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脳腸相関とは？睡眠の質とストレスを改善する脳と腸の深い関係を解説
睡眠コラム #快眠・安眠

脳腸相関とは？睡眠の質とストレスを改善する脳と腸の深い関係を解説

睡眠コラム

脳腸相関とは？睡眠の質とストレスを改善する脳と腸の深い関係を解説

#快眠・安眠

「プレゼン前になると必ずお腹の調子が悪くなる」「ストレスが続くと便秘になり、さらに眠れなくなる」—こうした経験をお持ちではありませんか？

実は、これらは偶然ではありません。近年の研究で明らかになった「脳腸相関」により、脳と腸が密接に連携し、お互いの状態に影響を与えていることが分かってきました。

特に30代・40代の忙しいビジネスパーソンにとって、この脳腸相関を理解し適切にケアすることは、睡眠の質向上とストレス管理において非常に重要です。

ここでは、最新の研究データを基に、脳腸相関のメカニズムと効果的な改善方法について分かりやすく解説します。

脳腸相関とは？「第二の脳」腸の驚くべき機能

脳腸相関とは、脳と腸が神経や血液を通じて互いに情報をやり取りし、双方向に影響を与え合う現象のことです。

なぜ腸が「第二の脳」と呼ばれるのか

腸には約5億個の神経細胞があります。これは脊髄の神経細胞よりも多く、腸は脳からの指示なしに独立して働ける唯一の臓器なのです。

さらに注目すべきは、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの90%が腸で作られていることです。セロトニンは以下の重要な働きをしています。

  • 睡眠リズムの調整
  • 気分の安定
  • ストレス耐性の向上
  • 腸の動きをスムーズに

つまり、腸の調子が悪いと、気分が落ち込んだり眠れなくなったりするのは、科学的に当然のことなのです。

科学が証明した脳腸相関の事実

2020年に筑波大学が行った実験では、腸内の菌を取り除いたマウスに以下の変化が見られました。

  • 睡眠が浅くなった
  • 昼夜の区別がつかなくなった
  • セロトニン（幸せホルモン）が不足した
  • GABA（リラックス成分）が増えた

この実験により、腸内環境が睡眠やメンタルに直接影響することが科学的に証明されました。

忙しいビジネスパーソンに多い悪循環パターン

忙しいビジネスパーソンには、典型的な悪循環が起こりがちです。

まず、仕事のストレスが溜まると、それが腸内環境の悪化を引き起こします。腸内環境が乱れると、幸せホルモンであるセロトニンの生産が低下し、その結果として夜眠れなくなってしまいます。睡眠不足になると翌日のパフォーマンスが低下し、それがさらなるストレスを生み出すという負のスパイラルに陥ってしまうのです。

あなたはどのタイプ？4つの症状パターン

30代・40代のビジネスパーソンに多く見られる脳腸相関の乱れを4つに分類しました。

タイプ1：考えすぎて眠れない

こんな症状

  • 布団に入っても30分以上眠れない
  • 仕事のことを考えて目が冴える
  • 朝早く目が覚めてしまう

原因 ストレスで交感神経が興奮し、リラックスモードに切り替わらない状態です。

タイプ2：夜中に何度も起きる

こんな症状

  • 夜中に2-3回は目が覚める
  • 朝起きても疲れが取れない
  • 日中もぼーっとしてしまう

原因 ストレスホルモンの影響で、深い眠りを維持できない状態です。

タイプ3：お腹の不調で眠れない

こんな症状

  • 飲み会後に胃腸が重くて眠れない
  • お腹が張って不快
  • 便秘と下痢を繰り返す

原因 不規則な食事が腸内環境を乱し、それが睡眠に影響している状態です。

タイプ4：ストレスでお腹を壊す

こんな症状

  • 大事な会議前にお腹が痛くなる
  • 緊張するとトイレが近くなる
  • お腹の症状が心配でさらにストレス

原因 脳と腸の連携が過敏になり、心のストレスが直接お腹の症状として現れる状態です。

どうすれば脳腸相関を改善できるのか？

これらの症状を根本的に改善するには、脳と腸の両方に同時にアプローチすることが重要です。従来のように「眠れないから睡眠薬」「お腹が痛いから胃腸薬」といった対症療法ではなく、脳腸相関そのものを整える必要があります。

そこで注目されているのが、科学的に効果が実証された2つの成分です。一つは脳のリラックスをサポートする「GABA」、もう一つは腸内環境を整える「乳酸菌」。この2つを組み合わせることで、脳と腸の両方から健康にアプローチできるのです。

脳腸相関を改善する2つの重要成分

GABA：脳のリラックスをサポート

GABAは脳の興奮を抑え、リラックス状態に導く天然のアミノ酸です。「脳のブレーキ」のような働きをし、現代人の健康に欠かせない成分として注目されています。
GABAの効果は主に3つの側面から現れます。まず睡眠の質向上において、深い眠りが増え、すっきりと目覚められるようになり、夜中に起きることも減ってきます。次にストレス耐性の向上では、イライラが軽減され、疲労感が和らぎ、気持ちが安定するようになります。さらに注目すべきは腸への良い影響で、自律神経が整うことによりストレス性の胃腸症状も軽減されるのです。

実証された効果

実際の研究では、GABAを摂取した人に驚くべき変化が確認されています。

睡眠に関しては、摂取から1週間という短期間で深い睡眠時間が増加し、朝の目覚めが良くなったと感じる人が大幅に増えました。多くの参加者が効果を実感したことも報告されています。

さらに注目すべきは、ストレス軽減効果の即効性です。

GABA摂取後わずか30分で効果が現れ始め、疲労感については55％もの軽減が確認されました。客観的な測定でも、体のストレス値が改善していることが明らかになっています。

なぜ植物性乳酸菌が良いのか？

腸内には善玉菌と悪玉菌が住んでおり、善玉菌が多いほど健康状態が良くなります。特に日本人には、お米から作られた植物性乳酸菌がおすすめです。この植物性乳酸菌は日本人の腸との相性が抜群で、酸に強く腸まで生きて届くという特徴があります。また、腸内で長期間働き続けることができるため、持続的な効果が期待できます。
実際の研究では、植物性乳酸菌の摂取により2週間でお腹の調子が改善し、便通が良くなることが確認されています。さらに腸内の良い菌が増えることで、全体的な腸内環境の向上も期待できます。

GABAと乳酸菌の相乗効果

GABAと乳酸菌を同時に摂ることで、脳と腸の両方から健康にアプローチできます。
脳からのアプローチでは、GABAが脳をリラックスさせることで自律神経が整い、その結果として腸の動きも良くなります。一方、腸からのアプローチでは、乳酸菌が腸内環境を改善することでセロトニンの生産が向上し、それが脳の調子も良くする効果をもたらします。

このように脳と腸の両方が同時に改善されることで、単独の成分では得られない総合的な相乗効果が期待できるのです。

効果的な摂り方と生活習慣のポイント

ベストな摂取タイミング

最も効果的な摂取タイミングとしては、寝る1-2時間前がおすすめです。これによりGABAの効果を最大限に活用できます。また、夕食後に摂取することで吸収が良くなり、毎日同じ時間に摂ることで体のリズムも整いやすくなります。

効果を高める生活習慣

サプリメントの効果をより高めるためには、生活習慣の見直しも重要です。食事面では、決まった時間に食事を摂り、野菜や発酵食品を積極的に取り入れ、暴飲暴食は避けるようにしましょう。

ストレス対策としては、適度な運動を週2-3回、30分程度行うことが効果的です。深呼吸やストレッチでリラックスする時間を作り、趣味の時間も意識的に確保することが大切です。

睡眠環境の改善も欠かせません。寝室は涼しく暗く保ち、寝る前のスマホは控えるようにしましょう。リラックスできる音楽や香りを活用することで、より質の高い睡眠が期待できます。

サプリメント選びの重要ポイント

サプリメント選びでは、まず機能性表示食品かどうかを確認することが重要です。これは国に効果を届け出た商品であり、科学的根拠がある証拠でもあります。

次に有効成分の含有量をチェックしましょう。効果が証明された量が入っているか、成分が明確に表示されているかを確認することが大切です。

製造品質についても、安全な工場で作られているか、品質管理がしっかりしているかを確認する必要があります。最後に、価格が適正で飲みやすい形状かどうか、続けやすさも重要な選択基準となります。

ビジネスパフォーマンスに期待される影響

脳腸相関を改善することで、仕事面でも様々な効果が期待できる可能性があります。

日常業務においては、良質な睡眠により日中の注意力向上が期待され、集中力の向上につながる可能性があります。また、ストレス軽減により冷静な判断ができるようになり、判断力の向上も期待されます。お腹の不調が減ることで体調管理が楽になり、体調の安定も期待できるでしょう。

継続的な効果としては、質の良い睡眠により記憶の定着改善が期待され、記憶力の向上が見込めます。リラックス状態でアイデアが浮かびやすくなることで創造性の向上も期待され、体調管理により風邪を引きにくくなるなど免疫力強化も期待されます。

長期的には、安定した体調による仕事効率の維持により継続的なパフォーマンス維持が期待でき、将来的な健康リスク軽減への期待や予防的な健康管理による長期的なメリットなど、経済的な価値も見込めます。

これらの効果には個人差があり、生活習慣や体質によって感じ方は異なります。特に30代・40代にとっては、将来への「健康投資」としての価値が期待できるでしょう。

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今日から始める新しい健康習慣

睡眠とメンタルヘルスの改善は、仕事のパフォーマンスや人生の充実度に直結します。脳腸相関という科学的アプローチにより、これまで解決できなかった睡眠やストレスの問題に、新しい角度からアプローチできるのです。

まずは1ヶ月間、脳と腸の両方からアプローチする新しい健康管理を体験してみてください。質の高い睡眠と安定したメンタルヘルスが、あなたの可能性をさらに広げることでしょう。始めた人から、未来が変わるのです。

【参考資料】
・筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構（2020年）腸内細菌と睡眠に関する研究
・消費者庁機能性表示食品データベース（届出番号：J462）
・GABAの睡眠・ストレス軽減効果に関する臨床試験データ
・植物性乳酸菌の腸内環境改善効果研究

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朝5時。多くの人がまだ眠りについている時刻に、ひとりの女性が海に向かう。松岡亜音。19歳でありながら、すでに日本サーフィン界の未来を背負って立つ存在として注目される彼女にとって、この時間は特別な意味を持つ。 「波があると5時ぐらいに起きて、ご飯を食べる前に朝サーフィンして」 そんな彼女の一日は、常に海と共にある。 海辺で生まれた自然な情熱 ──松岡さんとサーフィンとの出会いについて教えてください。 松岡さん： 私は千葉県の南房総市の千倉というところで生まれ育って、海岸の目の前に住んでいたんですけど、両親がサーフショップを営んでいて、そこから自然と、もう6歳の時から海で遊んで、砂遊びやボディボードをやっていました。もう覚えていないくらい小さい頃から、気がついた時にはもう板の上に立っていたという感じで、両親の影響が大きくてサーフィンを始めました。 初めて大会に出たのが4歳の時で、サーフショップのプッシュクラスで2番でした。その翌年の5歳の時に優勝できて、そこからすごく楽しいって思って本格的に始めました。 ──ご家族も皆さんサーフィンを？ 松岡さん： 一人っ子なんですけど、父はもうガンガンサーフィンをしていて、母も夏とかたまにサーフィンをする、サーフィン一家です。自然とやるようになりましたね。 厳しい練習の中で育まれた強さ ──ここまで情熱を注ぐようになった背景を教えてください。 松岡さん： やっぱりその初めて優勝した時とか、あとサーフィンはもちろん大会だけじゃなくて、大きい波に乗った時の景色とか、日常生活では味わえない感覚がもう染み付いて、成功した時の喜びがあるから、もっともっとっていう気持ちがすごく強くて。 もちろん大会で優勝して、まず目標はワールドチャンピオン争いに入ることが今の目標なんですけど、その前にサーフィンがすごく楽しいっていうことで大好きなのでやっています。 ──苦労された時期もあったと伺いました。 松岡さん： めちゃめちゃあります。サーフィンを嫌いになることはなかったんですけど、父がかなり厳しくて、ずっと2人三脚でやってきたので。 小学校3年生くらいの時から一年中サーフィンをやり始めて、試合にもどんどん出始めました。でも最初は中高生には勝てないので、試合では負けたり、練習の時に乗れなかったりしたら指導が入って、その時にやっぱりきついことを言われたりとか。もちろん世界を見ていたので、それは承知なんですけど、次の日に学校に行って目が腫れていると「お父さんに怒られたんでしょう」ってお友達に言われたりとか、そういうのがしょっちゅうで、怒られた時の辛さはありました。 でも、そのおかげでメンタルも多分強くなったと思うし、今があるのですごく感謝しています。 10歳での海外挑戦が開いた世界への扉 ──世界を意識するようになったきっかけは？ 松岡さん： 10歳の時に初めて海外に行ったんです。一人で約2週間、カリフォルニアに行って、そこから毎年行くようになったんですけど、衝撃を受けました。同い年の子がすごくたくさんいて、自分より年下の子たちも、みんな毎週末試合をやって切磋琢磨していて、そこで毎回入賞できて、自分のサーフィンにもすごく自信がついて。 海外の同い年の女の子と友達になって、毎年行くようになって、英語も徐々に話せるようになって。今ではそのワールドツアーの2番目のCSっていうのを回っているので、割と若い頃から海外に行ってそこを見ていたからっていうのもあると思います。 ──10歳でカリフォルニアに一人で行くなんて、自分は想像できません（笑） 松岡さん： 向こうの日本人の方の受け入れ先があったので、最初は日本語で全然問題なく受け入れてもらいました。12歳以下の子は飛行機で一緒についてくれるガイドの人がいたりとか、最初はすごく緊張したんですけど、でも全然問題なく大丈夫でした。 最初は泣いちゃって、やっぱり緊張と怖さがあったんですけど、行ってからはもうそんなの忘れていましたね。...

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夜23時。多くの人が一日の終わりを迎える時刻に、ひとりの女性が画面の向こうでマイクに向かう。因幡はねる。ななしいんく所属のVTuberとして、7年以上にわたって視聴者と向き合い続けてきた彼女にとって、この時間は特別な意味を持つ。 「みんなの生活のルーティンのうちの一つになりたい」 そんな想いから始まった、毎夜の配信。 人前で話すことの楽しさに気づいた転機 ──はねるさんがVTuberの世界に入ったきっかけから聞かせてください。意外な経歴をお持ちだと聞いていますが。 はねるさん： もともと小さい頃からずっと勉強ばかりして育ってきました。友達もあまりいなくて、表に立つようなことはしないで、ひたすら勉強だけして、いい学校に入るという感じで生きてきたんです。でも大学の時に塾の先生や、エナジードリンクの試食販売のMCなどをバイトでやったときに、意外としゃべるのが好きだなって気づいて。意外と目立つことも好きかもって、そこで初めて知ったんですよね。 それから生配信というものをやってみたときに、ちょっと才能があるかもと思いました。実際才能があったかどうかは置いといて、自分ではちょっと自信がついた時があって、これを一生涯の仕事にしてみたいなと思ったんです。 ──勉強一筋だったのに、人前で話すことが好きって意外な発見だったんですね。 はねるさん： そうなんですよ！自分でも本当にびっくりしました。今まで全然そういうことやったことなかったから。 なぜ毎日23時配信？「ルーティンになりたかった」 ──毎晩23時という時間にこだわった理由があるんですか？ はねるさん： デビュー当時に思っていたのは、みんなの生活のルーティンの一つになりたいということでした。なので配信時間も固定していたんです。必ず毎日夜の23時からと決めて、夜の23時になったらYouTubeを見たら因幡はねるがいるというのを、みんなの中に植え付けたいという狙いがありました。毎日23時で必ず配信するというのを続けて、デビューしてから丸一年間は1日も休まないでやっていました。 ──1年間1日も休まないというのは本当に驚異的ですね…！ はねるさん： 必ず毎日23時は絶対で、23時にできなかったら朝やるということもやっていました。ただ、最初に初めて休むという時が、ネガティブな理由、例えば病気になった、事故に遭ったとかで休むのはやりたくなかったんです。なので、丸一年経った時に普通に「ただ休みます」と言って休んで、旅行に行ったりしました。 ──最初の休みがポジティブな理由だったのは、ファンの方にとっても安心できたでしょうね。 はねるさん： そうですね。「体調不良で休みます」や「トラブルで休みます」ではなく、「ちょっと旅行に行ってきます」と言えたのはよかったと思います。 配信は「呼吸のようなもの」 ──現在、配信に対する気持ちはどう変化しましたか？ はねるさん： どちらかというと、もう配信をやることが当たり前になっています。それがもう普通に、呼吸みたいな感じで生配信をするという状況になっているから、むしろ配信しない日の方が特別みたいな感じになっちゃってますね。 VTuberを始めて7年ちょっとになりますし、その前もずっと生配信を生業としていたので、もう生配信をやらない日というのは私の中で特別なんです。 ここ最近は休むことも増えてきましたけど、休むときはやっぱりすごい罪悪感を感じながら休んでいます。「今日風邪をひいちゃった、休まなきゃいけない、本当に申し訳ないな」とか「今日ちょっと用事があって休まなきゃいけない、申し訳ないな」って、いまだに1日休むだけでもすごい後ろめたい気持ちになります。 「平均で見る」という哲学 ──長く活動を続ける中で、注目度の変動はどう捉えていらっしゃいますか？ はねるさん：...

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情熱だけは、眠らせない。-VTuber因幡はねるが語る「ファンとの約束」

夜23時。多くの人が一日の終わりを迎える時刻に、ひとりの女性が画面の向こうでマイクに向かう。因幡はねる。ななしいんく所属のVTuberとして、7年以上にわたって視聴者と向き合い続けてきた彼女にとって、この時間は特別な意味を持つ。 「みんなの生活のルーティンのうちの一つになりたい」 そんな想いから始まった、毎夜の配信。 人前で話すことの楽しさに気づいた転機 ──はねるさんがVTuberの世界に入ったきっかけから聞かせてください。意外な経歴をお持ちだと聞いていますが。 はねるさん： もともと小さい頃からずっと勉強ばかりして育ってきました。友達もあまりいなくて、表に立つようなことはしないで、ひたすら勉強だけして、いい学校に入るという感じで生きてきたんです。でも大学の時に塾の先生や、エナジードリンクの試食販売のMCなどをバイトでやったときに、意外としゃべるのが好きだなって気づいて。意外と目立つことも好きかもって、そこで初めて知ったんですよね。 それから生配信というものをやってみたときに、ちょっと才能があるかもと思いました。実際才能があったかどうかは置いといて、自分ではちょっと自信がついた時があって、これを一生涯の仕事にしてみたいなと思ったんです。 ──勉強一筋だったのに、人前で話すことが好きって意外な発見だったんですね。 はねるさん： そうなんですよ！自分でも本当にびっくりしました。今まで全然そういうことやったことなかったから。 なぜ毎日23時配信？「ルーティンになりたかった」 ──毎晩23時という時間にこだわった理由があるんですか？ はねるさん： デビュー当時に思っていたのは、みんなの生活のルーティンの一つになりたいということでした。なので配信時間も固定していたんです。必ず毎日夜の23時からと決めて、夜の23時になったらYouTubeを見たら因幡はねるがいるというのを、みんなの中に植え付けたいという狙いがありました。毎日23時で必ず配信するというのを続けて、デビューしてから丸一年間は1日も休まないでやっていました。 ──1年間1日も休まないというのは本当に驚異的ですね…！ はねるさん： 必ず毎日23時は絶対で、23時にできなかったら朝やるということもやっていました。ただ、最初に初めて休むという時が、ネガティブな理由、例えば病気になった、事故に遭ったとかで休むのはやりたくなかったんです。なので、丸一年経った時に普通に「ただ休みます」と言って休んで、旅行に行ったりしました。 ──最初の休みがポジティブな理由だったのは、ファンの方にとっても安心できたでしょうね。 はねるさん： そうですね。「体調不良で休みます」や「トラブルで休みます」ではなく、「ちょっと旅行に行ってきます」と言えたのはよかったと思います。 配信は「呼吸のようなもの」 ──現在、配信に対する気持ちはどう変化しましたか？ はねるさん： どちらかというと、もう配信をやることが当たり前になっています。それがもう普通に、呼吸みたいな感じで生配信をするという状況になっているから、むしろ配信しない日の方が特別みたいな感じになっちゃってますね。 VTuberを始めて7年ちょっとになりますし、その前もずっと生配信を生業としていたので、もう生配信をやらない日というのは私の中で特別なんです。 ここ最近は休むことも増えてきましたけど、休むときはやっぱりすごい罪悪感を感じながら休んでいます。「今日風邪をひいちゃった、休まなきゃいけない、本当に申し訳ないな」とか「今日ちょっと用事があって休まなきゃいけない、申し訳ないな」って、いまだに1日休むだけでもすごい後ろめたい気持ちになります。 「平均で見る」という哲学 ──長く活動を続ける中で、注目度の変動はどう捉えていらっしゃいますか？ はねるさん：...

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情熱だけは、眠らせない。-フットサル界のパイオニア・中井健介が語る「挫折を力に変える哲学」
#passion-never-sleeps #特集

情熱だけは、眠らせない。-フットサル界のパイオニア・中井健介が語る「挫折を力に変える哲学」

「野球選手になりたかったんです」 そう笑顔で振り返るのは、フットサル日本代表候補にも選出され、現在は次世代のフットボール文化創造に挑む中井健介さん。小学3年生で友人に誘われるままに始めたサッカーが、やがて彼の人生を決定づけることになった。 「友達に誘われてサッカーを始めた。そこから全てが変わりました」 その道のりは決して平坦ではない。幾度もの挫折を乗り越えながら、常に「負けたくない」という想いを燃やし続けてきた中井さんのストーリーがここにある。 どうしても諦められなかった滝川第二への想い ──中井さんがフットボールの世界に本格的に入るきっかけから聞かせてください。高校受験でかなり苦労されたと聞いていますが。 中井さん： 中学時代にサッカー選手を目指すと決めて、兵庫県で一番強い滝川第二高校のセレクションを受けました。1次は通ったんですが、2次で落ちてしまって。3次セレクションも受けたんですけど、だめで。 ──普通ならそこで諦めますよね。 中井さん： どうしても入りたかったんです。ちょっと他も考えましたけど、やっぱり最終的には滝川第二しかないと思って。それで中学校の監督に相談したら「ちょっと言ってみるわ」と言って、滝川第二の監督に直接掛け合ってくれたんです。 数日後に返事が来て、「3年間試合に出られなくても、勉強して普通科で入学すること」という条件を出されました。一般入試で合格すれば、サッカー部への入部を認めるということでした。 ──それはすごい条件ですね...! 中井さん： セレクションというのは、実力不足の人を入学させないことで、その人に早めに諦めをつかせてあげる優しさでもあると思ったんです。でも、その優しさを受け取らずにチャレンジしたかった。 それまでサッカー中心の生活だったのを、3ヶ月間サッカーを封印して猛勉強しました。そして見事合格を勝ち取って、念願の滝川第二サッカー部に入部できたんです。 背番号31番からの這い上がり ──入学後はいかがでしたか？ 中井さん： 現実は厳しかったです。背番号31番。セレクションを経て入部した選手が1番から30番までを占める中、一般入試で入学した僕だけが31番でした。完全にレギュラーから外れた存在として高校生活が始まりました。 でも、ここで諦めるわけにはいかない。一番技術が劣っているなら、一番長い時間練習するしかないと思って、誰よりも最後まで残って練習を続けました。 ──その努力は報われましたか？ 中井さん： 地道な努力を監督が見ていてくれて、実力よりも人間力を評価してもらえたんです。1年間の頑張りを見てくれていた監督に試合出場の機会をもらえました。ただ、高校時代はそれでも順風満帆ではなくて、先輩からの厳しい指導や度重なる怪我もありました。 特に2年生の夏、重要な3大会の直前に怪我で落選した時は本当に悔しかったです。チームはその3つの大会を全部優勝しちゃって。「自分もそこにいたかった」って思いましたね。 大学でも続いたサッカー人生 ──高校卒業後は大学でもサッカーを継続されたんですね。 中井さん： はい、専修大学でサッカーを続けました。チームは日本一にもなったんですが、僕はベンチメンバーでした。それでも大学サッカーを通じて、さらに高いレベルでのプレーを経験できたのは貴重でしたね。 フットサルとの運命的な出会い...

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情熱だけは、眠らせない。-フットサル界のパイオニア・中井健介が語る「挫折を力に変える哲学」

「野球選手になりたかったんです」 そう笑顔で振り返るのは、フットサル日本代表候補にも選出され、現在は次世代のフットボール文化創造に挑む中井健介さん。小学3年生で友人に誘われるままに始めたサッカーが、やがて彼の人生を決定づけることになった。 「友達に誘われてサッカーを始めた。そこから全てが変わりました」 その道のりは決して平坦ではない。幾度もの挫折を乗り越えながら、常に「負けたくない」という想いを燃やし続けてきた中井さんのストーリーがここにある。 どうしても諦められなかった滝川第二への想い ──中井さんがフットボールの世界に本格的に入るきっかけから聞かせてください。高校受験でかなり苦労されたと聞いていますが。 中井さん： 中学時代にサッカー選手を目指すと決めて、兵庫県で一番強い滝川第二高校のセレクションを受けました。1次は通ったんですが、2次で落ちてしまって。3次セレクションも受けたんですけど、だめで。 ──普通ならそこで諦めますよね。 中井さん： どうしても入りたかったんです。ちょっと他も考えましたけど、やっぱり最終的には滝川第二しかないと思って。それで中学校の監督に相談したら「ちょっと言ってみるわ」と言って、滝川第二の監督に直接掛け合ってくれたんです。 数日後に返事が来て、「3年間試合に出られなくても、勉強して普通科で入学すること」という条件を出されました。一般入試で合格すれば、サッカー部への入部を認めるということでした。 ──それはすごい条件ですね...! 中井さん： セレクションというのは、実力不足の人を入学させないことで、その人に早めに諦めをつかせてあげる優しさでもあると思ったんです。でも、その優しさを受け取らずにチャレンジしたかった。 それまでサッカー中心の生活だったのを、3ヶ月間サッカーを封印して猛勉強しました。そして見事合格を勝ち取って、念願の滝川第二サッカー部に入部できたんです。 背番号31番からの這い上がり ──入学後はいかがでしたか？ 中井さん： 現実は厳しかったです。背番号31番。セレクションを経て入部した選手が1番から30番までを占める中、一般入試で入学した僕だけが31番でした。完全にレギュラーから外れた存在として高校生活が始まりました。 でも、ここで諦めるわけにはいかない。一番技術が劣っているなら、一番長い時間練習するしかないと思って、誰よりも最後まで残って練習を続けました。 ──その努力は報われましたか？ 中井さん： 地道な努力を監督が見ていてくれて、実力よりも人間力を評価してもらえたんです。1年間の頑張りを見てくれていた監督に試合出場の機会をもらえました。ただ、高校時代はそれでも順風満帆ではなくて、先輩からの厳しい指導や度重なる怪我もありました。 特に2年生の夏、重要な3大会の直前に怪我で落選した時は本当に悔しかったです。チームはその3つの大会を全部優勝しちゃって。「自分もそこにいたかった」って思いましたね。 大学でも続いたサッカー人生 ──高校卒業後は大学でもサッカーを継続されたんですね。 中井さん： はい、専修大学でサッカーを続けました。チームは日本一にもなったんですが、僕はベンチメンバーでした。それでも大学サッカーを通じて、さらに高いレベルでのプレーを経験できたのは貴重でしたね。 フットサルとの運命的な出会い...

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