森ビルのオフィスワーカー向け睡眠プログラム「HILLS SLEEP WEEK」で睡眠偏差値が大幅に改善 満足度は80%!ワーカーの睡眠改善と生産性の向上に寄与

株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣田 敦、以下「ブレインスリープ」)は、東日本電信電話株式会社(以下「NTT 東日本」)と株式会社 NTT DX パートナー(以下、「NTT DXPN」)と連携し、森ビル株式会社(以下「森ビル」)が実施した「HILLS SLEEP WEEK」の監修及び検証運営を行いました。
「HILLS SLEEP WEEK」は、森ビルが睡眠の質の向上を通じてワーカーのパフォーマンスをアップさせることを目的として、11月1日(火)〜11月30日(水)の期間、同社社員および管理運営するオフィスで働くワーカー119名を対象に行われた取組みです。森ビルは「街(ヒルズ)に住み、働くことのすべてが「ウェルネス」に繋がる街づくり」を掲げており、本取組みもオフィスにおける新たな付加価値として、ウェルネスに関するコンテンツ、中でも睡眠をテーマとしたコンテンツの有効性を模索する取り組みとして実施されています。

 

概要
本取組みでは、ブレインスリープの、アンケート形式で睡眠をスコア化するサービス「睡眠偏差値for Biz※1」と睡眠計測デバイスの「ブレインスリープ コイン※2」を用いて1か月間の自身の睡眠状態の可視化に加え、睡眠意識向上のためのイベントや睡眠改善の効果が実証された特別コンテンツを提供しました。

【対象者】森ビルで働くワーカー、森ビル社員 計119名
【期間】2022年11月1日(火)~11月30日(水)
【実施項目】
1 主観データの取得:「睡眠偏差値for Biz」を活用し、プロジェクト前後に実施
2  客観データの取得:ブレインスリープ コインを活用し、プロジェクト期間内に実施
3  睡眠の専門家Sleep Planner※3に相談可能なコミュニティの形成
4  睡眠改善コンテンツの提供
5  睡眠意識向上のためのイベント開催
・「至福の睡眠ヨガ」提供(株式会社LAVA International)
・快眠メディテーション提供(TRUE NATURE MEDITATION LLC.)
6 結果報告会
※1ブレインスリープが提供する睡眠可視化Webサービス(https://brain-sleep.com/sleep-deviation/)
※2ブレインスリープが提供する睡眠計測デバイス&アプリ (https://brain-sleep.com/sleepcoin/)
※3ブレインスリープが認証する睡眠相談や改善提案が可能な睡眠の専門家Sleep Planner

 

プロジェクト結果
本取組みで確認された主な結果は以下の通りです。

❶睡眠偏差値の大幅な改善
睡眠偏差値はプロジェクト開始前の48.0と比べて、+6.3ポイントとなる54.3と大幅に改善しました。また睡眠時間においても、+6分改善されました。睡眠負債においては25分の改善が見られました。これは睡眠改善の知識を学び、コンテンツなどを活かして睡眠習慣を見直し、正しく習慣化することで、睡眠の質が改善された結果であると考えられます。

❷生産性の向上
オフィスワーカーにとって重要な指標の一つである生産性に関する数値の向上も見られました。身体と心の健康状態や脳の活性状態においてはそれぞれ+10.5ポイントが確認できました。また生産性において重要な指標である日中の眠気に関しては「日中眠くて仕事が進まないことがある」との回答が-22.9ポイントという結果でした。

❸行動変化と満足度
プロジェクト後のアンケートによると具体的に朝に日の光を浴びる、夕方以降カフェインを取らないなど日中の行動を意識すること、就寝する時間や睡眠時間を変えるなど、行動の変化が顕著に現れました。本プロジェクトの中で最も満足度が高かったのが、ブレインスリープ コインでの計測で、8割の人が参加してよかったと回答しています。具体的には毎日手軽に計測できることや自分の睡眠を蓄積していくことへの興味が高まっていったという意見がありました。また睡眠の悩みや課題について専門家に相談したいと思う人は6割以上おり、専門家への睡眠相談のニーズが高いことも分かりました。相談したい内容として、「睡眠が浅い」や、「疲れが取れない」、「夜中や早朝に起きてしまう」などが多く、睡眠時無呼吸症候群など睡眠障害のリスクを心配している人も一定数いました。

 

■森ビル担当者 申様のコメント
今回のプロジェクトでは、オフィスワーカーの皆さんに自身の睡眠について見直す機会を提供し、生活全般の質の向上を体感していただくことができました。コロナ禍を経て人的資本経営が注目されている中、その重要な要素の一つである「ウェルネス」という観点で、オフィスの新たな付加価値提供の可能性を模索する為に参画しましたが、次に進むための多くの気づきや糸口を得られました。これからこれらの知見を人々が快適に働くことのできる都市づくりに役立ててまいります。

 

■今後の展開
従業員の自主的な取り組みが大切である健康経営施策において、今回のプロジェクトにおける参加者の睡眠や睡眠計測に対する興味関心の高さからも、健康経営を睡眠という切り口として取り組むことが有効であると考えています。健康経営で多く用いられる主観で回答可能なアンケート形式の睡眠偏差値for Bizと、日々の睡眠を計測デバイスにより可視化できるブレインスリープ コインによる睡眠計測をかけあわせることによって、主観・客観の両軸から数値的に改善を可視化することができます。ブレインスリープは企業の従業員の睡眠の改善とそれによる健康意識の向上、さらにはプレゼンティズムを改善して、さらに多くの企業へ向けて睡眠偏差値for Bizとブレインスリープ コインの導入を進めてまいります。