睡眠コラム

動かず寝ることは悪いこと?自由に寝返りを打てる環境作りとは

快適な眠りのためには、首を休めてあげることができる枕環境が大事ですが、今回はより深い眠りを維持できるようにするために寝相に注目します。オリジナル枕開発などで今までになかった着眼点で睡眠姿勢を研究・指導されている16号整形外科院長の山田朱織先生から、「え!? それって間違っていたの?」という睡眠のコツを教えてもらいました。

行儀よく、動かず寝ることは悪いこと!?

昔から“寝相が悪い”=体に悪い、行儀が悪いと思われてきました。

よく「私はお行儀よく、寝返りは打ちません」とか「寝たときと同じ姿勢のまま朝起きます」という人がいますが、これは決して良いことではありません。

 

快適な睡眠を得るために、大切なのは、“いかに快適に寝返りを打てるか”ということ。人間は背骨がある脊椎動物です。背骨の中にある神経を休めていられるのは、体を横にした睡眠時なのですが、首だけでなく、体全体もじっとしていることがこの神経を休めていることにはならないのです。首も体も枕や布団の上で抵抗なく、自由に寝返りを充分打てることが、神経を休め、深い睡眠に繋がっているのです。ですから、じっと同じ姿勢で寝るという人は睡眠の体勢としてはつらい可能性があるという自覚を持った方がいいかもしれません。

また、朝起きて疲れが取れていないという人も自由に寝返りが打てていない可能性があるので、睡眠環境を見直す必要があるのです。

 

自由自在に動ける摩擦が少ない素材が大事

自由に寝返りを打てる環境作りというと、マットレスや敷きふとんを硬めにすることを連想する人も多いでしょう。でも、それだけではありません。いくつかのポイントをまとめてみました。

対策1  敷きふとんやマットレスは硬すぎず柔らかすぎずで

敷く物は、硬い方がいいと思っている人がいますが、一概にそうとも言い切れません。

腰は一番沈み込むので、その部分が“くの字”に沈み込まず、敷物の上で違和感なくコロコロと寝返りが打てるものを選ぶことが大事です。

 

対策2  シーツや寝間着はまとわりつかない素材で


寒い季節は、防寒でフリースや起毛した素材のシーツやパジャマを着ている人が多くいるようです。でも実は、あまりオススメできません。というのもフリースや起毛した素材は、摩擦が大きく、布団の中で体を自由に動かすことができません。できれば、シルクやサテンなど表面がツルツルした素材のシーツやパジャマを。布団の中で泳ぐように動ける素材が深い睡眠には重要です。

 

対策3  毛布は布団の中ではなく、布団の上に!

毛布が必須の寒い季節。どうやって使っていますか? 多くの人は、肌と布団の間に重ねて寝ているはず。でも、毛布が布団の中にあると体にまとわりつき、寝返りを邪魔してしまいます。寝返りを考えると、布団の上、一番トップに毛布を重ねるのがいいでしょう。この方が実は保温効果も高いことがわかっています。肌に触れる面はまとわりつきにくい羽毛ふとんなどにしましょう。

 

 

LET’S TRY 即実践のコツ

いい睡眠のコツ@寝具・寝間着偏

・敷きふとんやマットレスは硬すぎず柔らかすぎずで

・シーツや寝間着はまとわりつかない素材を選ぶ

・毛布は布団の中ではなく、布団の上にかける

睡眠の質を高めるなら!おすすめアイテムをチェック

ブレインスリープでは、お客様の睡眠に関するご要望やお悩みに合わせて、様々な寝具を開発しています。その中から、おすすめアイテムの特徴やポイントをご紹介します。

ブレインスリープ マットレス フロート

『ブレインスリープ マットレス フロート』は、特許申請中の最新技術“フロートテクノロジー”で、血流や体温を調整する、医療発想のメディカルマットレスです。

特徴1:“5つのグラデーション構造”で寝返りしやすい

医療や介護の現場で用いられる弾力性に優れたチューブ状の繊維が様々な方向に三次元に絡み合っているため、あらゆる方向から体を支え、体圧が均一に分散。中心部分が1番柔らかく、左右にいくほど弾力が高まっている“5つのグラデーション構造”で、適度な反発性と沈み込みすぎない弾力感があり、寝返りしやすいのが特徴です。

特徴2:肩、腰、脚部分のこだわり設計で、究極のリラックス姿勢

人が無重力空間で自然にとる中立姿勢から発想された、“呼吸をサポートしてくれる肩の部分”、“3層の高い弾圧素材で支えるようにフィットする腰元”、“腰元よりも4cm高く設計されている脚の部分”の3点で支えてくれるので、横になるだけで無意識に究極のリラックス姿勢をとることができます。
この姿勢は、日中溜まっていた血液や老廃物が循環しやすくなり、疲労やむくみなどの軽減効果も高まると考えられています。全身の緊張を和らげてストレス軽減につながると同時に、呼吸が深くなり酸素を多く取り込むことで、朝スッキリとした目覚めに。
また、90%以上が空気層でできているので、睡眠時に発生する熱や湿気がこもらず、快適な睡眠環境を作ります。

特徴3:マットレス本体をシャワーで丸洗いできる

枕と同様に、シャワーで簡単に洗うことができます。汗や皮脂を吸収しやすいマットレスを定期的に丸洗いすることで、ダニやカビの発生を抑制。

また、ブレインスリープの調査によると、低反発素材やコイル内蔵のマットレスに比べて、ポリエチレン素材の『ブレインスリープ マットレス』の方が、通気性、体圧分散性、寝返り、清潔さ、持ち運び、耐久性に優れることがわかりました。さらにウレタン素材や羽毛敷布団に比べ、体の沈み込み量が低いこともわかっています。そのため、体への負担が少なく、心地よい睡眠を実感できます。


ブレインスリープ コンフォーター オールシーズンズ

『ブレインスリープ コンフォーター オールシーズンズ』は、宇宙服のために開発された革新的な調温技術を採用。独自のマイクロカプセルが温度変化に応じて個体と液体に変化し、吸熱、蓄熱、放熱を繰り返します。

特徴1:暑い時は涼しく、寒い時は暖かい

暑い時は余分な熱を吸収し、寒い時は貯蓄した熱を放出するので、寝床内の快適温度(33℃±1℃)をキープ。さらに、接触冷感と暖かい起毛素材のリバーシブル構造なので、夏は涼しく、冬はインナーケットとして、一年を通して使用することができます。

特徴2:リバーシブル構造で365日手放せない

暖かい季節は季節に合わせて生地の表裏を使い分け。 暖かい季節はさらっとした接触冷感生地を肌側に、寒い季節は柔らかくてなめらかなピーチスキン生地でやさしく包み込みます。

特徴3:イージーウォッシュで毎日清潔に

家庭用洗濯機で丸洗いができるので、いつでも気軽に洗えて清潔です。

ブレインスリープ リカバリー ウェア

レアメタルの疲労回復力を纏う、睡眠のためのリカバリーウェアです。

特徴1:独自のリカバリー素材「Medic Ge」

リカバリー効果のある特殊なゲルマニウム処方【Medic Ge】を施した生地を使用しています。ゲルマニウムは希少性の高い鉱物でレアメタルに数えられます。また、生地への後加工とは異なり、ゲルマニウムを繊維自体に練り込んでいるため、着用や洗濯を繰り返しても流出してしまうものではありません。
(ただし、通常の生地同様に生地の経年劣化はあります)

特徴2:着るだけで血行促進し、疲労をフルリカバリー

着るだけで、『血行促進』『筋肉の疲れ緩和』『筋肉のコリをほぐす』『疲労回復』の効果があります。限られた睡眠時間でもしっかり回復ができ、身体のコンディショニングを整えることで明日へのエネルギーチャージができます。

特徴3:ストレスを感じないリラックス仕様

人は睡眠中、一晩に10~30回ほど寝返りをするといわれています。寝返りは、睡眠中に圧力のかかった部位をほぐし、寝床内の空気を入れ替えるなどの効果があります。その必要な寝返りのストレスをケアしたリラックス設計をしました。

アームホールを大きめに設定したり、ゴムやリブによる締め付けを極力少なくしたり、睡眠特化のウェアで睡眠中の必要な寝返りも妨げません。

特徴4:睡眠中の嫌なムレ感を解消

吸水性のあるコットンと吸湿性のあるレーヨンを、丈夫で速乾性のポリエステル糸と交編したオリジナル生地が吸湿性を高めて睡眠中の大敵の湿気もしっかり対策します。睡眠のためのベストな繊維の組合わせを追求しました。

 

<Writer>

ブレインスリープ編集部