睡眠コラム

うつ病と不眠症には関係性が!眠れない時はどうしたらいい?

うつ病の患者は多くの場合、眠りつくことができない、目覚めの時間が早いなど不眠の症状を訴えます。

不眠はうつ病を悪化させ、睡眠障害が続くとうつ病になる可能性があるのです。

今回は早期に発見できるように、うつ病と不眠症が引き起こす睡眠習慣の変化やそれぞれの関係性などを説明していきますね。

もしもの時のために、この記事でうつ病と不眠症がどう密接に関係しているかを知り、なるべく早い段階で処置が取れるようにそれらの関係性を理解しましょう!

1.うつ病と不眠症はそれぞれどんな病気?

うつ病と不眠症はどちらも精神、肉体的に何かしらの機能障害を引き起こす病気です。

脳の機能が正常に働かず、集中力が低下、疲労感、活量が失われるなどして、普段の生活に支障をきたします。

気持ちが沈んでしまう「うつ病」と、思うように眠りつくことができない「不眠症」について、以下でどのような症状を発症してしまうのかを説明しますね。

1-1.うつ病:気持ちが常に沈んでしまう

うつ病は身体的・精神的なストレスといったなどが要因となり、脳に何らかの問題を引きおこす機能障害です。

これは神経伝達物質であるドーパミン、セロトニンやノルアドレナリンのバランスが崩れ、脳が正常に働かなくなり、常に気分が沈んでいたり何もかも楽しむことができない症状が一定期間発症します。※1

しかし、うつ病は、日常で感じるような一時的な落ち込みなどではありません。

症状は、抑うつ気分、不安・安生といった心の症状だけでなく、睡眠障害、食欲の減退、倦怠感など身体にも影響を与えます。

言葉で表現するのが難しいくらい感情を喪失し、毎日心や身体に何かしらの問題を抱えてしまうのが、うつ病なのです。

1-2.不眠症:思うように眠れない日が続く

不眠症とは睡眠障害のひとつで、快眠を得られない、なかなか寝付くことができず、日中に眠気、倦怠感や意欲の低下などに繋がる心や体の病気です。

その他にも食欲不振、めまい、抑うつしなど多岐にわたる症状は入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒といった3つのタイプに区別されます。

不眠症は、ただ単にぐっすり眠ることができないことではなく、日中に何かしらの不調が出ることが問題です。

長期間にわたり社会生活に不調を及ぼしている、生活の質が著しく低下している場合は、不眠症の可能性があります。

また、薬物や生活リズム、環境の変化などにより、目覚めが悪いケースも見られるので、良質な睡眠を取れていないのであれば、専門医に診察してもらう必要がありますね。

2.うつ病と不眠症にはどんな関係性がある?

うつ病を抱えている方には不眠症に該当する症状が多く見受けられます。

また、十分に睡眠をとることができない生活や精神的に不安やストレスを抱え続けていると、うつ病を悪化させる原因にもなりかねません。

既に眠れない日々が続くことで、うつ病を発症する可能性があることは明らかになりつつあります。

そのため、眠りが浅い、朝早く目覚めてしまうといった不眠症状がある場合は、早期に適切な対処をすることが悪化を防ぐために有効です。

うつ病と不眠症は密接に関係しているため、思うように眠れない日々が続いたり、熟睡感を得られていなかったりするのであれば、早い段階で医療機関に訪れることは効果的でしょう。

2-1.不眠症状がうつ病の再発目安になることもある

睡眠を十分に確保できているにもかかわらず、再度眠れない日々が続いている場合、うつ病の状態を再発している可能性があります。

特に「うつ」とストレスは関連性が強いため、何らかの強いストレスがかかったときには、うつ状態をぶり返しかねません。

特に脳の疲労が限界に達していたり、生活リズムが崩れていると再発してしまいます。

睡眠状態を少し意識するだけで早期発見にもつながりますし、それが再発の目安と考えられるので、一度患った方は再発予防のためにも、定期的に睡眠習慣を確認するようにしてください。※2

2-2.うつ病と不眠症の悪循環に陥る

うつ病には「すぐに眠ることができない」「なかなか寝入れない」などといった睡眠障害が見受けられます。特に入眠前に翌日の不安などからネガティブ思考に陥ってしまうことも珍しくありません。

また、寝たい時間に眠ることができても、何度も何度も夜中に目覚めてしまい、ぐっすりと眠ることができず疲労が抜けなかったということもあります。

さらに、重度のうつ症状になると生活リズムが乱れ、行動選択の停止など睡眠障害だけでなく、社会生活で必要な能力を一時的に失ってしまう可能性もあるので注意しましょう。

睡眠が取りづらくなっているのであれば、悪循環に陥る前に医療機関に相談することも検討してくださいね。

3.うつ病の原因にもなる不眠症の3つの症状

うつ病の原因となると考えられる不眠症には、3つの症状があるとされています。睡眠の質が低下していることで、食欲の増進、定期的に体調を崩す、集中力の低下など悩みは尽きません。

さらに重症化すると突然体が動かなくなったり、運転中に眠ったりしてしまうこともあるので、早期に不眠症状を疑い、適切な治療を施すことはとても大切です。

今回は入眠障害、中途覚醒、早期覚醒といった3つの症状を説明していきます。

3-1.入眠障害:なかなか眠りに入れない

入眠障害とは、布団の中に入っても眠りにつくことができない、眠るまで30分〜1時間以上かかり、それが苦痛となっている状態です。

この症状は不眠を訴える方の中でも、特に多い症状とされています。

例えば、23時に布団に入って、眠ったのが午前1〜2時の間など、眠ろうとしても眠れないのが特徴です。

いわゆる「寝つきの悪い」状態が定期的に続くのであれば、入眠障害の可能性があります。

3-2.中途覚醒:眠っているのに目が覚める

中途覚醒とは、夜中に目が覚めてしまい、その後再度眠ることができない状態です。これは加齢に伴い眠りが浅くなりがちな、高齢者に方に多く見受けられます。

この症状は睡眠時無呼吸症候群といった睡眠障害、脳変性疾患、うつ病を抱えている人に出やすいので注意しましょう。目が覚めてからもう一度眠りにつくことが難しい場合は、中途覚醒の症状を抱えているかもしれません。

3-3.早朝覚醒:予定時間よりも早く目が覚める

早朝覚醒とは、起きたいと考えている起床時間より早く目が覚めてしまう状態です。

「もっと眠りたい」という自分の気持ちとは裏腹に、予想以上に早く目が覚めてしまい、二度寝しようと思っても眠ることが難しいという症状ですね。

早く目覚めてしまったことで、仕事や学業に取り組んでいるときに極度の眠気や疲労感が続き、活力のない日々を過ごします。

もし予定時間より早く目覚めても、普段通りに活動できたのであれば、問題ないと言えるでしょう。

4.うつ病と不眠症の治療は無理しすぎないことも大切

うつ病と不眠症の治療は無理をせず、ゆっくり治療する考え方が大切です。うつ病が回復に向かっている時に重要なことは、最初から100%を目指すことをしないこと。

例えば、何かをやってみて「楽しめた部分はなにか」「気持ちはどうだったか」を自分自身と相談しながら時間を過ごし、徐々に負荷を上げるなどして、調整しながら様々なことに取り組みます。

一歩ずつ進みながら様々な感覚を取り戻し、正常な状態になるためにも無理しないで自分のペースで進んでいくことが近道かもしれません。

まとめ:うつ病と不眠症の関係性は深い

うつ病と不眠症の関係性の深さが分かりましたね。

うつ病の初期症状として、眠れない、朝早く目覚めてしまうような不眠症状が重要なサインです。

最後に今回の記事をまとめておきましょう。

  • うつ病と不眠症は密接に関している
  • 不眠のサインはうつ病の初期症状
  • 不眠症はうつ病を再発させる可能性がある

うつ病と睡眠は密接に関しているため、気分が上がらない、朝から気分が沈んでしまう、夜中に目覚めてしまうなど不眠にまつわる症状を患った場合、うつ病もしくは不眠症が進行しているかもしれません。

もし睡眠の質が低下している、ぐっすり眠れないなどいった症状がある場合は、お近くの医療機関に足を運んで適切な処置をとりましょう。

睡眠の質を高めるなら!おすすめアイテムをチェック

ブレインスリープでは、お客様の睡眠に関するご要望やお悩みに合わせて、様々な寝具を開発しています。その中から、おすすめアイテムの特徴やポイントをご紹介します。

ブレインスリープ ピロー

ブレインスリープの看板商品『ブレインスリープ ピロー』は、ベストセラー『スタンフォード式 最高の睡眠』の理論を基に、脳と睡眠研究によって開発されました。睡眠の質を左右する「黄金の90分」に注目し、脳を冷やすことで睡眠の質を高める枕です。

特徴1:オーダーメイドのようなフィット感で、首や肩が痛くならない

独自の3層構造が特徴。1番上のふんわりとした層が、自分の頭の大きさや重さに合わせて変化するため、オーダーメイドを超えるフィット感を感じることができます。
また、中心部分が1番柔らかく、左右にいくほど弾力が高まっている“9つのグラデーション構造”になっているため、仰向け・横向き・うつ伏せなど、どのような寝方にもフィットします。さらに横幅60cmと幅広設計なので寝返りしやすく、睡眠の質が高まります。

特徴2:脳を冷やして早く、深く眠れる

脳を冷やすと、眠り始めの90分の睡眠が深くなり、眠りの質が良くなります。この90分の質が悪いと、その後何時間寝ても睡眠の質が悪いとまで言われているほど。ポリエチレンを編み込んで作られる『ブレインスリープ ピロー』は、枕に使用されることの多いウレタンやフェザーなどの他素材と比べて、長時間眠っていても高い放熱量を維持することができるので、頭部の温度を低く保つことが可能。熱や湿気が睡眠を邪魔することなく、快適に睡眠できます。

特徴3:自宅で丸洗いできるからいつでも清潔

ポリエチレンを編み込んでできているため、汚れが素材にしみ込んで取れないということも起こりにくく、シャワーで簡単に汚れを落とすことができます。3か月に1回程度のお手入れがおすすめですが、自宅で手洗いできるので、汚れや臭いが気になった時に丸洗いし、いつでも清潔な状態をキープ。また、枕カバーは洗濯機で洗うことができます。

さらにダニやカビが発生しにくい素材なので、ハウスダストやアレルギーをお持ちの方や、お子様と一緒に寝ている方が安心して使用できるのも嬉しいポイントです。

ブレインスリープ マットレス プレミアム フロート

「ブレインスリープ マットレス プレミアム フロート」は、9層構造が多方向から身体をしっかり支えることによる超・体圧分散と、NASAが提唱する究極のリラックス姿勢の再現により、身体の負荷を軽減するマットレスです。

特徴1:新感覚の弾力。9層構造のハイブリット反発で身体の負荷を軽減

一方向だけではなく、無数の繊維があらゆる方向から立体的に身体を支えるハイブリッド反発が、部位によって異なる重さや面積に最適に反応。さらに独自の9層構造が重力を吸収してその力を反発力に変換。しっかりと身体を支えて正しい寝姿勢を保ちます。

特徴2:NASAが提唱する中立姿勢を再現。究極のリラックスへ

宇宙空間で身体を預けると、自然と肩が内側に入り、脚が上がった体勢になります。これは、身体に最も負担の少ない姿勢だとされています。本製品は独自の三次元構造体によって、浮遊するかのような反発と肩・腰・脚に合わせた最適な硬さを形成し、重力から解放された究極のリラックス姿勢へと促します。

特徴3:脚をあげることで巡りを高める。

脚部が胸元より4cm高く設計されており、血流が胸元に循環しやすくなります。

特徴4:抜群の通気性で熱がこもらず快適

良質な睡眠を得るためには、寝床内の温度と湿度を適正に保つことが重要です。90%以上が空気層でできているので、睡眠時に発生する熱や湿気がこもらず、快適な睡眠環境をつくります。

特徴5:シャワーで水洗いできて清潔。

カバーは取り外して洗濯機で洗えることはもちろん、マットレスの中材も全て洗えます。中材はシャワーで汚れを洗い流せて、シャワー後は日陰干しをするだけで簡単です。

ウレタンやコイルのマットレスは、通気性が悪く湿気や熱が溜まりやすいためマットレスの中でダニやカビが発生しやすいです。ブレインスリープのマットレスは通気性がいいのでダニやカビが発生しにくいうえに、ハウスダストやほこりが気になったらいつでも洗えるので清潔な状態を維持できます。

 

ブレインスリープ コンフォーター パーフェクト ウォーム EX

「ブレインスリープ コンフォーター パーフェクト ウォーム EX」は、羽毛も毛布もいらない、これ1枚で冬の睡眠が快適になる究極に暖かい掛け布団です。

特徴1:羽毛を遥かに超える究極の暖かさ

その秘密は、熱を逃がさない9層魔法瓶構造。冷気を遮断するアルミプロテクター・驚異の吸湿発熱力を誇るカポックヒートEX・希少なレアメタルにより体温を反射するリカバリーインサレーションなど、先進テクノロジー素材をレイヤード。9層構造が熱を保温し、暖かい熱を逃しません。羽毛布団の中でも高品質と言われるグースダウン羽毛布団と比較して、約120%の保温性を実現しています。

特徴2:気持ちよく、ムレない究極の寝心地

カシミヤに極限まで近づけた特殊繊維構造の毛布生地で、まさにカシミヤの様な柔らかで滑らかな風合い。さらに、独自開発した肌面の毛布生地は、極上の気持良さ・ムレにくさ・吸湿発熱性機能を兼ね備えて、入った瞬間からの暖かさを実現します。

特徴3:自宅の洗濯機で丸洗い可能

丸ごと洗えて、清潔加工。オフシーズンにはコンパクト収納も可能。抗菌よりも強い制菌性で、ふとん内部の菌の増殖を抑制し、汗の嫌な臭いも消臭。しかも、抗ウィルス機能で究極の清潔さを保ちます。

特徴4:さらにわた埃の発生を約96%軽減。ハウスダストの心配も不要

ふとんから発生するわた埃を最小限に抑えることにより、毎日安心して睡眠できます。

ブレインスリープ コンフォーター オールシーズンズ

『ブレインスリープ コンフォーター オールシーズンズ』は、宇宙服のために開発された革新的な調温技術を採用。独自のマイクロカプセルが温度変化に応じて個体と液体に変化し、吸熱、蓄熱、放熱を繰り返します。

特徴1:暑い時は涼しく、寒い時は暖かい

暑い時は余分な熱を吸収し、寒い時は貯蓄した熱を放出するので、寝床内の快適温度(33℃±1℃)をキープ。さらに、接触冷感と暖かい起毛素材のリバーシブル構造なので、夏は涼しく、冬はインナーケットとして、一年を通して使用することができます。

特徴2:リバーシブル構造で365日手放せない

季節に合わせて生地の表裏を使い分けることができます。 暖かい季節はさらっとした接触冷感生地を肌側に、寒い季節は柔らかくてなめらかなピーチスキン生地でやさしく包み込みます。

特徴3:イージーウォッシュで毎日清潔に

家庭用洗濯機で丸洗いができるので、いつでも気軽に洗えて清潔です。

【参考文献】
※1 厚生労働省 不眠症
※2 うつ病と不眠症の相関関係

 

 

<Writer>

ブレインスリープ編集部