夕方になると、重力によって余分な水分が体の下の方に溜まるため、足のむくみや疲れが気になるもの。特に立ち仕事やデスクワーク中心の仕事をしている人に多い悩みです。
そんな時は、足を心臓よりもやや高くして寝るのがオススメですが、間違った姿勢や方法で足枕をしてしまうと、効果がないどころか体を痛める恐れがあるので注意が必要です。この記事では、足を上げて寝ることで、どんな効果やメリット、デメリットがあるのかについて解説します。
目次
足を上げて寝る効果とは?
横になった時、足を心臓よりも高い位置に上げて眠ることで、滞りがちな血液やリンパの流れ、体の下の方に溜まった余分な水分や老廃物をスムーズに流すことができるため、足のむくみの改善が期待できると言われています。
足を上げて寝るメリット
立っている時、体の水分や血液は重力の影響を受けるため、下の方に溜まりやすいのですが、通常、ふくらはぎの筋肉がポンプ役となって心臓に戻してくれています。
横になった時は、心臓と足の位置がほぼ同じ高さになるので、立っている時よりも水分や血液が心臓へ戻りやすくなります。その際に、少しだけ足の位置を心臓よりも高くすることで、足に溜まった水分や血液をよりスムーズに心臓へ戻すことができるため、足のむくみ解消や疲労回復につながるとされています。
また、睡眠時に足を上げるだけという簡単な動作なので、誰でも気軽に取り入れることができるのも、足上げのメリットと言えそうです。
足を上げて寝るデメリット
簡単にできる足上げですが、正しく行わないと体を傷める可能性があるので気をつけましょう。
まず、足首や足先だけを上げるのではなく、ふくらはぎを含む脚全体を上げることが大切です。足首や足先だけが上がっている場合、膝や腰に余計な負担がかかってしまいます。
足を上げる高さは、低すぎては効果を感じることができず、反対に高すぎては足に血液が回りにくくなったり、足を上げた姿勢を維持するために負担がかかります。むくみがとれないだけでなく、体圧をうまく分散できないため、腰痛の悪化や、疲労の蓄積の原因となるので気をつけましょう。同様の理由から、横になりながら足を壁に立てるような姿勢は、数分程度行う分には構いませんが、長時間続けるのはやめましょう。
足を上げて寝る方法
足を心臓よりもやや高くした状態で眠る方法をご紹介します。
1:足枕(フットピロー)を使う
足枕(フットピロー)は、横になった時に足を乗せて使用する枕のことで、様々な形や大きさ、高さの商品が販売されています。
傾斜型・波型・円筒型・凹型・巻きつけ型など、複数の形状があるので、お好みで選びましょう。小さいサイズの足枕では、寝返りを打った際に足が落ちてしまうかもしれないのでオススメできません。寝返りを打っても寝姿勢が崩れないように、幅の広いタイプで、安定感のある足枕にしましょう。
市販の足枕には、高さの高すぎる商品もあるので注意が必要です。高さが合わないと、寝姿勢が崩れて腰に負担がかかったり、スムーズな寝返りが打てない原因となります。
2:電動ベッドを使う
足を上げられるタイプの電動ベッドを使う方法もあります。その日の体調や好みに合わせて高さを調節することができ、寝返りを邪魔することもないので、快適な睡眠を得ることができます。
ですが電動ベッドは何十万円〜など、高価格な商品が多いので、足を上げて眠るだけのためにはコスト面で気軽に購入することができないのが難点です。
3:足元に高さがあるマットレスを使う
足元が少しだけ高くなっているマットレスなら、寝返りによって足枕が外れてしまう心配もなく、横になるだけで理想的な寝姿勢を保つことができます。
『ブレインスリープ マットレス フロート』なら、足のむくみを改善してくれるだけでなく、快眠を手に入れることもできるのでオススメです。
『ブレインスリープ マットレス フロート』は、特許申請中の最新技術“フロートテクノロジー”搭載。人が無重力空間で自然にとる中立姿勢から発想された、医療発想のメディカルマットレスです。
“呼吸をサポートしてくれる肩の部分”、“3層の高い弾圧素材で支えるようにフィットする腰元”、“腰元よりも4cm高く設計されている脚の部分”と、3つに分かれているため、横になるだけで、日中溜まっていた血液や老廃物が循環しやすくなり、疲労やむくみなどの軽減効果が高まると考えられます。
また、体の凹凸に合わせて、高い弾力性を保つチューブ状の素材が様々な方向に三次元に絡み合っているため、あらゆる方向から体を支え、体圧が均一に分散。中心部分が1番柔らかく、左右にいくほど弾力が高まっている“5つのグラデーション構造”です。
ポイント2:通気性がよく快適な睡眠を得られる
独自の三次元構造体“グリーンファイバー”を採用。医療や介護の現場で用いられる弾力性に優れたチューブ状の繊維を、空気を含ませるように立体的に組み合わせることで、高弾力と超通気性を実現。90%以上が空気層でできているので、睡眠時に発生する熱や湿気がこもらず、快適な睡眠環境を作ります。
また、自宅のシャワーで簡単に洗うことができるのでダニやカビの発生を抑制。さらに、40〜50度のお湯で洗うことで購入時のふっくらとした状態に戻る記憶形状構造なので、長期間、理想的な状態でマットレスを使用することができます。
ブレインスリープの調査によると、低反発素材やコイル内蔵のマットレスに比べて、ポリエチレン素材の『ブレインスリープマットレス』の方が、通気性、体圧分散性、寝返り、清潔さ、持ち運び、耐久性に優れることがわかりました。さらにウレタン素材や羽毛敷布団に比べ、体の沈み込み量が低いこともわかっています。そのため、体への負担が少なく、心地よい睡眠を実感できます。
自分に合ったスタイルで試してみる
足を上げて寝ることのメリットやデメリット、方法などをご紹介しました。睡眠時に血流をよくすることで足のむくみや疲れが軽減し、睡眠の質や日中のパフォーマを改善することができますが、足を高く上げすぎてしまうと寝苦しく、体に負担がかかるので気をつけましょう。
人によって体格や眠っている時に快適な寝姿勢が異なるため、心地よい足先の高さは個人差があります。この記事を参考に自分にとって一番しっくりと合う方法を試してみてください。

<Writer>
ブレインスリープ編集部