脳と睡眠を科学する「ブレインスリープ」とトップアスリートを支え続けた「コラントッテ」が休息専用ウエア「スイッチングウェア」の効果検証を実施活動量計・主観的評価において睡眠改善効果を確認

株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:道端孝助、以下「ブレインスリープ」)は、磁気健康ギア「Colantotte(コラントッテ)」の製造・販売元である株式会社コラントッテ(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:小松 克已)が販売する『毎日の疲れをケアして、ベストな明日をつくる』をコンセプトとしているブランド「コラントッテレスノ」スイッチングシャツの睡眠への効果検証(以下「本取組み」)を行い、睡眠潜時*1・離床潜時*2・睡眠効率*3の改善に寄与している可能性が確認されました。

*1 睡眠潜時:就床から入眠までに要した時間
*2 離床潜時:最終覚醒から起床までの時間
*3 睡眠効率:就床時間に対する睡眠時間(中途覚醒時間を除く)の割合

 

  • ブレインスリープ×コラントッテ取り組み背景

ブレインスリープは、OECD加盟国の中で睡眠時間が最も短い日本の睡眠課題を解決するために、睡眠医学に基づいたプロダクト開発、正しい睡眠情報の発信、睡眠に関する正しいエビデンスの取得支援を行っています。

この度、磁気健康ギアを核とした健康関連事業を手掛けるコラントッテ社の製品、血行を促進しリラックスをサポートする休息ウエア「スイッチングウェア」の睡眠への効果に関する検証を行いました。ブレインスリープが行った全国1万人を対象とする睡眠偏差値調査によると、首筋・肩・腰の痛みを訴える方は70%を超えており、痛みの頻度と睡眠偏差値にも明確な相関が確認されています。現代社会において、多くの人が抱えている悩みであるコリを緩和することは、睡眠改善にも繋がることが期待され、その効果を可視化するために本検証を行うに至りました。

 

  • 「Colantotte RESNO」スイッチングウェア

コラントッテ社は医療機器として認証された磁気健康ギア「コラントッテ」を中心に、エビデンスを取得した本物の製品開発に尽力しています。また、Colantotteブランドの新しいブランドとして、2019年4月から「今日の疲れをケアして、ベストな明日をつくる」をコンセプトに掲げた「Colantotte RESNO」を立ち上げ、血行を促進しリラックスをサポートする休息ウエア「スイッチングウェア」の展開を行っています。

コラントッテ社によると、医療用機器認定を取得しているスイッチングウェアには以下2種類の特長があります。
① 磁気を含んでいること
180mT(1800G)の永久磁石をコラントッテ独自のN極S極交互配列することで、点ではなく面で作用し、より大きな効果が期待できます。血流に対して効果が発揮されやすいところに磁石を配置し、着用するだけで広範囲に磁力が影響して血行を促進、筋肉のコリを改善します。(コラントッテ社HPからの抜粋)
② 生地裏の特殊凹凸加工を施していること
凹凸を施した生地Switch-TexTM(スイッチテックス)が、「軽擦法*4」のような感覚でソフトに肌に触れます。
体の動きにともなって皮膚と擦れることで、心地良いリラックスタイムへと導きます。(コラントッテ社HPからの抜粋)
*4 軽擦法:「浅部マッサージ」とも呼ばれる、秒速5cmほどのゆっくりとしたペースで皮膚に触圧覚刺激を加える手技

 

  • 検証内容

本検証では、上述の磁気および特殊凹凸加工を施されたスイッチングウェアによる血流改善の睡眠状態への影響を検証しました。30~50代の男女17名を対象に、スイッチングウェアを含む3種類の異なるシャツを着て就寝し、睡眠状態を測定いたしました。対象となる3つのシャツについては以下の通りです。
① 綿ポリシャツ:綿・ポリエステル素材の市販品(磁気なし、凹凸加工無し)
② 磁気シャツ:綿・ポリエステル素材・磁気を含むものの、凹凸加工のないシャツ(磁気あり、凹凸加工無し)
③ スイッチングウェア:対象製品(磁気あり、凹凸加工あり)
睡眠状態の評価は、客観的指標として活動量計による測定、主観的指標としてVAS(Visual AnalogueScale)法も用いたアンケートにより実施しました。

 

  • 検証結果

結果①:活動量計による客観データ
磁気を含んだ磁気シャツ・スイッチングウェアともに、睡眠潜時および離床潜時が短縮する傾向が見られ、その結果として睡眠効率にも改善傾向が見受けられました。また、スイッチングウェアのみいずれの指標においても統計学的に有意なレベルで改善効果が確認されました。

 

結果②:VAS 法を用いたアンケートによる主観データ
起床時に行った被験者への質問からは、「目覚め」「疲労感の軽減」「肩こりの解消」に関して、スイッチングウェアでは綿ポリシャツに対して、統計上の有意差が確認されました。客観的評価で確認された「離床潜時」の改善効果が、主観的評価でも同様に確認されています。ただし、「睡眠潜時」の改善と関連する「寝つきに関する」質問では、統計上の有意差は確認されていません。

 

結果に関する考察
上記の検証の結果、磁気を含んだ2種類のシャツ(磁気シャツ・スイッチングウェア)は、一般的な綿ポリエステル素材のシャツと比べて、睡眠潜時、離床潜時、睡眠効率といった睡眠指標の改善に寄与している傾向が見受けられ、「スイッチングウェア」においては、綿ポリシャツと比較した際に統計上の有意差が確認されました。

本検証の特質すべき点として、「綿ポリシャツ」と比較した際、「スイッチングウェア」のみ睡眠潜時・離床潜時・睡眠効率が有意に改善したことから、それらの効果に関しては「磁気シャツ」より「スイッチングウェア」の方が高かったと類推されたことにあります。スイッチングウェアは、磁気に加えて特殊な凹凸加工が施され軽擦法の効果が見込まれるため、その効果が睡眠指標の改善に寄与したと考えられます。

 

試験概要
被験者:30~50代 男女17名
試験方法:クロスオーバー試験
測定項目:VAS(Visual Analogue Scale)評価、活動量計
試験品:
‐ 綿ポリシャツ:綿・ポリエステル素材の市販品(磁気なし、凹凸加工無し)
‐ 磁気シャツ:スイッチングウェアと同様の素材・磁気を含むものの、凹凸加工のないシャツ(磁気あり、凹凸
加工無し)
‐ スイッチングウェア:対象製品(磁気あり、凹凸加工あり)

 

【ブレインスリープ社(最高研究顧問/西野精治氏)コメント】
睡眠は、室温や湿度などの外的、心配事や緊張などの内的、体の痛みなどの身体的な要因により容易に影響を受けます。寝具やパジャマなども外的な要因として睡眠に大きな影響を与えることが分かっています。磁気が皮膚血流に影響を与えることより、磁気をもった素材を着用することが睡眠に影響を与えるのではと推測できますが、そういった効果の検証はほとんどされていません。今回、磁気あるいは、さらに、磁気に蝕圧刺激を与え得る素材着用により、寝つきや目覚め、睡眠の質が改善したという結果は注目すべきことで、今後、睡眠科学領域においてもさらなる開発や応用に期待が持てます。

<西野 精治>
スタンフォード大学医学部精神科教授、同大学睡眠生体リズム研究所所長
株式会社ブレインスリープ 創業者 兼 最高研究顧問
認定資格 精神保健指定医、日本睡眠学会専門医、産業医、医師、医学博士

 

■共同検証パートナー
株式会社コラントッテ
代表取締役社長 小松 克已
〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場 2 丁目 10 番 26 号 コラントッテビル
TEL:06-6258-7350(代表) FAX:06-6258-7360
事業内容:健康関連製品事業(家庭用永久磁石磁気治療機器、ヘルスケアグッズなどの製造・販売)
URL: https://colantotte.co.jp