株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:廣田 敦、以下「ブレインスリープ」)は、三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:植田俊、以下「三井不動産」)と株式会社ShareTomorrow (本社:東京都中央区、代表取締役社長:石川憲久、以下「ShareTomorrow」)が2024年1月15日にオープンする保育施設YASMO内にある、ママ・パパ用休息室Nemuro(ねむろ)の睡眠環境に関する監修および睡眠プロダクトの提供を行いました。 本取組の背景 2021年の経済開発協力機構(OECD)の調査において、日本人の睡眠時間は7時間22分と世界でも最も少なく*1、睡眠時間が不足している状況にあります。さらに、生まれたばかりの新生児は昼夜関係なく寝たり起きたりを繰り返し、大人とは異なる睡眠パターンを持ちます。そのため養育者は夜泣きや授乳への対応によって睡眠が細切れになる傾向にあり、睡眠の質の悪化や睡眠不足に陥りやすくなります。女性は10~20%が産後うつを経験することが報告されており、そのリスクを高める要因として睡眠不足や夜間の中途覚醒の多さが挙げられています*2。さらに国立成育医療研究センターの研究によると、産後1年後にメンタルヘルス不調のリスクありと判定される父親の割合は11.0%と言われており、母親(10.8%)とほぼ同程度であるという結果が示されています。近年では男性の産後うつも顕在化しています*3。 このような社会的背景をきっかけに、三井不動産は新事業として養育者のための睡眠や休息を目的とした保育施設立ち上げを実施し、ブレインスリープは睡眠環境の監修及び睡眠プロダクト(ブレインスリープ ピロー)の提供を行いました。 なお、本取組みは、ブレインスリープの事業パートナーであるNTT東日本グループが中心となって立ち上げた睡眠共創コミュニティ「ZAKONE」での出会いをきっかけに実現しました。今後も、企業の垣根にとらわれることなく、ブレインスリープは横断的に睡眠の重要性を発信する取組みに対して積極的に取り組んでまいります。 *1 経済協力開発機構(OECD).Gender data portal 2021 *2 厚生労働省 令和5年10月2日 第2回 健康づくりのための睡眠指針の改訂に関する検討会. 参考資料3 *3 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター.プレスリリース2023年8月27日.産後、同時期にメンタルヘルスの不調で苦しんでいる夫婦は年間約3万組!?~母子だけでなく、父親も含め世帯単位での支援やアセスメントが必要~ 新しい保育施設YASMO ≪ YASMO が提供するサービス ≫ ・ 保育対象は、生後3 か月から未就学児のお子さま ・ 制作遊びやこだわりの遊具を通して楽しい時間を提供 ・ ママ・パパ用休息室は、3 種類を用意 ・ 料金は、1,650 円(税込)/30 分、最短30 分から最長4 時間の利用が可能 ≪ YASMO公式サイトURL ≫ https://yasmo.jp/ ブレインスリープは、Nemuro(ねむろ)での良質な睡眠環境の実現に向けて、睡眠医学に基づいて監修を実施しました。また、Nemuro(ねむろ)の全6室にブレインスリープ ピローを導入いただきました。ブレインスリープは、良質な睡眠環境及び睡眠プロダクトの提供を通じて、お休み不足のママやパパの効率的な休息をサポートします。 YASMO担当者様のコメント 睡眠不足のママ・パパに相応しい環境や科学的根拠に基づいた情報を提供したいと考え、ブレインスリープ様に監修いただきました。「睡眠環境」に関する知見の提供や、身体のモードを切り替える「おやすみ・おめざめ(入眠・覚醒)ガイド」づくりのサポートをいただきました。本施設を1号店として、おやすみから子育てを元気にする本取り組みを展開して参ります。 三井不動産株式会社 ビジネスイノベーション推進部 事業グループ 左:吉田裕太氏 右:増井友加里氏 ■株式会社ShareTomorrow 「生活者一人ひとりがそれぞれのライフスタイルに合わせて自由に選び、組み合わせることができるように、仕事、すまい、買い物、休日・余暇のすごし方の多様な選択肢を提供する。」をビジョンに掲げ、設立。三井不動産のグループ長期経営方針「VISION 2025」で定める「街づくりを通して、持続可能な社会の構築を実現」「テクノロジーを活用し、不動産業そのものをイノベーション」といったビジョンに基づき新規事業の開発・推進を手掛けています。 所在地 :東京都中央区日本橋室町3-2-1 代表者 :代表取締役 石川 憲久 設立:2021年7月1日 WEBサイト:https://sharetomorrow.co.jp/