ブレインスリープ×BREATHER×BP&CO.共同検証を実施! 寝る前の深呼吸によって睡眠の質が向上することを確認

#CORPORATE

株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣田 敦、以下「ブレインスリープ」)は、BREATHER株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:立岡 茂伸、以下「BREATHER」)、株式会社BP&CO.(事業本拠地:京都市北区、代表:大貫 崇、以下「BP&CO.」)と共同で、睡眠と呼吸に関する検証を行いました。検証の結果、寝る前に深呼吸を意識的に取り入れることにより、副交感神経が優位になり、睡眠の質が向上することが示されました。

取組の背景

深呼吸は自律神経を整え、リラックス状態にさせる効果があると言われており、睡眠にも影響を及ぼす重要な機能です。ブレインスリープは、深呼吸の重要性を発信するために、日頃から深呼吸の可能性に着目しているBREATHERと共同で深呼吸が身体に及ぼす影響に関する検証を実施することとなりました。
第1弾として、「サウナ浴における深呼吸の効果検証※1」を行い、深呼吸を意識的に取り入れることにより、サウナ浴における自律神経の切り替えを効率化し、深く"ととのう"ことが示されました
今回2弾として、睡眠の観点から寝る前の深呼吸の可能性を検証するために、BP&CO.と連携して本検証を行いました。本検証では、男女20名を対象に、普段通りの生活を送った日と、『深呼吸サポートデバイス ston s(ストンエス)』を用いて寝る前に約20分間の深い呼吸を実践した後でそれぞれ睡眠計測を行いました。ston sを用いた深い呼吸方法には、呼吸コンサルタントである大貫崇氏が提案する深呼吸(きほんの呼吸®)を採用しました。

※1 「100plus×BREATHER×ブレインスリープ共同検証 ~深呼吸がサウナの効果を最大化~」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000239.000046684.html

検証概要

検証期間:2025年1~2月
被験者数:20~60代の男女20名(各条件3晩以上測定した被験者を解析対象とする)
使用製品:深呼吸サポートデバイスston s(BREATHER社製)※2
検証方法:「通常睡眠条件(深い呼吸を行わない普段通りの生活)」と「ston s使用条件(寝る前にston sを用いた深い呼吸※3を約20分間実践)」の2条件にそれぞれ参加するクロスオーバー試験
測定項目:脳波、自律神経、活動量、アンケート評価(OSA睡眠調査票)※4

※2 本検証ではカフェイン/GABA成分を含まない、ココナッツまたはカモミールのうちのお好みの風味を被験者が1種選択
※3 呼吸コンサルタントである
大貫崇氏が提案する深呼吸(きほんの呼吸®)
※4
睡眠感を統計的に尺度化した、一般社団法人 日本睡眠改善協議会が提唱している一般的な睡眠評価方法

検証結果

以下の結果より、寝る前に約20分間のston sを用いた深い呼吸を実践することで、副交感神経を優位にしてリラックス状態を作り出し、さらに睡眠の質向上に繋がることが主観指標と客観指標から示唆されました。本検証ではカフェイン/GABA成分を含まないston sを使用したため、この結果は深い呼吸を実践すること自体の効果であると考えられます。

結果①:アンケートによる主観データ
起床時の自身の睡眠を評価する心理尺度であるOSA調査票を用いたアンケート評価で、睡眠に関する主観的評価
比較しました。5つの睡眠因子のうち、以下の3つの睡眠因子において、通常睡眠と比較してston sを使用した方が有意に点数が高いことが確認されました。

Ⅰ.起床時眠気・・起床時の覚醒度
Ⅱ.入眠と睡眠維持・・寝つきの良さ・熟睡度
Ⅳ. 疲労回復・・起床時の疲労回復度(リフレッシュ感)

結果②:脳波による客観データ
脳波計を用いて睡眠中の睡眠ステージの判定を行いました。 その結果、通常睡眠と比較してston sを使用した方が有意に中途覚醒時間の減少、最も深い睡眠(ノンレム睡眠のステージ3(以下、「S3」))の割合の増加が見られました。さらに睡眠の質を左右する第1周期(「黄金の90分」)における最も深い睡眠(S3)の割合の増加も見られました。

結果③:自律神経による客観データ
自律神経計を用いて、就寝前30分間(ston sの使用条件は深い呼吸を実践した時点から就寝までの時間)の心拍変動(HRV)を解析しました。本検証では副交感神経系の活動状態を表すRMSSDというHRVの評価指標を採用しました。その結果、通常睡眠と比較してston sを使用した方が有意に心拍変動が高いことが確認されました。これは副交感神経が優先になっており、リラックス度が高いことを示唆する結果です。

 

株式会社BP&CO.代表 呼吸コンサルタント 大貫崇氏コメント

人間は寝ている間に約6000回は呼吸をしていると思われますが、この呼吸の質が悪ければ睡眠の質も悪くなると考えていました。ですが、寝ている間の呼吸にどうやって介入するかはなかなか難しい課題だったのです。呼吸サロンの現場では「よく眠れるようになった」というお声はたくさん頂いているのですが、今回の検証で、寝る前の深い呼吸の実践が実際に全体的に睡眠の質を向上させる結果が出たことで、ある意味ホッとしています。睡眠の質や寝ている間の呼吸はコントロールできない、と諦めるのではなく、寝る前の呼吸を整えてから寝る、そんな習慣が広がっていくことを期待しています。


株式会社ブレインスリープCOO 松井大樹コメント

今回の検証から、深い呼吸が睡眠に与える効果が可視化されました。 当初は睡眠の中でも"寝つき"の部分が良くなると想定しておりましたが、睡眠全体を通して睡眠の質が向上するという結果でした。さらにブレインスリープが重視している、睡眠の中で最も深く眠っている睡眠の第一周期「黄金の90分」でより深い睡眠の割合が増加したことが確認されました。今回は就寝前の深い呼吸の実践でしたが、深い呼吸を習慣化することの睡眠への長期的な効果ばど更なる良い影響が期待されます。

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