い眠気を感じることがあり、仕事や日常生活に支障をきたしてしまいます。さらに精神的・身体的ストレスによって自律神経が乱れ、睡眠障害を引き起こすこともあるかもしれません。 具体的な要因についていくつか見ていきましょう。 日常的な睡眠不足 日本人の平均睡眠時間は世界的に見ても短い水準にあり、男女ともに「6時間以上7時間未満」が最も多い傾向で約53.7%、次いで「6時間未満」が約37.9%となります。 しかし、個人差はありますが一般的に適切な睡眠時間は、成人で6〜9時間が推奨されており、睡眠不足とされる方が多くいるのが現状です。さらに睡眠不足が続くと、「睡眠負債(睡眠の借金)」と呼ばれる状態となり、目覚めが悪い、日中の眠気が強い、体調不良、イライラするなどの症状が現れます。 参考:良い目覚めは良い眠りから 知っているようで知らない 睡眠のこと - e-健康づくりネット(厚生労働省) 睡眠不足による睡眠負債が続いた場合、日中に眠くなるのが当たり前のようになることも懸念点として挙げられます。 睡眠負債はまとめて一日たっぷり眠っただけでは解消できず、長期的な取り組みが必要です。睡眠負債は心身に悪影響を及ぼすため、早期に対策を立てるようにしましょう。 睡眠の質の低下 寝室の温度や湿度、照明、生活音などが適切でないと、質のよい睡眠を取れなくなります。例えば、寝室が暑すぎたり寒すぎたりすると、睡眠リズムが作れず眠りにくくなります。また、明るい照明や外部からの騒音も、脳が刺激されて安定した睡眠を妨げる要因になるため要注意です。 さらに、寝具の状態が悪いと、体が十分に休めず朝起きても疲れが取れないため、日中に眠くなってしまう可能性があります。このように、睡眠環境は質のよい睡眠を得るために重要な要素となります。 心理的なストレス 心理的なストレスとは、生活上の出来事や環境の変化などによって引き起こされる心理的な緊張、不安、焦りなどの心の状態のことです。 心理的ストレスは自律神経系に大きな影響を及ぼし、睡眠不足の原因となることがあります。通常、夜間は副交感神経が優位になり、リラックスした状態で入眠しやすくなりますが、ストレスが続くと交感神経が優位になります。 交感神経系が優位になると、脳の疲労回復に重要なノンレム睡眠(深い眠り)の時間が減少するため、十分な休息が得られず翌日の眠気や集中力の低下につながってしまうのです。...