ソフトバンク従業員を対象に睡眠改善プログラムの検証を実施 ~行動変容により睡眠偏差値®と睡眠の質が改善~

CORPORATE
株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣田 敦、以下「ブレインスリープ」)はソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川 潤一、以下「ソフトバンク」)の従業員に「睡眠改善プログラム」を提供させていただきました。
  • 概要
本取組みでは、ソフトバンク株式会社の子会社であるヘルスケアテクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:大石 怜史、以下「ヘルスケアテクノロジーズ」)が提供するサービス「HELPO※1」を通じて、ブレインスリープが提供した「睡眠タイプ診断(睡眠習慣アセスメント)」を実施し、4つのタイプに分類しました。また、分類された1タイプに該当する「危機的睡眠タイプ」と診断された方の中から希望者を募集し、抽選で、ブレインスリープのサービス「睡眠改善プログラム」を提供いたしました。 睡眠改善プログラム前後では、睡眠をスコア化するサービス「睡眠偏差値for Biz※2」を行い、睡眠習慣や睡眠負債など睡眠状態を直接判定する項目に加えて生産性やストレスの程度、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスクなどを課題及び改善ポイントの分析を行いました。 また、ブレインスリープが提供するスマートフォンのアプリケーション「ブレインスリープ コイン※3」を用いて、1か月間の自身の睡眠状態の可視化に加え、睡眠改善コンテンツ(E-learning形式のセミナー動画)や睡眠意識向上のための定期的な睡眠コラム発信等、睡眠改善の効果が実証された特別コンテンツを提供しました。 【対象者】ソフトバンク従業員  計58名 ※希望者 【期間】2023年6月20日〜7月20日 【実施項目】 1.主観データの取得:「睡眠偏差値for Biz」を活用し、プロジェクト前後に実施 2.客観データの取得:ブレインスリープ コインを活用し、プロジェクト期間内に実施 3.睡眠改善コンテンツの提供 4.睡眠改善コンテンツの提供 5.一定の睡眠改善行動実施者に、抽選で「ブレインスリープ ピロー※4」のプレゼント ※1 ヘルスケアテクノロジーが提供するチャットによる健康医療相談やオンライン診療の予約や受診、病院検索、一般用医薬品などの購入がワンストップでできるヘルスケアアプリ(https://healthcare-tech.co.jp/service/) ※2 ブレインスリープが提供する睡眠可視化Webサービス(https://brain-sleep.com/sleep-deviation/) ※3 ブレインスリープが提供する睡眠計測デバイス&アプリ(https://brain-sleep.com/sleepcoin/) ※4 ブレインスリープが提供する速く・深く・脳が眠る枕(https://www.zzz-land.com/shop/g/gBS018S1/
  • プログラム結果
本取組みで確認された主な結果は以下の通りです。 調査方法:問診型Webサービス​「睡眠偏差値for Biz」 対象者:​睡眠改善プログラム参加者 有効回答数:43ss(第1回は51ss) 第1回対象期間:2023年6月19日~6月29日 第2回回答期間:2023年7月17日~8月1日 ❶睡眠偏差値の改善 プロジェクト開始前の44.2と比べて、+2.1ポイントとなる46.3と改善しました。また、労働時間が+11分で睡眠時間が-12分と仕事が忙しく、睡眠時間が取り辛くなっている中でも、睡眠偏差値が改善する結果となりました。これは睡眠改善の知識を学び、コンテンツなどを活かして睡眠習慣を見直し、正しく習慣化することで、睡眠の質が改善された結果であると考えられます。 ❷睡眠の質向上と日中の眠気改善 睡眠偏差値改善に大きな影響を与えた睡眠の質ですが、具体的には睡眠改善プログラムの実施前後では「睡眠の質がよい」と回答した人が31ポイントアップしたことがわかりました。 睡眠の質改善には睡眠前の行動だけでなく、朝起きてから寝るまでの覚醒時の行動も大きな鍵を握ります。一番多くの人に起きた行動変容は、「就寝前のスマートフォンの閲覧日数の減少」と「就寝90分前に入浴を行う」ということでした。 また日中の眠気に関しては、開始前75%の人が「眠くて仕事が進まないことがある」と回答していた方が、実施後は75%から56%になり、19ポイント改善しました。 ❸行動変化と満足度 また、睡眠改善プログラム後のアンケートによると、睡眠改善プログラムは約9割の人が「満足した」と回答しています。参加理由としては、「自身の睡眠に悩みがあったから」と答えた方が53.8%と最も多く、「自身の睡眠の質をより詳細に知りたかったから」という方が35.9%でした。ウェアラブル端末等、計測機器が普及していく近年、計測に対するニーズが顕著に表れた結果となりました。また、プログラム参加後の睡眠に対する行動変化も、94.9%の人が「変化があった」と回答しており、多くの方に睡眠の態度変容を起こすことができました。具体的なコメントとしては、プログラム期間を通じて、睡眠について常に意識する機会の重要性に気付いた、ご自身の睡眠の計測が面白かったといったポジティブな意見がみられました。
  • ソフトバンク担当者 吉橋様コメント
ソフトバンク株式会社 人事企画部 健康経営推進部門(Well-being推進室) 吉橋 由美(よしはし・ゆみ) ソフトバンクでは年に1回健康意識調査という社内アンケートを実施しているのですが、ここ最近ではメンタルヘルス施策への期待が多く寄せられています。また"睡眠不足"がプレゼンティーズムに影響しているということも健康意識調査等の分析結果からわかりました。ただ単に「睡眠時間を確保しよう」ということだけでなく、まずは「自分の睡眠の質を知る」ことが睡眠改善の第一歩だと感じていますので、今後もこういった「睡眠タイプ診断」などを実施し、睡眠改善のために何をすべきか、明確になればと考えています。
  • 今後の展開
健康経営を推進する企業の担当者様は、従業員が関心高く、継続して取り組める施策を常に模索しています。 本プロジェクトにおける参加者の睡眠改善効果、睡眠計測への興味関心の高さを受け、健康経営の次なる一手として「睡眠」という分野の有効性が実証されたと考えています。 Webアンケート形式(主観)の睡眠偏差値for Bizと、日々の睡眠を計測デバイスで可視化(客観)するブレインスリープ コインの睡眠計測をかけあわせることにより、主観・客観の両軸から睡眠課題や睡眠改善度合いを可視化していくことで、睡眠改善行動をモチベーション高く従業員に行ってもらうことが可能になります。 ブレインスリープは企業の従業員の睡眠改善とそれによる健康意識の向上、さらにはプレゼンティーズムの改善を通じて、さらに多くの企業の生産性向上を実現すべく、睡眠偏差値for Bizとブレインスリープ コインの活用を推進して参ります。
  • 共同検証パートナー
ヘルスケアテクノロジーズ株式会社 ヘルスケアテクノロジーズは、人々の健康増進や医療資源の最適化、国民皆保険の維持や企業の健康経営推進に貢献するためのヘルスケアプラットフォーム提供企業です。 オフィシャルサイト: https://healthcare-tech.co.jp/
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